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歴史遺産訪問_08(細島験潮所_日向市)

2013年07月11日 05時57分10秒 | まちを良くする活動

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細島験潮場(ほそしまけんちょうじょう)は、宮崎県日向市細島の富島漁港の東にあり、明治25年に全国で2番目に設置された。
験潮とは海面の昇降(潮位)を計測することであり、基準面の決定だけでなく地殻変動の監視、津波や高潮の検出など防災においても重要な役割を果たしている。

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現存する験潮場の建物としては日本最古。

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建物の石積みの基礎部分は、明治26年に木造から改修された当時のものが残っている。

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ドアの上部には赤レンガで囲まれた星型は、験潮場を最初に設置した旧陸軍のマーク。

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験潮場は国土地理院が管理している施設で、海面下の導水管から建物内の井戸に海水を引き込んで、海面の上下を自動的に精密に記録する験潮儀が備えられている。 120年もの間、得られたデータを国土地理院(つくば市)へ送信している。 国土地理院「細島験潮場」サイトは>>>こちら

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■所在地 日向市細島町伊勢
■設置年 1892年(明治25年)6月
■規模等 占用面積16.0平方メートル、建物面積6、47平方メートル、井戸0.66m、深さ4.45m、導水管直径15cmm長さ8.0m観測基準面5m、固定点の標高2.7281m

2014年10月18日(追記)
この度、地元の貴重な施設細島験潮所(日向市)が土木学選奨土木遺産に登録されました。県内では5番目の登録。凄いことです!

国土地理院のHPにも細島験潮場の記事が掲載されています。細島験潮場は「明治期に設置された現存する日本最古かつ現役の験潮場であり、世紀を超えて地道な潮位観測に貢献している貴重な施設」。

現在、宮崎の土木学会選奨土木遺産は5つ。綱ノ瀬橋梁(日之影町~延岡市)、第三五ヶ瀬川橋梁(日之影町)、矢岳第一トンネル(えびの市)、美々津橋(日向市)、そして今回の選定。


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