蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

エアギア 第1巻 感想-Part1-

2004-05-29 18:59:17 | エアギア
■ゼロからのスタート
イッキがボロカスにやられて泣きまくる。
「仲間って何だ?」ってところから始まるのがすげーイイ。
主人公が何となく築いてきたものを一度剥ぎ取って、何もかも失った状態からエアトレックを通して自分を見つけていくためのスタートに立たせる。
荒っぽいけどこの始まり、すごく好感が持てる。

■「どうしてくれんだよっ全部テメーのセイだっ!」
自分たちは面倒なことは全部イッキに任せてたくせに、都合が悪くなると手のひらを返す。
実際はスカルから追い込みかけられてやらされてた訳だけど、イッキに負けて欲しくなかったってのは彼らの中にあって、無様に負けたからこその八つ当たりだと理解。
また、実際にはそういう奴も多い今の世間への風刺か。

この描写があるからこそ、

■「だから おまえだけはそんなツラしねえでくれよ」「頼むよ・・・ ベビーフェイス・・・!!」
カズの泣きながらの語りは熱い。
暴力に屈しているとは言え、やはりイッキのことが好きで期待してしてしまう。ガキの頃からのダチだから。
でもそれって、身勝手じゃねーか?それじゃ何も変わってねーだろ、って思ったところに、

■「だったらテメーらも命がけで見物してろや」
やっぱそうこないとね。リスクテイキングしない奴が期待だけするってのはどうかなって思ったところにこの言葉。
またイッキもカズやオニギリを巻き込みたくないから「見物してけや」ってコメントをしたところがカッコイイ。

■その後
スカルとの対決に及び腰ながらイッキの応援に駆けつけるところがツボ(もう終わってたけど)。

■この後
この描写があったからいろんなストーリーが映えるんだよね。
仲間って何?とか、俺って何がやりてーんだ?とか。
大暮維人先生ってすげー絵がきれいなことに目を奪われがちなんだけど、こういう対比表現が意外とうまいんだよね。
天上天下を難解にしてしまったことがあるのか、エアギアはこの辺を結構シンプルにしてて、それがうまくいってる気がするな。

さて、今回は前提みたいなのの感想になったけど、次は対スカル戦の感想書きます。

エアギア 第1巻 感想-Part0-

2004-05-29 17:46:51 | エアギア
天上天下からの流れで大暮維人先生の作品を読んだんですが、これオモシロイ!

連載開始したときはちょうどマガジン止めてた時期だったので気が付きませんでしたが、一気に5巻買っちゃいました。
#たまたまマガジンで見たとき(多分Trick20か21の時)はちょうどスピットファイアが登場した時で、
・奴が生理的に受け付けなかった、とか
・ローラーブレード(当時A.Tという認識なかったので)から炎は出ねーだろ、とか
・そもそもローラーブレードをケンカの道具に使うなよっ、とか
・格闘やるならローラーブレードの組み合わせに無理があるだろ、
とかで敬遠しちゃったんだよね。
今思えばまさに木を見て森を見ずってやつですよ。

エアトレックをケンカの道具に使うっていうことについては、後でイッキからも触れられてたりして、先入観を持ってしまったところをきちんとフォローが入ったことで逆に好きになったのかも。
今では「ありえねーだろ!」ってとこまでツボになってるから不思議。
#スピットファイアが生理的に受け付けないところは今でも変わらないのですが。

そんな感じで単行本単位に感想を書いてみたいと思います。