今週ほとんど大阪に出張していたので、感想がほぼ1週遅れに。
内容としては、ほとんど最後の引きの1コマに持っていかれたので、今回は簡潔に。
それにしても、最後にナナリーが再登場してきたのにはビックリ。
#つか、公式HPも微妙なことしなければいいのに・・・と素直に思ったよ。
しかしながら、ナナリーが担っている作中での意義は凄く大きいので、やはりここでの再登場はクライマックスへ向けて必定というところでしょう。
気持ちの一方通行が登場人物の大半を占めるなか(現在生存しているキャラでは)ほぼ唯一他者を思いやり、世界とはそもそも優しくなく厳しいものだと(だから他人に優しくなれる世界が必要だと)知っているナナリーというのはある意味最強キャラです。
対してルルーシュは、皇帝ポジションになって、これまで比べてより「世界が優しくないのならば(自分の思い通りにならないのなら)その世界ごと作り変える、そのためには既存の世界を壊しても構わない」という色をより強めた、という感じに見えます。
#おそらくこれはスザクも同調した考え。
つまりは気持ちの一方通行化に拍車がかかった形になっており、超合衆国との和解?についても、他者とどう通じ合うか?という方向性ではなく、他者はこう考えてこう動くであろうから、こう仕掛ければ望んだ結果が得られるだろう、という自分の世界を貫いています。
反面、ユフィのことも思っており、自分の悪名が轟けばユフィの虐殺皇女という汚名もいずれは薄れ行くだろう、という優しさも併せ持つ。
#ナナリー、ユフィ、シャーリーだけが現在のルルーシュが心を開いていたから、とも言えるかも。
#近い存在としては、大事ゆえに遠ざけているカレンがいるかもしれない。そういう意味ではリヴァル、ミレイあたりもそうなんだろうな。
ここでラスボスとして対峙するのはシュナイゼルですが、彼もまたルルーシュと同じく一方通行の人なので、他人の気持ちがどうであろうと、彼の誘導術によって、その人が望んでいるであろうものを用意し、誘導することで選択肢を狭めてあたかも自分が決断したかのように落とす。
やっていることはルルーシュと同じなわけで、先週の感想にも書いたとおり、やはり彼はルルーシュの鏡的存在。
ゆえに、ルルーシュが対峙しないといけないのは自分なのかもしれない。
ちなみにシュナイゼルの上手いところは、自分が主張しているのではなく、周囲の皆がそう思っているので私はそれを代弁しているに過ぎない、と自分が前に出て主張することを避けるところにあります。
#今回の皇帝にふさわしいのはナナリーというところにもそれが現れています。
#こういう手法は普通に会社で物事を進めていくときに非常に有効です。
#(サービス提供を渋る社内の部署に対して)私が言っているのではありません、お客様のご要望なんです。あなたはいったい誰から給料をもらっているのですか?会社が給料を払ってくれているのではないのですよ(お客様ですよ)?という会話は結構日常的にあったりなかったり・・・。
脱線しましたが、ルルーシュはナナリーを通してしか、今のところ他者の気持ちを考えるすべを知らない。
そんなナナリーを敵に回して、ルルーシュそしてスザクはどう抗えば良いのか?
・世界は自分が思っているほど優しくはなく、基本的に厳しいものである。
・自分ひとりの世界に閉じていれば世界は優しいかもしれない。
が、現実には独りの世界なんて有り得ない。
・そんな世界の中で気持ちの一方通行の人間がいかに万能の能力を有していても、自分の世界の王にしかなれない。
というルルーシュを現す一方で、
・抑圧された中からこそ、本当の気持ちが突き破ってくる。
・反逆精神の中に光るものが現れる。
・本物のブレイクスルーはそうした中から生まれる。
というような点についても、作中是として扱っていると思うので、人は支配されたがっていると思っているシュナイゼルはこの作品では(例え居心地が良い世界であっても)抑圧としての存在かもしれないし、ルルーシュはその抑圧の中で思い通りにならない力を溜め込んで、本当のブレイクスルーまでつなげることができるかどうか?という戦いなのかもしれない。
当然、こういう流れなのだから、世界は厳しい(ナナリーはハンデがあるからこそ最初から自分ひとりでは生きられないという世界の厳しさをしっていた)というなかで、他人に優しくなれる世界、つまり自分だけの世界じゃなくて、他者の世界をも受け入れて相手を思っていける世界という方向へ行かなくてはならない、と思う(たぶん)ので、ルルーシュのブレイクスルーがあるとすればそこなのかもしれない・・・、なんて思ったり思わなかったり。
■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 (Blu-ray Disc)
■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02 (Blu-ray Disc)
