Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

小左波御前(おざなみごぜん)山~富山市大沢野町

2010-05-30 | 自然・海山草花
 5/28(金)所属しているハイキングクラブから、大沢野町の小左波御前山(754m)に登った。 呉東(ごとう=富山県東部)の地名はよく知らないので、何と読むのか、どんな山なのか、どの程度急な山道なのか、心配しながら集合場所へ行く。 リーダーのKoさんは電話で、昨年の千石城山よりちょっと急かな、と言われた。 頑張ってみようと参加を決めたのだ。

 前日までの雨も上がり、朝は日も差した。 いつものように薬勝寺池公園駐車場に集合。 いつもより少なく14名の参加。 3台の車に分乗し、八尾経由で大沢野へ。 途中、「塩の千本桜」を見ながら走る。 春は見事だろう。

 猿倉山(345m)の手前の展望レストランでトイレ休憩。 数年前はここから、御前山(559m)へ登ったそうだ。 今回は御前山までは車で行く。 御前山の駐車スペースに車を止め、リュックを背負って登山道へ入る。 ここから200m登る。 今日は杖を持って来たので登りやすい。 灌木の背が低いので、明るく、気持ちの良い登山道が続く。 途中、タニウツギが満開でピンクの花がきれいだ。  
               
 
 道端の草花を見つけ、花の名前を教えてくれる人、ススダケ採りに余念がない人、私のように歩くだけで精一杯の者は少ない。 私も、ススダケを見つけられるようになり細いのを採りはじめた。 いつか城端で食べたように2,3本焼いて食べてみようと思ったのがきっかけだ。 毎年お盆の墓参りで城端の親類から茹でたススダケのビン詰をいただくが、生のまま焼いてみたかった。 2,3本のつもりがけっこう見つけられるようになる。 Hoさんの分ももらったので、たくさんの収穫となった。
 
 途中、「獅子ヶ鼻」に出る。 ここは30~40mもの巨岩が突き出し、獅子が深い谷を見下ろしているように見える。 岩の下は絶壁。 キャアキャア言いながら、手前の岩から富山平野を眺めていると、誰かが「あ、あそこにカモシカが。 こっちを見てるよ」と、向かいの崖上に立つカモシカを指さす。 ほんとにジッと動かず、こちらを見ているようだ。 カメラのズームの限界で小さくしか撮れず、ボヤケルが拡大してみた。

             

 頂上の手前の登りはかなりきつく、息がハアハア苦しく、立ち止まり、立ったまま休む。 でも、ペースが遅かったからか、曇り空で暑くなく歩きやすい天気のおかげか、ススダケのせいか、思ったより軽く登れて一安心。 
 頂上には、小さな祠と2等三角点がある。 昼食を食べてから、記念撮影。 山菜採りの男性にシャッターを切ってもらった。 山によっては入山料を取る山もあり、山菜採りにも厳しく巡回の人に「全部山へ返しなさい」と言われたりするらしい。 その男性も巡視係かと思ったら、山菜採りの専門家だった。 竹藪の中へ入りゴソゴソ音が聞こえると思ったら、戻って来て袋に入れ、また竹藪へ。

             

 頂上の標識によれば、「小左波御前山」の名前の由来は、「立山に比べ幼い子供の如き山の意味から、”幼なみ山”が”小左波”に転じた」とある。 立山の前にあるから「御前山」だそうだ。

 福沢へも下れるが、車があるので元の道を降りる。 こんな急な山道だったがやね~、と言いながら慎重に降りる。 花は、左から、「ハンショウヅル」、「ヤマボウシ」、「センボンヤリ」。   
         

 予定よりずっと早く頂上に着いたので、「みんな健脚やね」とKoさんに褒められながら、時間があるからと、「風の城」に寄った。 猿倉山城跡に建てられた、ヨーロッパの城を連想させる白い建物。 ”神通おろし”と呼ばれる強い風を利用した風力発電(今も稼働している?)で夜はライトアップもしている。 ふるさと創生1億円で造ったとのこと。 屋上からの眺めが素晴らしい。 
 写真は、左から、風の城、砺波の散居村のような水田風景、神通川に並行する国道41号線とJR高山線。 3両編成の電車が走っているのが、真ん中ほどに見えるだろうか。
 
             

 山を登りながらのカメラ操作は難しく、途中で設定が変わったらしく、ピンぼけ写真が多かった。 クリックして拡大しても、はっきり写っていないが、これで精一杯だった。 だが、膝痛もなく、たいして疲れも残らず、昨年から始めた小登山を今のところ楽しんでいる。