スロットカー・PORSCHE 956(SLOT.IT)

今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの90号車は、PORSCHE 956(SLOT.IT)です。
「15thホビーフォーラム2010」が2010年11月21日に横浜大さん橋ホールで開催された際に、「ガレージハウス　クゲヌマ」のジャンク品10品ほどの中から買ってきた3台のうちの1台です。スロット・イットのポルシェ956は、数多くのカラーリングがありますが、このモデルは1986年の「ル・マン24時間レース」で3位に入ったSPIRIT OF AMERICAカラーです。
ジャンク品ということで1000円の値札が付けられていたのですが、ドアミラーがないのと、リアウイングのデカールがほとんど消えていることを除けば、これといったダメージは見受けられませんでした。ノーマグ仕様にしていたようで、磁石は取り払われていましたが、スロット・イットの磁石は単体で購入することができるため、これだけ追加で買えば問題もありません。
やや薄汚れていたボディ表面と裏面とシャシーも、家に帰ってから少しクリーニングすれば、新車同然というほどではないにせよ、かなりきれいになりました。見た目だけで判断すれば、スロット・イットでもあり、これで1000円なら十分に安いと言えるでしょう。とりあえずこのままの状態で走らせて見たところ、テールスライドが激しく、とても問題になりません。そこで、磁石だけを装着して走らせると、ようやくスロット・イットらしい走りをしてくれました。
ホームサーキットのタイムトライアルでは、96台中27位となる5.85秒をマーク。同じスロット・イットで比較すると、BMWマクラーレンF1 GTRが5.26秒で4位、レナウン・チャージ・マツダ787Bが5.43秒で11位、ニッサンR390 GT1が5.45秒で13位で、これらに比べると見劣りするものの、スロット・イットらしい速さは見せています。
このクルマは、モーターのエンドベルがホワイトで、他の3車とは色が異なります。このエンドベルのモーター自体が他車よりもパワーが劣るのか、中古ゆえに少したれてきているということなのでしょう。また、リアタイヤが少し劣化している可能性もあります。もちろん、しばらく走らせていなかったということも考えられ、モーター自体は走らせているうちに回ってくるかもしれません。
私は、いつも書いているように、この時代のスポーツプロトタイプカーが最も好きですし、思いがけずスロット・イットのポルシェ956がコレクションに加わったのは、とても良かったと思います。