■1/35 メカニックコレクション 紅蓮弐式
内容としては、ほとんど最後の引きの1コマに持っていかれたので、今回は簡潔に。
それにしても、最後にナナリーが再登場してきたのにはビックリ。
#つか、公式HPも微妙なことしなければいいのに・・・と素直に思ったよ。
しかしながら、ナナリーが担っている作中での意義は凄く大きいので、やはりここでの再登場はクライマックスへ向けて必定というところでしょう。
気持ちの一方通行が登場人物の大半を占めるなか(現在生存しているキャラでは)ほぼ唯一他者を思いやり、世界とはそもそも優しくなく厳しいものだと(だから他人に優しくなれる世界が必要だと)知っているナナリーというのはある意味最強キャラです。
対してルルーシュは、皇帝ポジションになって、これまで比べてより「世界が優しくないのならば(自分の思い通りにならないのなら)その世界ごと作り変える、そのためには既存の世界を壊しても構わない」という色をより強めた、という感じに見えます。
#おそらくこれはスザクも同調した考え。
つまりは気持ちの一方通行化に拍車がかかった形になっており、超合衆国との和解?についても、他者とどう通じ合うか?という方向性ではなく、他者はこう考えてこう動くであろうから、こう仕掛ければ望んだ結果が得られるだろう、という自分の世界を貫いています。
反面、ユフィのことも思っており、自分の悪名が轟けばユフィの虐殺皇女という汚名もいずれは薄れ行くだろう、という優しさも併せ持つ。
#ナナリー、ユフィ、シャーリーだけが現在のルルーシュが心を開いていたから、とも言えるかも。
#近い存在としては、大事ゆえに遠ざけているカレンがいるかもしれない。そういう意味ではリヴァル、ミレイあたりもそうなんだろうな。
ここでラスボスとして対峙するのはシュナイゼルですが、彼もまたルルーシュと同じく一方通行の人なので、他人の気持ちがどうであろうと、彼の誘導術によって、その人が望んでいるであろうものを用意し、誘導することで選択肢を狭めてあたかも自分が決断したかのように落とす。
やっていることはルルーシュと同じなわけで、先週の感想にも書いたとおり、やはり彼はルルーシュの鏡的存在。
ゆえに、ルルーシュが対峙しないといけないのは自分なのかもしれない。
ちなみにシュナイゼルの上手いところは、自分が主張しているのではなく、周囲の皆がそう思っているので私はそれを代弁しているに過ぎない、と自分が前に出て主張することを避けるところにあります。
#今回の皇帝にふさわしいのはナナリーというところにもそれが現れています。
#こういう手法は普通に会社で物事を進めていくときに非常に有効です。
#(サービス提供を渋る社内の部署に対して)私が言っているのではありません、お客様のご要望なんです。あなたはいったい誰から給料をもらっているのですか?会社が給料を払ってくれているのではないのですよ(お客様ですよ)?という会話は結構日常的にあったりなかったり・・・。
脱線しましたが、ルルーシュはナナリーを通してしか、今のところ他者の気持ちを考えるすべを知らない。
そんなナナリーを敵に回して、ルルーシュそしてスザクはどう抗えば良いのか?
・世界は自分が思っているほど優しくはなく、基本的に厳しいものである。
・自分ひとりの世界に閉じていれば世界は優しいかもしれない。
が、現実には独りの世界なんて有り得ない。
・そんな世界の中で気持ちの一方通行の人間がいかに万能の能力を有していても、自分の世界の王にしかなれない。
というルルーシュを現す一方で、
・抑圧された中からこそ、本当の気持ちが突き破ってくる。
・反逆精神の中に光るものが現れる。
・本物のブレイクスルーはそうした中から生まれる。
というような点についても、作中是として扱っていると思うので、人は支配されたがっていると思っているシュナイゼルはこの作品では(例え居心地が良い世界であっても)抑圧としての存在かもしれないし、ルルーシュはその抑圧の中で思い通りにならない力を溜め込んで、本当のブレイクスルーまでつなげることができるかどうか?という戦いなのかもしれない。
当然、こういう流れなのだから、世界は厳しい(ナナリーはハンデがあるからこそ最初から自分ひとりでは生きられないという世界の厳しさをしっていた)というなかで、他人に優しくなれる世界、つまり自分だけの世界じゃなくて、他者の世界をも受け入れて相手を思っていける世界という方向へ行かなくてはならない、と思う(たぶん)ので、ルルーシュのブレイクスルーがあるとすればそこなのかもしれない・・・、なんて思ったり思わなかったり。
■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 (Blu-ray Disc)
■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02 (Blu-ray Disc)
■1/35 メカニックコレクション 紅蓮弐式