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職長・安全衛生推進者教育研修で、人の命を守る意識を醸成。

2018年05月16日 04時59分31秒 | 自分を磨きましょう



ある事業所の安全衛生管理を支援することとなり、上記の教育訓練に参加した。10年以上前に受講した時より、かなり内容が深くなっていた。まさに安全衛生管理は、人の命にかかわる大切な仕事。改めて、学ぶことで、理解が深まった。まずは、安全衛生管理に着手するための内容をまとめてみた。

(1)安全衛生への必要性と役割。事故防止へと予防
労働災害が起こったことがなくても、明日起こるかも知れない。大きな災害が起こった後に、「やっぱりきちんと対策しておけばよかった」と思っても、遅いため日頃から対策や準備をしておく。

1、朝礼時に時期ごとの留意点を説明(ポスターなどで啓発)
例:5月以降熱中症と対策、雨天時に注意事項
2、毎朝、点呼を取る際に体調を確認

(2)作業員に対する指導教育
1、月始めなどを利用して、時期ごとに同業他社の発生した事故例を挙げ、注意を促す。

(3)作業時のリスクと対策
災害に至る前に、先手を打って対策を施し、リスクの除去・低減措置を行い、労働災害の減少を図るための手法の一つが「リスクアセスメント」。これは、作業するビルなどの現場などにおける危険性又は有害性を特定し、それによる労働災害の程度とその災害が発生する可能性の度合を組み合わせてリスクを見積もり、そのリスクの大きさに基づいてリスクを低減するための対策の優先度を決めた上で、リスクの除去又は低減の措置を検討し、その結果を記録する一連の流れと言われている。
最初から難しいことは長続きしないので、当面は、3つのポイントに絞るなど、徐々に対策を高めていくことも有効。

(例)
1、作業時(準備、作業、運搬、清掃、片付け)に発生する問題について、洗い出し、対策をメンバーで考える。
2、日々のミーティング゙や作業点検を行う際に、チェックリストなどを作り読み上げる、ポスター掲示するなどして、確認する。

(4)災害防止への動機づけなど
事故が発生しやすい、季節の変わり目や夏場や冬場に「安全週間」などと、日付を設けて、災害を出さないよう意識を高めていく。

(5)事故発生時の措置
連絡網や緊急対応について、事前に準備しておく。
従業員への安全配慮義務があり、刑罰等もあることから、事故は出さないという決意と意識を高める。

基本は人命尊重、安心、安全という土台があって、仕事があることを再認識した。