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今日よりちょっといい、明日にしませんか

天使と暮らした季節。

2014年06月08日 04時57分21秒 | 家族、仲間の話題

私は1959年8月、印刷業を営む両親のもと、大阪で生まれた。父が会社をたたむと同時に両親は離婚。父の故郷、宮崎県延岡市に5歳の頃、祖母と一緒に帰ってきた。その後、祖母が母代りとなって育ててくれた。母のいないさびしい思いもあったが、祖母や父から人並み以上の愛情を受けて育った。

そしていつからか、両親が揃ったあたたかい家庭をつくりたいと強く思うようになった。
高校卒業後、地元の印刷会社へ就職。27歳の頃、同じ地域づくり団体のメンバーと結婚した。妻も片親で、同じ思いを持っていた。その後、3人の娘を授かった。仕事は天職と思える程楽しかった、また地域づくり団体ではさまざまな要職を引き受け、毎日忙しく過ごした。それでも子供を大切に育てたい、理想の家庭をつくりたいとの思いは続いていた。

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(子ども達が「橋の日」イベントを手伝う)

仕事や活動のない日は、必ず家族と一緒に過ごし、子どもに会えない時は交換日記。休日出勤の日やボランティア活動にも、子どもを一緒に連れていくこともあった。それはできる限り一緒に過ごしたい、そんな思いでいっぱいだったからだ。

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(美郷町での一泊旅行)

必ず参加した運動会、仕事で行きたくてもいけなかった参観日。一緒に遊んだ小旅行。誕生会。クリスマスなど、どれも思い出がいっぱいだ。お風呂では「○○ちゃんは、おとうさんとおかあさんの宝物だ」といつも口癖のように話していたことが思い出される。

ふと、子育ての時間は、天使と暮らしたような季節だったのだと思う。こどもたちの笑顔、言葉、汗や涙。経済的にも、苦しかった頃もあったが、なんとか乗り切った。

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(長女が10歳の頃、贈ってくれた手紙)

振り返ってみると、子育てを大切にしたいといいながら、実際には仕事を優先して妻に任せてしまったことも多かった。本当に感謝している。これからは、恩返しのつもりで、できる限りのことはしたいと思う。

3人の子どもたちも成人となり、それぞれ仕事を持ち自分の人生を生きている。
これからどう子どもたちにかかわっていこうか。遠いところからでも、よい風をつくろう、よい風を送ろうと思う。そしていつかこの時間を振り返った時に、どんな季節だったんだろうと思うのだろうか。そう思えるように、できる限りの子育てに関わっていきたい。



(大きくなっても天使だよ♪)
 


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