Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

「胡恋風(こいかぜ)ライブ」~伏木・”海岸通り”

2012-06-13 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 以前、ようこ姫さんに誘われ、茶々姫さんと3人で伏木”幌馬車”で夕食、その後国分浜の”アコースティック・カフェ・海岸通り”(トップ写真)へ食後のコーヒーを飲みに行ったことを書いた。時間が遅いので、店長と友人でギターや歌の練習中だった。その時、月一度のコンサートの話を聞いた。しばらくして、ようこ姫さんからお誘いがあったのが、6/10(日)の”マンスリー コンサート・胡恋風ライブ”だった。1ドリンクつきで1500円のチケットを買い、楽しみにしていた。一緒に誰が行くかも知らなかった。

 案山子さんが我が家の玄関まで迎えに来てくださると言う。駅南でなはさんと合流、3人で早めに行ったら1番乗りだった。店長が座席7人分とっていいよ、と言われるので最前列に座る。チケットはすでに売り切れ、40名定員のところ60名の予定だそうだ。ぎっしり一杯になった。              

           

 和楽器「胡弓」と洋楽器「ピアノ・シンセサイザー」のコラボで、姉妹ユニット「胡恋風」の出演だ。胡弓を妹の本田麻優美さん、ピアノとシンセサイザーを姉の東海和代さん、司会と打楽器を麻優実さんの旦那さん(弟との紹介だったが)。

            

      

 まず、オープニングは、胡弓とピアノのデュオで、都はるみの「愛は花 君は~」、次にシンセサイザーに替えて、”海岸通り”らしく、「浜辺のうた」。         
 「
眠くなったら眠ってください」の司会者の言葉で、日本の子守歌をいくつか…。「五木の子守歌」では、本田さんの独唱も入った。続けて、沖縄の歌、「サトウキビ畑」、「童(わらび)神」、「しまうた」など。前の席にいるので、東海さんのシンセサイザーの指の動きが見える。↓は、左手でつまみを動かし、右手で鍵盤を弾くと、波の音やサンシンの音色が聞こえてくる。
 以前、滝沢卓さんのシンセサイザーの演奏を聴いたが、いくつもの機械を両手両足を使って演奏されていたのを思い出す。
         

 本田さんが胡弓の説明をされたので、書きとめた。弦は3本、弓を使う。皮は、表が猫の皮(柔らかい)、裏が犬の皮(固い)、両方が共鳴する。弓は、馬の尾、弦は絹糸だそうだ。弦を変える時本体を回しながら弓で弾く。          

 なるほど、と思った。三味線は撥で弦をはじく、チェロやヴァイオリンは弓さばきで弦を弾く。胡弓は楽器そのものを回す。見ていると時々角度が変わる。
 ↓は、左から右の弦(高音)、中央が真ん中の弦(中音)、右は左の弦(低音)を弾いているところだ。低音をあまり使われないので、ずっとカメラを構えて苦労して撮ったので、拡大して見てください。

           

 レパートリーは多く、映画音楽「少年時代」、「Always 3丁目の夕日」、「アメージング・グレース」など。知らない曲もいくつか…。
 胡弓の音色の本領を発揮するのはやはり民謡、「こきりこ節」や「おわら節」が続く。みんなで手拍子や合いの手を入れ、会場は盛り上がった。本田さんは「おわら」の歌も歌われた。
               

 「むぎや節」にも胡弓が入るのだが、それはなかったのでちょっと残念。最後に、「ふるさと」を合唱。合唱をやっている友人も何人か来ており、低音が入りきれいなハーモニーになった。

 司会の本田さんは、ささらを持って来ておられ、スペースがあれば踊りも入れる予定だったそうだ。超満員なのでまたいつか。持ち運べる打楽器をいくつか持って来ておられ、↓のようなチャイムの音も入った。         彼は、茶々姫さんの知り合いとわかり、嬉しい出会いだった。また、風子さんの友人のみきこさんも来ておられ、ブログのコメントでの知り合い同士が顔を合わせ、これも嬉しいことだった。