前回の第2話が超高密度で情報を詰め込んだ回だったとすれば、第3話はライバルたちの顔見せであり、主人公たちの(少しずつだけれども)内面描写だったりと、なんというか、しっかりと面白いです。
しかも、ラストにまた問題提起するかのようなニュースが流れ、そこで引き。
刹那と沙慈(さじ)という対照的な二人を描いてエンディングという流れが非常に秀逸でした。
■ライバルたち
前回の情報を小出しにすることによって、視聴者の想像をどんどん掻き立てるような演出とは打って変わって、ライバルたちを登場させてバトルシーンを演出と、メリハリを利かせつつも、まだまだ顔合わせ程度だぜ、と言わんばかりの演出。
グラハム・エーカーしかり、セルゲイ・スミルノフしかり、今後刹那たちと死闘を繰り広げる予感がしますね。
両者ともに大国の軍人であり、両者ともに刹那はビームサーベルを抜かざるを得なかった、そういう兵(つわもの)演出で、普通のパイロットではガンダムに触れることすらできなかったのに、モビルスーツの性能差があるにも関わらず、一矢報いようとする。
ふむふむ、なるほどね。
現状ではテクノロジー格差が有りすぎて歯が立たない、という演出だけれども、そんな中でも経験と足掻きで一矢報いていく、つまりテクノロジーの格差が解消される可能性もあるので、そのときこのライバルたちの活躍は十分面白いものになりそうです。
そういう意味ではパトリック・オレンジ・コーラサワーはかすりもしなかったので、この辺はAEUと他2国のパワーバランスなんかも反映してたりするんでしょうかね?
セルゲイはパイロットというよりは指揮官なので、恐らくOPに登場する女性が人革連のパイロットになるんだろうね。
ビームサーベル自体もこの時代では実用化されていない武器という感じだったので、ソレスタルビーイングにおけるこの辺のテクノロジーの先進性に関しては徐々に明らかに(裸に)されていくんだろうね。
トレミー(プトレマイオス)もエネルギー補給をあのガンダムの動力源から得ているようだし、そういった弱点も、テクノロジー的に解明されて裸にされていく感じで追い詰められていく、というのが第2クール終盤くらいまで引っ張っても面白いかも(窮地に立たされて第3クール待ち、みたいな)。
■主人公たち
俺に、触るな
毎回名言を残してくれるんじゃないかと密かに期待させる言動ですが(笑)、沙慈(さじ)との会話しかり、更にはモビルスーツ戦に至ってまで、徹底して他者に触れられることを拒む刹那。
心を閉ざした子供、という表現を全体的にされている感じなので、やはりタメという意味ではそうなんだろうなぁ。
逆にその心の解放、というのが面白いところだと予想しますがね。
主人公たちの性格なんかは、毎回少しずつ表現されている感じですね。
アレルヤなんかは冷酷になりきれるの?というような雰囲気や、ロックオンはアニキ的なんで落ち着いてるけど、冷酷マシーンというほどでもない。
ティエリアは刹那を指して子供(問題)と言うが、自分も重力(地球?)を嫌っている表現が入ったりなど、冷酷なんだけど脆さというか、何か影を感じますよね。
#セルゲイが地球は良いな、と発言するのとは明らかに対比表現になっていましたね。
ガンダムマイスターというのはその任務の性質上、感情をコントロールすることを義務付けられているけれども、果たして苛烈を極める戦いの中で、本当にコントロールできるんだろうか?というような「脆さ」をどこと無く匂わす感じが面白そうです。
噂どおりであれば、2クール×2シーズンということになりそうですが、前半2クールでは感情の解放までは至らず、むしろどん底に落とす、くらいのところで終わってもらった方が続きが気になって面白いかも、なんて思いながら観てました。
■世界
世界が動き出しちゃった、という引きは絶妙だと思いましたね。
視聴者含めて、そっちの世界の人たちも「まさか」と思っていたことが現実となった瞬間。
僕は直感的に「ああそうやって作っていくんだ、面白いじゃん」と思った。
少し様子見のあったこのガンダム、どういう風に今後転がっていくか、興味がかなり湧いてきました。
#そんなことできたらいいけど、実際起こるわけないよなーと思っていたところをまっすぐ投げぬいたんだからたいしたもんだと思います。
こういう引きは良いですよね。
しばらくミステリータッチで進んでくれても十分面白いと思う。
そんな世界を動かし始めたメンバーの一人が隣の家に住んでいた、というのもまた良し。
沙慈(さじ)はもう一人の刹那、刹那のIFになりえるだろうか?
