第1回の「働き方ワークショップ」は、宮崎県内より多数の事業所の代表者や社員が参加され、半日をかけて「働き方」を座学や演習を通して理解を深めた。
研修では「働き方改革」実現のためには、働く人の人の視点に立った働き方改革の実現が必要として
「処遇の改善(賃金など)」仕事ぶりや能力の評価に納得して意欲を持って働きたい。
「制約の克服(時間・場所など)」ワークライフバランスを確保して健康に柔軟に働きたい。病気療養、子育て・介護なとど仕事を、無理なく両立したい。
「キャリアの構築」ライフスタイルやライフステージの変化に合わせて、多様な仕事を選択したい。家庭の経済事情に関わらず希望する教育を受けたい。
などの実現のため、非正規雇用の処遇改善・賃金引き上げと労働生産性向上、長時間労働の是正、柔軟な働き方がしやすい環境整備、病気の治療、子育て・介護等の仕事の両立、障害者就労の推進、外国人材の受入、女性・若者が活躍しやすい環境整備、雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、格差の固定化をさせない教育の充実、高齢者の就業促進などの9つのテーマでグループ討議などを通して理解を深めた。
(全体的な感想)
・「働き方改革」という言葉の定義は、それぞれ捉え方が違い、メンバーがその定義を共有しないと改善が遠くなる。
・捉え方の違いは、経験や立場、環境に左右されることが多く、ある意味多様性でもある。
・ひとりひとりの多様性をどう捉えるか。それがコミニュケーションの第一歩。多様性を理解した上で「わかりやすく」伝えることが大切。
・働き方についての意見を聞くと、マズローの欲求5段階説に行き着く。
・経営的にゆとりがあるから、この改革に参画するのか、そのゆとりをつくるために参画するのかという議論もあるが、現実的には少子高齢化への対応は待ったなしの状況。人手不足でチャンスロスを生み、また人出不足でより社員が疲弊するという笑えない状況の中、勝ち残るための戦略、顧客や社員に選ばれる企業となるための働き方改革である。
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