オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE91B配線術、オリジナル配線に異議申す

2020年07月20日 12時31分42秒 | オーディオ

思い起こせば20数年前に、友達がA4を鳴らすべく、ML2Lやジェフローランドなど様々なアンプを使ってみて

トランジスターではだめだ、となり

 

真空管しかないと、ALTEC等々様々なアンプを使いこんできて

悩んだ末最終結論として、やはりWEしかない

 

よし!WSIのWE86を買おう、となり

 

 

購入時、私もお供について行って、

 

殆ど知識もないのに勢いで買ってしまったモノ

 

 

20年前にそんな経緯でレプリカのキットを手に入れましたが


正直その当時は無理すればまだオリジナルも手にすることは出来た時期でした

 


オリジナル91Bは確か球無しで190万円程度だった気がします、でもやはり高額でしたね、


あの時私はMLASからチェロパフォーマンス・パレット等に変えて私のオーディオ絶頂期でもあった時期でした

当時のサブシステム的な存在での91B購入でしたので、

オリジナルも一応は検討はしましたが、延々と続くチェロのローンの事を考えると、

とてもオリジナル91bには手が出ませんでした

 

でもキットとはいえ、

標準の物とは違い、とても高額なスペシャルモデルになってしまいました

 



購入したのはこの管球王国の記事の前だった気がします、

この記事があればもっと綺麗にできたのに―と悔やんだ記憶があります、

このスペシャルモデルの更に抵抗がWE板抵抗になったのが我がモデル

 



実は20年前もワイヤリングには悩みました、

当時このキットは忠実にオリジナルを復元した91Bというのが最大の売りでした

 

オリジナル配線は信号も、ACも、アースも、同一ハーネスに束ねていましたが、

 

リアルに再現された筈のWSI91Bなのに、アース線は短く効率的に



ACラインは信号から分けて、ネジって配線を勧められて当時組み上げました

 

当時の説明では、アース線で音質は変わりませんよ、無駄に引き回すより効率的ですよ

 

等々の説明があり、付属の立体配線図に従い、当時は組み上げました

 

その後付属の撚線から、古の撚線、古の単線へとワイヤーを何度も変えてきました

 

付属の新しい撚線は論外、

でも俺はワインはボージョレ―ヌーボーじゃないと飲まない!

と言われる方はいいかもしれませんね

古の撚線と古の単線の違いは「エネルギー感」

 

撚線だと膨らんで出る低音「どわーん」

単線だと一塊になって一気に出る「ドカン」

 



そんな違いです、勿論ほかの帯域も単線のほうが引き締まっていいというより

 

WE91Bの良さ「エネルギー感・躍動感」は単線じゃないと出ない、

と言っても良いくらい違いました

 

 

何度も部品を変えたりしながら20年楽しんできましたが



いよいよ最後の仕上げ、古のナッソーハンダと

 

古のオリジナルワイヤリングと、

レーシングを行うことにしました

でも、どうしてもオリジナル部品が手に入らないものもあり

 

完全にオリジナル通りとはいかなかったです

 

入力トランスもオリジナルは285E、WSIのスペシャルは618C、私は618Bです

 

入力信号の位置もオリジナルは正面右端から入り、内部でシールドされて反対側の左端のトランスに入ります

 

最近のレプリカも同じように右から入ってシールドパイプを通って左側にもっていっていますが

これはどう見ても左側に入力信号が入ったほうが良いのではないかと・・・・・、

 

まあ穴を開けなおすのもシールドパイプで引き回すのも面倒なのでここはオリジナを省力ってことでがまん

 

 

 

それともう一つ、どうしてもオリジナルで許せない配置があるんです

 

オリジナルの通りに配置すると、

 

 

WE300Bの文字が後ろを向いちゃうんです

 

 

これって重要なことだと思いませんか?

 

まあ当然オリジナルはWEの真空管を使うのが当たり前だからいいのですが

 

 

なんちゃってコピーの91Bであれば、これ見よがしにWE300Bの文字が正面を向かなくてはダメですよね

 

独自の理論でワイヤリングを変更しようとは思いませんが

 

ここだけはオリジナルワイヤリングに異議申すとこです・・・・、

 

 

 

あとは、ほぼオリジナル通りのワイヤリングになりました

素人のキット製作の91Bとしてはなかなかのものと思っていま〜す、^_^