XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・PESCAROLO C60 JUDD(AVANT SLOT)

2008-07-13 15:11:15 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、2007年7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの25号車は、PESCAROLO C60 JUDD(AVANT SLOT)です。欧米では、NSRのモスラーMT900Rがスロットカー最速の座に君臨していますが、そんなモスラーを脅かす存在としてスポットライトを浴びているメーカーがアヴァントスロットです。アヴァントスロットは、スポーツプロトタイプカー中心の構成でアウディR10やプジョー908HDI FAPなどをラインナップする魅力的なメーカーです。両車は他のメーカーからも発売されているのですが、ペスカロロC60だけは、アヴァントスロット以外からはRTR(完成車)としては発売されてはいません。ペスカロロは、もちろん、あのアンリ・ペスカロロのチームだけに、「ル・マン24時間レース」とスポーツプロトタイプカー好きとしては、手を出す条件がそろったというわけです。
そんなペスカロロC60は、アメリカのElectric Dreamsに、3月8日に注文し、休日を挟んで3月10日に発送され、3月15日に到着しました。価格が$64.99、送料が$11.10、合計$76.09でした。黒のテストカーなら、もう少し安く買えるところもあったのですが、この目にも鮮やかな青いカラーリングがほしかったので、1番安いここを選んだというわけです。ちなみに、日本では、アヴァントスロット自体が希少で、青の17号車となると更に少なく、価格も1万円前後はするようです。さて、クルマの第一印象としては、スピリットのクラージュC65に似たような性格のクルマだなと感じました。ペスカロロC60は、元はクラージュC60で、兄弟車とも言えますが、スロットカーとしても、軽量のボディ、軽量のシャシー、独立したモーターポッド、ハイパワーなモーター、弱めの磁石、など、共通点をいくつも持っているのです。
こうした素性やNSRのモスラー・キラーということを考え合わせると、マイカー中でもトップクラスのパフォーマンスを発揮することに期待が持てました。実際、スロットカーズ・ヨコハマのハイスピードオーバルでは、マイカー中でもトップのタイムを叩き出します。ただ、富士スピードウェイで走らせるとダウンフォースが弱く、シェイクダウンでは11.4270秒しか出すことができませんでした。そこで、リアにも磁石を取り付けてダウンフォースを上げ、タイヤを削ったり、モーターポッドやボディのネジを緩めるなどのセッティングを施したりしたところ、10.1756秒→9.8478秒→9.4517秒→9.0242秒、と目に見えてタイムが上がり、マイカー中でもトップグループに入ろうかという位置までこぎつけました。タイヤのグリップは我慢できるギリギリの範囲で、欧米でもタイヤ交換がお奨めと言われますが、それはせずにここまでは持ってきたので、今後の熟成が楽しみなクルマです。