蒼穹のぺうげおっと

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天元突破 グレンラガン 『天元突破グレンラガン BEST SOUND』

2007-10-03 22:38:03 | グレンラガン
raw! raw!

fight the power!




今はこのフレーズを聞いただけで熱くなれます。



raw! raw!

fight the power!




そう、このフレーズこそ、『天元突破 グレンラガン』の随所でかかる音楽の一節。

あるときはアイキャッチのときに、またあるときは仲間と共にスタートを切るときに、晴れやかな気分になって聞こえてくるこのフレーズ。

それこそが実は「大グレン団」のテーマ曲であり、その名も



『ラップは漢の魂だ! 無理を通して通りを蹴っ飛ばす!俺たち大グレン団のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!』



です。

無駄に長いです(笑)。
#無駄に長い理由もちゃんとありますよ。

そしてこの曲こそが、『天元突破グレンラガン BEST SOUND』の記念すべき第1曲目を飾る曲なのです。

まさにこれしかないでしょう!!という感じ。
もうすぐに口ずさんでしまいます。




僕はこれが出るのをずっと待ってたんですよね。
ほんとに放送中に発売して欲しいくらいでしたよ(笑)。

でも今こうして、あの最終回を観終えていろんな余韻に浸りながら、またこうやって音楽でグレンラガンの世界を楽しめるわけですから、もう幸せだ。・゜・(ノД`)・゜・。

大好きな作品のサントラっていうのは、普通のアルバムとは違って、あああの時こうだったよな、とか、あのシーンであの曲がかかったときは超・燃えたよなぁ、とか、あの曲がかかったときはもう号泣だったよ。・゜・(ノД`)・゜・。、とか、そのときの感動を一緒に呼び起こしてくれる、そういう何倍にも、何回も感動をありがとう、と思える効果を与えてくれる、そういう相乗効果を伴ったアルバムになっているんですよね。

だからこの


raw! raw!

fight the power!



のフレーズを聞いただけで、爽快な気分になっちゃうんですよね。
ああ、ほんと素晴らしい作品だったよ、グレンラガン。


そういう意味では、


6曲目の『BafBaf!そんなに燃えるのが…好きかい?』なんかは、まさに「強敵現る!!」みたいな、チミルフが初めて登場したときみたいな感じ?を思わせるような、うおー、これだよ、これ!!まさにグレン団のピンチだよ、すっげー強いのが出てきちゃったよ!!そんな感じをひしひしと感じながら、それでいてカッコイーと思いながら聴いてしまうし、



7曲目の『Nikopol』は何と言っても「ヴィラルのテーマ!!」だよね。
序盤ではおなじみのギターがハードな曲で、ヴィラル登場!!これかかると燃えるぜ!!みたいな。



12曲目の『おまえら全員燃えてしまえっ!!!』なんかは超・大好きな曲のひとつで、これもグレン団ピンチ!!ってときにかかる曲。
超・緊迫感があって、放送時のピリピリした緊張が伝わってくるよ!って感じ。
個人的にはテッペリン攻略!!でも難攻不落!!みたいな、そんな感じ(分かるかよ、そんなんで!!)。
いやー、これいいわぁー。



そしてその後にかかる13曲目の『合体なんてクソくらえ!!(合体挿入曲第一番 ハ長調アレグロK2564)』。
もうこれはグレンラガンには絶対外せない曲。
そう、グレンラガンが合体するときにかかるあのハードギターの曲です。
まじ燃・え・る!!


さらに第3部に入ってからのガラッと雰囲気の変わる曲調ももちろん収録されていて、



17曲目の『The Blue monday e"r"ectrical parade』は第3部に入ってすぐ、ムガンがいきなり空中から現われて、あの無機質な物体とグレンラガンが高速で空中戦を繰り広げる、あの曲ですよ。
もうシーンが目の前にあるかのごとく蘇ります。


そして、究極の泣かせる曲


それは第4部に入って、次々とグレン団のメンバーが散っていく、特に印象的なのはキタンの名シーン、それを象徴したようなあの曲



19曲目『"Livera me" from hell』



。・゜・(ノД`)・゜・。



raw! raw!

fight the power!




