XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・ホームサーキット

2007-09-09 20:31:38 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、ホームサーキットのお話です。増補改訂した2011年版です。

スロットカーをやるために必要なものは、トラック(サーキット)、クルマ、コントローラーで、この3つがあれば、とりあえずクルマを走らせることができます。家庭用としては、これらがセットになったものが売られており、トラックは2レーン、クルマもコントローラーも2個セットになっており、買ったその日から2人でレースすることができます。スロットカーはやりたいけれど近くに営業サーキットがないという人はもちろんのこと、近くに営業サーキットがある人でもクルマの慣らしやテスト走行が手軽に行えるホームサーキットがあると便利です。
ホームサーキットの価格は、どのメーカー製でも大きな違いはなく、最もシンプルな8の字レイアウトが1万5000円ぐらいからで、距離が長くなるに連れて上がっていき、5万円以上するものもあります。それよりも長いレイアウトにしたい場合には、トラックを追加で買い足していくことになります。ただ、1/32スケールともなると、8の字レイアウトでもそれなりのスペースが必要になり、たたみ1畳では足りないぐらいです。
私も、最初は、営業サーキットがメインでホームサーキットはクルマの慣らしやテスト走行程度と考えていたのですが、いざ買ってみると8の字レイアウトでは満足できず、トラックを追加で注文して、今では20mを越えるレイアウトも可能になっています。
現在、日本で手に入れられるホームサーキットには、QUATTROX(クアトロックス、タカラトミー、日本)、SCALEXTRIC(スケーレクストリック、イギリス)、CARRERA(カレラ、ドイツ)、NINCO(ニンコ、スペイン)、SCX(スペイン)の5メーカーがあります。これらは、営業サーキットやインターネットのショッピングモールなどで購入することができます。
クアトロックスは、日本のタカラトミーがイギリスのスケーレクストリックと提携して日本で販売しているものですが、日本のメーカーらしく、既に撤退しており、在庫処分だけとかなり希少です。その分、安く購入することができますし、トラックはスケーレクストリックと互換性があるため、拡張性にも不安がありません。とにかく安く始めたいというなら、お勧めです。プラスチックは柔軟で、路面はフラットです。
スケーレクストリックは、2007年で50周年を迎えたイギリスの老舗スロットカーメーカーです。それだけにノウハウもあり、クルマも安定した速さを持っています。スケーレクストリックのトラックには、スポーツ、クラシック、スタートの3種類あり、主流はスポーツ、クラシックは生産完了、スタートは最新の廉価版です。この3種のトラックは、直接、接続することはできませんが、コンバーターストレートを買えば接続することができます。プラスチックは柔軟で、路面はフラットです。
クラシックは、スロットが浅く、メーカーによってはガイドがこすれることがあるため、安くても買わない方がいいです。スポーツは、クラシックの難点を解消したもので、スケーレクストリックでそろえるなら、これにします。スタートは、トラックのサイズ自体が異なるため、とりあえず安く買いたいとか、コレクターズアイテムとしての価値はあります。
カレラは、ドイツの老舗スロットカーメーカーで、1/32スケールのトラックは1/24スケールと共用となっています。そのため、隣のレーンとの車間が広く、コーナーでの接触が少なくなっていますし、コーナーアウト側にガードレールがなくても脱輪しにくくなっています。しかも、トラックのスロットが広く深いため、すべてのメーカーのクルマを安心して走らせることができ、チューニングへの許容度も高くなっています。プラスチックは硬質で、路面はフラットです。
ニンコは、特異なトラックをしているメーカーで、プラスチックは柔軟で、路面がざらついています。そのため、タイヤが他のメーカーのトラックよりもグリップします。1/32スケールのスロットカーは、シャシーに磁石が装着され、そのダウンフォースによってコーナリングを安定させるのが一般的です。しかし、その磁石を取り外してコーナーでクルマをコントロールする領域を広げることを好む人もおり、そうしたノーマグ派の人からは走らせやすいことから好評です。また、ラリーに強く、それ用のトラックを発売しているため、ラリーファンなら買う価値があります。
SCXは、スケーレクストリックのクラシックと互換性があり、スケーレクストリックで出しているコンバーターストレートを使えば、スタートのトラックを使っての拡張も可能です。ラリーに強く、それ用のトラックを発売しているため、ラリーファンなら買う価値があります。ただし、2011年にトラックシステムを一新するため、今、SCXに手を出すのは賢明とは言えません。プラスチックは柔軟で、路面はフラットです。
日本で手軽に手に入れられるホームサーキットを販売している5メーカーを簡単にご紹介しましたが、もし、これからスロットカーを始めるのであれば、カレラ、スケーレクストリック(クアトロックス)、ニンコ、SCXの順でお奨めです。実際にスロットカーを始めると、いろいろなメーカーのクルマを買ってみたくなるもので、そんな時にカレラのトラックを使っていると、トラック、クルマの双方を痛めることがほとんどないため、安心して走らせることができるからです。
また、営業サーキットは、東日本ではウッドかカレラが主流でニンコは珍しく、西日本ではニンコが主流でカレラは珍しく、スケーレクストリックは少ないながらも東日本にも西日本にもあり、SCXは珍しいです。営業サーキットに定期的に通うのであれば、こうしたことも配慮してホームサーキットを買うと便利でしょう。


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