蒼穹のぺうげおっと

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マクロスF 第3話 「オン・ユア・マークス」 感想

2008-04-23 01:30:09 | マクロスF
「オン・ユア・マークス」というタイトルに相応しい第3話、マークスが複数形になっていることからも、アルトとランカがそれぞれのスタートラインに立った、そういう回でしたね。
#オン・ユア・マークは位置について、の意味。

そして何よりマクロスと言えば密室閉じ込められ状態。

輝と未沙が恋に落ちていくシーンを思い出してしまいますね。

しかし今回はランカ、シェリル、アルトの三人が一緒。

どっちに転ぶか分かりません。

やっぱりマクロスの基本はラブストーリーだよね。


■アルトとヒロイン二人

万年2番手の異名を持つアルトが、その常に上を行くミハエルに助けられた、そして今自分には自分の命をどうすることもできない無力さを感じてしまう、そんな苛立ちを無意識にランカにぶつけてしまった、というのが現時点でのアルトくんだったわけです。

そりゃーシェリルにも怒られるってもんですよ。

対するシェリル。

視聴者サービスシーンもあったわけですが(笑)、やはりシェリルの自信に満ちた姿は一朝一夕にして出来上がったものではなく、たゆまぬ努力の賜物であり、自分がシェリルであることに恥じない行動を常に取ってきたという自負の表れでもあった、というわけなんですよね。

カッコいいです、シェリル。

もしアルトとの対比が今後描かれるとするならば、同じ芸事の道を途中で逃げ出した(とミハエルに言われている)アルトの心構えと、シェリルの第1話であった「プロ」意識、というところの差として描かれてくるのかもしれないですね。

というわけで、スタート地点に立つ前のアルトくんはこの時点でシェリルに完敗、というわけです。

で、ランカ。

あたしなんか……、と思っていたランカが、二度の死ぬ目にあって得た気持ちは、あたしはここにいる、と自分の存在を何らかの形で証明したい、それが歌なんだ、と気が付いた。

シェリルの自分に素直になりなさい、というアドバイス、そしてそこにアルトの一言が加わって、ここでようやくスタートラインに立つ。
まさに、オン・ユア・マーク。

何か苛立ちっぱなしだったアルトも、ランカの歌を聴いて心が落ち着いた状態に。
きっとランカの歌には癒し効果があるんだろうねー。

ランカはきっと今後、当時のトラウマや、レオンが気にしていた「何か」に立ち向かわないといけない、というシチュエーションがきっと来ると思うんですよね。

それと同じく、アルトも立ち向かわなくちゃいけないもの。

それは今回も作中ちょっとだけ出てきた自分の父親との対峙、なんでしょうね。

自分の道は自分で決めたい、生きるも死ぬも一人で構わない、と言っているアルト。

きっとそんなアルトも、父親とのわだかまりと立ち向かうシーンが来たり、仲間やランカ、シェリルとの触れ合いできっと変わっていく。

だけれども、今のアルトが決めたこと。

それはSMSへ入隊して、自分の足で立つ、生きると決めたこと。

これがアルトのスタートライン。
オン・ユア・マーク。

それはやっぱりランカの歌や、ランカへ語りかけながら、自分に対しての語りかけだったのかもしれないですね。

だからランカとアルト。

二人がいたので、二人ともスタートラインへ。
オン・ユア・マークス。

なるほど。



で、やっぱりマクロスと言えば、ミス・マクロス。
頑張れ、ランカ。
リン・ミンメイは15歳でミス・マクロスだよ。

どちらかと言うと、ランカは無印マクロスのときのリン・ミンメイ。

シェリルは雰囲気は違うけれども、最初からトップアイドルという点で「愛・おぼえていますか」のリン・ミンメイと言う感じなのかなぁ。

こういう感じのダブル・ヒロインも良いですね。


■次回予告

なんか気のせいか、一瞬クァドラン・ロー、しかもミリアの赤い機体が見えた気がしたんですけどー!

新しくも、ノスタルジー、という感じですね、マクロスF。
やっぱり好きだなー。

マクロスF(フロンティア) 1 (Blu-ray Disc)

やっぱりBlue-Rayで購入決定です。