。・゜・(ノД`)・゜・。



ここでかかるこのフレーズはまた一味違います。


ソプラノが歌っているのは「Libera me」というミサの典礼文の一節だそうで、「我を解放したまえ」という意味になります。


作曲者である岩崎琢さんのインタビューに記載されているんですが、これは最終決戦のために書いた曲で、上から押さえつけるようなソプラノの威圧に対して、(この曲は途中からラップが入ってきて)、ラップが(威圧に)抵抗していく、という構造をとっている、つまり「我を解放したまえ」という言葉(とは裏腹にそのソプラノ威圧的で)と、それに呼応するかのようにラップが(その威圧を)解放していく、というダブルバインドになっている、と言っているんです。

すっげー。

ほんとに感心しきりです。

またこの曲が好きになりました。

そもそも



raw! raw!

fight the power!




このグレン団を象徴するフレーズはもともとカミナのテーマ曲である10曲目『ラップは漢の魂だ! 己を信じて天を指差す怒涛の男・カミナ様のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!』(長っ!!)のフレーズで、つまるところ、カミナの魂の曲、フレーズだっちゅうことになります。


この曲についてはこう解説されていて、カミナのテーマが一人でラップしているのに対し、グレン団のテーマでは合いの手のラップの人数を増やすことで、カミナの魂がグレン団に広がっていく、そういう演出的要素を追加している、というじゃないですか!!


驚愕。

すっげー。

ほんとすげー。

なんか鳥肌たちますね。


そもそも僕はこのグレンラガンの音楽は第1話を見たときから「カッコイー!!」と感嘆していたわけですが、何がカッコよかったって、グレンラガンはともすればベタで熱いを通り越して暑苦しいになりかねない怖さがあるところを、この音楽がめっちゃスタイリッシュに、そして何よりアニメーションとリンクした疾走感、そして開放感を共有させてくれていたからだと思います。
#エウレカセブンの音楽が映像を助けたと京田監督が言っていたように、グレンラガンでもそういう現象があったんじゃないかと僕は思っています。

そんなバッチリはまったと思っていた音楽も、一度は岩崎さんはお断りをしているそうで、アニメっぽい音楽を作ることに疑問があったから、という思いがあったそうなのですが、逆に大人でも満足できる音楽として欲しい、という制作サイドからのリクエストにより、引き受けられたそうです。
意外だ。うん。


インタビューではこう続きます。


(当初本人曰く苦戦しながらも)今の形ができあがったのは、映像と音楽を喧嘩させる、カミナの魂=反骨精神を(その象徴として)ラップに託した、そういう中からベースが出来上がって、ラップが困難を突破しようとして足掻き、抗い、拮抗していく、そういう象徴として、またそのラップが様々に意味を変えて登場し、音楽のストーリーを作っていく、それはあたかも中島さんのストーリーに呼応するかのように、というじゃないですか。

もう感動しちゃったよ。

なんかこのインタビュー読んでから聴くとまたすっごいいいね。


サントラっていうのはただのBGM集じゃなくて、こういう作り手の想いとか、場面場面の感動とか、それまで築き上げてきた感動がストーリーを作っている、そういうものになっちゃってるんですよね。

いやー、ほんと良いわ、これ。
大好き。


この他にもインタビューでは、タイトル付けのこだわりや、楽曲の長さ、構成についても言及されていますので、是非読んで頂きたいですね。



最後の曲は『お前のxxxで天を衝け!』

これは次回予告の曲です。
これを最後にもってくるのはいいよねぇ。


ああ、グレンラガン、大好きです。

#再放送決定です。おめでとうございます。
#グレンラガンを見逃した皆様、是非見てください。
#この熱さ、絶対クセになりますよ。


元突破グレンラガン3

カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

元突破グレンラガン4

ジャケットはニア!!
第2部はニアによって光が差したといっても過言ではないです。
つか、第11話は必見。超・鳥肌ものの感動が!!
いや、ほんと第11話は良かったなー(涙)。
だからこそ、最終回がまた泣ける。ニアちゃん。・゜・(ノД`)・゜・。