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繁文縟礼(はんぶんじょくれい)という言葉から、今の時代を考える。

2019年12月22日 06時49分37秒 | 気になる○○
浅田次郎氏著書「大名倒産」の書評を見ながら、「繁文縟礼(はんぶんじょくれい)」という言葉が気になったので、早速調べてみた。意味は、礼儀や規則・形式などがこまごまして煩わしいこととのこと。

著者は、参勤交代などの長く続いた作法や慣習による物入りなどで、借金が積み重なっていくと同時に、繁文縟礼が積み重ねって、にっちもさっちもいかないものになったいった幕末の時代背景と、現代を重ねているように思える。

自分自身に引き寄せてみると、確かに資料が多いと助かるが、事例や人をパターン化してみるようになってはいないか。プラスの面はある一方、生産性という名のもと、大切な何かを置き去りにしてはいないか。文書づくりで、本来の業務に割く時間が減ったり、誰が見てどのように活用されるであろう報告書など、何のための資料?・・・人や組織を縛っている・・と思えることも散見する。

で・・いろいろと考えた結果、書類の言い訳、同調圧力、先の見えない不安がそうさせているのなと思った。不安が不安を呼び、そうさせているのか・・と。そんな時代背景をひとり考えながら、ちと、国の未来を思う。