蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

わっちらも行くかや

2008-03-02 10:48:29 | Weblog
午前中のフランクフルト→ロンドンのフライトがキャンセルになったけれども、空港まで行かずにホテルからフライトをリニューアルしたまでは良かったけれども、結局フランクフルトマイン空港でリスケした飛行機が遅れて、1時間半くらい空港で待つ羽目になり
最初のキャンセレーションからすぐにフランクフルト中央駅からインターシティ(鉄道)でパリのギャルドゥノルドまで行って、ユーロスターに乗れば良かったと思った燕。です、みなさんこんにちは(長い挨拶文にお付き合い頂きありがとうございます(ペコリ))。

いやー、それにしてもフランクフルトのマイン空港のセキュリティチェックには辟易しました(笑)。
手荷物検査2回もやって、それから更にパスポートコントロール抜けてるにも関わらず、ルフトハンザの職員に「どこまで行くんだ?目的は?何日滞在するんだ?」とか聞かれるし、殆どディレイした飛行機の時間つぶしのためにいろいろと乗客にやらせてるんじゃないかと思うほどでした。
もう笑うしかないです。

おかげでロンドンでミュージカルをマチネ(お昼にやる格安の回)で観ようと思っていたのに、全然間に合いませんでした。


それにしても、ユーロは馬鹿にしてるくらい高いな、と思っていたのですが、イギリスのポンドに比べたらまだかわいいほうでした。
何度来ても、ロンドンでは自分が貧乏になった気がしてならないですね(笑)。

一緒に出張している先輩が言っていたんですが、イギリスの料理がおいしくないというのは世界的に有名だけれども、特にロンドンの料理が何故まずく感じるかというと、物価が高くて、この程度の味でこの値段を請求するのか?と思うと余計に腹が立って、相対的に更に不満足度を向上させる結果になっているんだ、と言っていた言葉に素直に納得です。
#もちろん全部の料理がおいしくないわけじゃないんですよ。
#おいしいのもちゃんとあるんですが、滅多にお目にかかれないだけで(それって・・・)。


そう考えると、同じアングロサクソン系でも、ドイツの料理は凝ってないけれども、質実剛健なおいしさがあるなと思うし、仕事の仕方についても、ドイツは(全員がそうでは決してないけれどもイギリスと比較して)きっちりとしている印象がありますね。
#今日もロンドンのホテルで氷を頼んだら、2回の催促をしてようやく1時間後に持ってきてくれるというグッドサービス振りを発揮してくれて、ああ、ロンドンに来たなという実感を持つことができました(笑)。
#つか、ロンドンでこういう依頼をしてちゃんと来たのだから、それはそれで凄いことなんだと思いますよ(つか、満足度のレベル下げすぎですか?)。


この週末をどっちで過ごすかは非常に迷ったんですよ。

何も観光するところがないフランクフルトだけれども、ビールは美味しいし、料理もそれなりに美味しいし、その他のお酒も美味しい。
観光するところはあるけれども、料理が不味いロンドンか。

結局、同行者の意見を尊重してロンドンになったわけですが、ミュンヘンとか行けばよかったかな・・・。
#もしくは格安航空券があれば、ミラノあたりに行っても良かったかも。


フランクフルトは、ドイツ国内の景気よりも、むしろ東欧の窓口としての意味合いが強く、東欧への拠点としての活気がありましたね。
#現地に言わせると、もう東欧への投資熱も落ち着いてきたところで、次は本格的にロシアに行かないと駄目だね、みたいな感じ。

という話をソーセージ、ザウアークラフト、ジャーマンポテト、でっかい肉を食べながら、1リットルビールとか、林檎ワインとか、シナプス(非常に強いウォッカみたいな林檎の味のするお酒)とか飲みながら、現地駐在員とかローカルスタッフとかと話していました。

そんな話をしながらも、気分は『狼と香辛料』に内心持っていかれていたんですけどね(笑)。


ヒロインのホロはFateのセイバーばりに腹ペコキャラなんですが、彼らが(現在3巻まで読んだ限りでは)食べている食事はドイツ料理ちっくなのが多くて、こちらの雰囲気としては抜群でした。

ああ、こういうのを食べながらホロとロレンスの若夫婦は旅をしているのか、と。


そういう中で、フランクフルトからロンドンへ行く飛行機の中で読み終えた『狼と香辛料』第3巻、超・面白かったです。


思わず、ロレンスが腹をくくって最後の勝負に出てからラストまでのシーンを読み返してしまうほどに。
#ルフトハンザから出された硬いパンと生ハムのサンドウィッチがまた美味くて(待たされてお腹空いてたからなんだけど)、余計に雰囲気を盛り上げてくれたわけです。


いやー、ほんと、マリみてのレイニーブルー読んだときくらいハラハラしながら読んでしまいましたよ。

第3巻は信用売りの話なんですが、それと上手くホロとロレンスの「絆」とか、どれだけ大切に思っているかというのが絡んでいて、素晴らしい出来でした。

また読んじゃうな、これは。

本当に3巻までしか持ってこなかったのが悔やまれます。


それにしても『狼と香辛料』、完全にハマッてしまいました。

是非、アニメ版は第3巻までやってほしいですね。

日本に帰ったから早速4巻以降をまとめて購入です。

アニメ版のOP主題歌『旅の途中』も、この物語の雰囲気に超・マッチしているので、お勧めです。
で、読むときはロレンス=福山ボイス、ホロ=小清水ボイスに脳内変換することも必須ですよ。

清浦夏美 旅の途中


狼と香辛料 (電撃文庫)

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2 コメント

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Unknown (マック)
2008-03-02 17:51:21
俺も高校のとき一ヶ月間イギリスでホームスティしたんですが…確かにメシはマズかったですね。

とにかく味付けが単調で、美味くもないマメばっか食ってるしw
まぁ日本人がいいもんばっか食いすぎてる、てのもあるんでしょうが。

ロンドン行ったとき、日本料理屋探して見つけたら従業員チャイニーズだったしw
ラーメンで1500円ぐらい取られましたよww

まぁメシはともかく人はいい国ですよね
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もちろんです (燕。(管理人))
2008-03-10 00:48:17
■マックさんへ
もちろん、もちろん、どの国に行っても基本的にみんな良い人が多いです。
イギリスも個人個人は凄く親切ですし、仕事仲間で良い奴もたくさん居ます。
最近、ロンドンで仕事をしている人とも良く話すんですが、仕事に国民性って現われるよね、という話をしてまして、
イギリスの仕事っぷりを考えるに、一部の超・優秀なマネージャが全体を引っ張る完全トップダウンと言う感じで、これがオペレーションレベルになると国民性として苦手なんだな、という話をしてたんですよ。
#この記事を書いた後に、そういう出来事があって、日本人だからと何度も言ってるのに、中国語ガイドを渡されたり(笑)。
#その代わりBritish Standard(いわゆるBSシリーズ)とか、学問的な編纂とか分類とか、そういう高い次元の標準化が得意なんですよね。
逆に日本人はトップダウンじゃなくてボトムアップ。
世界的に超・優秀なリーダーが出現しない代わりに、日本製品の壊れにくさ、品質の高さ、そういうのがボトムアップで生きている感じ。
そう考えると、同じような食材で同じようなメニューなのに、ドイツの方が料理が美味しいのは、そういうオペレーションレベルの凝り方の違いなんだろうか、とふと思ったりしましたよ。
色んな国をこれまで回った結果、ご飯はダントツにイマイチですが、英国人はそれを自虐ネタにしているあたり、懐が深いです、やるなイギリス。
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