かたや戦場で育ち、かたや平和な?日本で育った同じ年と思われる二人。
かたや世界を変えるというハイブローな思想のもと行動する少年と、日々勉強したり彼女のことを考えたりする普通の少年。
この対比は面白いよね。
この対比からのエンディングは秀逸だったよね。
沙慈の視点は視聴者の視点に近いかもしれないので、そういう意味で物理的には非常に近い二人が、今後どうやって論理的にも近い存在として交わってくるのか?ここもまたひとつ楽しみかも。
最後に、「いけず~」は無いよな、スメラギさん(笑)。
■ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻
しかも、ラストにまた問題提起するかのようなニュースが流れ、そこで引き。
刹那と沙慈(さじ)という対照的な二人を描いてエンディングという流れが非常に秀逸でした。
■ライバルたち
前回の情報を小出しにすることによって、視聴者の想像をどんどん掻き立てるような演出とは打って変わって、ライバルたちを登場させてバトルシーンを演出と、メリハリを利かせつつも、まだまだ顔合わせ程度だぜ、と言わんばかりの演出。
グラハム・エーカーしかり、セルゲイ・スミルノフしかり、今後刹那たちと死闘を繰り広げる予感がしますね。
両者ともに大国の軍人であり、両者ともに刹那はビームサーベルを抜かざるを得なかった、そういう兵(つわもの)演出で、普通のパイロットではガンダムに触れることすらできなかったのに、モビルスーツの性能差があるにも関わらず、一矢報いようとする。
ふむふむ、なるほどね。
現状ではテクノロジー格差が有りすぎて歯が立たない、という演出だけれども、そんな中でも経験と足掻きで一矢報いていく、つまりテクノロジーの格差が解消される可能性もあるので、そのときこのライバルたちの活躍は十分面白いものになりそうです。
そういう意味ではパトリック・オレンジ・コーラサワーはかすりもしなかったので、この辺はAEUと他2国のパワーバランスなんかも反映してたりするんでしょうかね?
セルゲイはパイロットというよりは指揮官なので、恐らくOPに登場する女性が人革連のパイロットになるんだろうね。
ビームサーベル自体もこの時代では実用化されていない武器という感じだったので、ソレスタルビーイングにおけるこの辺のテクノロジーの先進性に関しては徐々に明らかに(裸に)されていくんだろうね。
トレミー(プトレマイオス)もエネルギー補給をあのガンダムの動力源から得ているようだし、そういった弱点も、テクノロジー的に解明されて裸にされていく感じで追い詰められていく、というのが第2クール終盤くらいまで引っ張っても面白いかも(窮地に立たされて第3クール待ち、みたいな)。
■主人公たち
俺に、触るな
毎回名言を残してくれるんじゃないかと密かに期待させる言動ですが(笑)、沙慈(さじ)との会話しかり、更にはモビルスーツ戦に至ってまで、徹底して他者に触れられることを拒む刹那。
心を閉ざした子供、という表現を全体的にされている感じなので、やはりタメという意味ではそうなんだろうなぁ。
逆にその心の解放、というのが面白いところだと予想しますがね。
主人公たちの性格なんかは、毎回少しずつ表現されている感じですね。
アレルヤなんかは冷酷になりきれるの?というような雰囲気や、ロックオンはアニキ的なんで落ち着いてるけど、冷酷マシーンというほどでもない。
ティエリアは刹那を指して子供(問題)と言うが、自分も重力(地球?)を嫌っている表現が入ったりなど、冷酷なんだけど脆さというか、何か影を感じますよね。
#セルゲイが地球は良いな、と発言するのとは明らかに対比表現になっていましたね。
ガンダムマイスターというのはその任務の性質上、感情をコントロールすることを義務付けられているけれども、果たして苛烈を極める戦いの中で、本当にコントロールできるんだろうか?というような「脆さ」をどこと無く匂わす感じが面白そうです。
噂どおりであれば、2クール×2シーズンということになりそうですが、前半2クールでは感情の解放までは至らず、むしろどん底に落とす、くらいのところで終わってもらった方が続きが気になって面白いかも、なんて思いながら観てました。
■世界
世界が動き出しちゃった、という引きは絶妙だと思いましたね。
視聴者含めて、そっちの世界の人たちも「まさか」と思っていたことが現実となった瞬間。
僕は直感的に「ああそうやって作っていくんだ、面白いじゃん」と思った。
少し様子見のあったこのガンダム、どういう風に今後転がっていくか、興味がかなり湧いてきました。
#そんなことできたらいいけど、実際起こるわけないよなーと思っていたところをまっすぐ投げぬいたんだからたいしたもんだと思います。
こういう引きは良いですよね。
しばらくミステリータッチで進んでくれても十分面白いと思う。
そんな世界を動かし始めたメンバーの一人が隣の家に住んでいた、というのもまた良し。
沙慈(さじ)はもう一人の刹那、刹那のIFになりえるだろうか?
かたや戦場で育ち、かたや平和な?日本で育った同じ年と思われる二人。
かたや世界を変えるというハイブローな思想のもと行動する少年と、日々勉強したり彼女のことを考えたりする普通の少年。
この対比は面白いよね。
この対比からのエンディングは秀逸だったよね。
沙慈の視点は視聴者の視点に近いかもしれないので、そういう意味で物理的には非常に近い二人が、今後どうやって論理的にも近い存在として交わってくるのか?ここもまたひとつ楽しみかも。
最後に、「いけず~」は無いよな、スメラギさん(笑)。
■ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