XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・ARTIN AMERICAN THUNDER

2014-01-26 16:56:46 | スロットカー
今回は、「ARTIN AMERICAN THUNDER」のお話です。

何度か書いていますが、アーティンは、1965年には1/43スケールのスロットカーを販売しており、21世紀に入ると1/32スケールの市場にもしっかりと根を下ろしていました。
アーティンは、価格の安さとバリエーションの豊富さにより、アメリカでは多くのスロッターから支持されています。特に、トラックとシーナリーの浸透率は高く、アーティンがある風景はどこに行っても見受けられるほどです。
アーティンは、日本には輸入代理店もあったものの、創業者の死後は実質的にスロットカーからは撤退して輸入も途絶えているため、私にとっては最も憧れのメーカーでした。
私は、カレラのセットを拡張させたわけですが、タイミングが違っていれば、カレラではなくアーティンのセットを導入していたかもしれません。
そんなアーティンも、eBayではまだまだ元気で、時折、新品のセットが出品されることもあります。昨年は、夏に、この「ARTIN AMERICAN THUNDER」の新品が、クルマなし$50、クルマ4台付き$60で出品されました。発売当時のリテールプライスは、クルマ付きで$179ぐらいのセットです。
ただ、日本には送らないということだったため、セラーに問い合わせたところ、「箱が巨大で、送料の方が高くなるよ」と返事がありました。それでも、「送料が$90ぐらいまでなら買いますよ」とメッセージを送ったのですが、返事は来ませんでした。
そんなわけであきらめていたところ、別のセラーから、同じ価格で新品が多数出品されました。しかも、送料が$35.78と激安でした。クルマ4台付きを買っても日本円で1万188円というバジェットプライスです。
これは買わないわけにはいかないということで、11月30日にBuy It Nowで購入し、12月2日に発送され、12月11日に到着しました。
ただ、外箱は梱包されず、ビニールや紙でも包まれておらず、箱に直接シールやテープが貼られており、傷みがひどい状態でした。
これには少しばかりあきれたのですが、いざ開封してみると、個別にしっかりと梱包されており、その梱包を開けてもきれいで、良好な状態の新品でした。
厚みはそれほどではないものの縦横は巨大な箱には、トラック、ボーダー、コントローラー、アダプター、クルマなどが2段にびっしりと入れられており、1周5.63mのオーバルとはいえ4レーンならではのトラック数の多さに驚かされます。
コンテンツは、4ストックカー、4コントローラー、1トランスフォーマー、1パワートラック、10ストレート、16R3カーブ、16R4カーブ、16R4ボーダー、4デカールシート、2パックガイド、です。
そう、このセットは、写真でお気づきかもしれませんが、R3とR4というスロットカーでは大きい方のカーブを使ったオーバルなのです。
つまり、この中にR1とR2を収めることもできるわけで、実際にR1とR2のカーブを用いたセットもかつてはラインアップされていました。
また、R4ボーダーが入っているのも特徴です。スロットカーのセットは、通常はガードレールは同梱されていることが多いのですが、このセットはアーティンが新開発したボーダーが含まれています。
何が違うかと言えば、ガードレールの場合には、アウト側のクルマはガードレールにこすりながらハイスピードでコーナリングできてしまうのに対し、ボーダーの場合には、クルマがテールスライドするため、ガードレールを利用したハイスピードコーナリングができないのです。
しかも、このボーダーの場合は、ウォールがセットされたL字状のボーダーのため、クルマがテールスライドする余地を残した上で、クルマがコースアウトするのすら防いでくれます。
ただひとつ残念なのが、ストレートにはボーダーがないことで、このままだとコーナーでテールスライドしたクルマがストレートに入った際、後輪が脱輪してしまいます。
本格的に走らせるなら、ストレートのボーダーを何かで代用するか、自作する必要があります。
さて、このセットを実際に組んでみると、レイアウトサイズは2.41m×1.65mになるのですが、さすがにR3とR4のオーバルだけあって、1周5.63mでも壮観な眺めです。惜しむらくは、ストレートが3本分の長さしかなくて短いことです。
それは、4レーンではなく2レーンにすれば、オーバルのままでストレートを5本分まで延長したり、トライオーバルや片方だけS字にするなど、距離面での不満も解消できます。
また、ストレートだけ買い足すか、思い切ってもう1セット追加で買うという方法もあります。
路面は、カレラとスケーレクストリックを融合した感じと言えるでしょう。つまり、カレラのような硬質さで、スケーレクストリックのようなコンパクトさだということです。そのため、クルマは、カレラとほぼ共通のセッティングで走らせることが可能です。
実際に走らせてみると、ストレートが短いものの、コーナーのRが大きいため、オーバルらしいスピードで走らせることができます。
ハイスピードなクルマは、さすがに物足りない部分もありますが、前述したような延長策で解決することができます。
コントローラーは、トリガータイプなのですが、まさに銃の形状をしており、銃身部分を切り落としたような形になっています。もちろん、グリップは良好です。
クルマは、以前にも紹介しているストックカー4台なのですが、こちらはまた追って紹介しようと思います。

私のスロットカーの記事の索引は、メインサイトのSLOT CARにあります。


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