今年一年を振り返って、というのを本来はきちんと時間をとって、ちゃんとやりたかったのだけれども、それをやるのはほぼ不可能な残り時間となりました(笑)。
つか、むしろ今年を振り返るならば、万事が万事こんな感じで脳内記事を書いてはお蔵入りする(つまり書けなかった)、という感じだったわけで、最後の最後まで今年っぽかったと言えるのではないでしょうか(いや、そんな風に言われても)。
というわけで、ブログ運営的にはやり残したところがたくさんあった本ブログ。
それは来年への活力にしたい!!と思うだけ思ってみます。
何も振り返らないのもアレなんで、今年印象に残った作品だけ5本、簡単に振り返りたいと思います。
それでは簡単に~。
■第5位:電脳コイル
いやー、本当にあの訳の分からない第1話から始まって、最終話まで辿り着いた後のあの感覚、本当に楽しませてもらいました。
特にサッチー、デンスケ、という本来は電脳ペットというキャラが徐々に人間味を帯びていき、ラスト2話でみせる彼らの果たす役割、表情、しぐさのひとつひとつが涙をさそうようにできていて、しかもそれは第1話からずっと積み重ねてきて辿り着くというその構成力にも同じく驚嘆と感動を与えてもらいました。
また本来の主人公であるヤサコとイサコが、過去から始まる因縁の関係をラストで解きほぐすように、未来へ続くように終わっていく、素晴らしいラストだったと思います。
ネット上のつながりだけでなく、かといってそれを否定するだけでなく、第3の道として伝えたかったのは「心」で、論理的でも物理的でもなく、「心」という目に見えないものを大事にしたい、というメッセージ、しっかりと伝わったんじゃないかと思います。
個人的にはそのラストシーン、ヤサコとイサコが歩み寄るシーンにおいて、蒼穹のファフナーで使われた曲「未来-過去」という曲がそのまま使われたことに驚いたけれども、それはシーンとすごく合致していて、そのタイトル通りのメッセージを伝えていたことに更なる感激を覚えました。
蒼穹のファフナーもお勧めですよ(笑)。
参考感想:電脳コイル 未来-過去
■第4位:劇場版ポケットモンスター ディアルガvsパルキアvsダークライ
正直ポケモン侮ってました。猛反省です。
ポケモン映画10周年記念のこの作品、素晴らしかったです。
まさに10周年にふさわしい大作だっとと思います。
特に序盤のミスリードから中盤に明かされていく過去、そして果たされる100年を超えた約束。
その約束を果たすのは忌み嫌われるポケモン、ダークライ。
居場所がなかったダークライに居場所を与えてくれた人との約束。
そしてその「皆の」居場所を守るために、そして約束を果たすために命をかける男ダークライ。
マジで感動でした。
その命を懸けたわずか一瞬が稼いだ時間、そのわずかな時間のおかげで発動する100年を超えた黄金のギミック。
すべてを救うために発動する100年越しを想い。
すっげー!!
子供向け作品ですけど、大人も十分に楽しめる大作だったと思います。
面白かった。
参考感想:劇場版ポケットモンスター ディアルガvsパルキアvsダークライ
■第3位:劇場版 空の境界 俯瞰風景
これも素晴らしい出来でしたねー。
小説版で幾重にも織り込まれた叙述トリック。それを映像化することでどうなるのか?
結果、その叙述トリックを全く損なうことなく、映像化ならではの視点をもって、しっかりと映像トリック的にも出来上がっているのではないか?
小説版、劇場版の両方を見ることで初めて読者・視聴者が「俯瞰」の視点をもって、その「風景」をみることができる。
まさに「俯瞰風景」。
武梨えりさんも絶賛した式がハーゲンダッツを食べるシーンは必見です(笑)。
・・・・・・つか、第二章「殺人考察(前)」の予約が取れない(泣)。
美しい映像にも是非酔って頂きたいですね。
参考感想:劇場版 空の境界 俯瞰風景
■第2位:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
これもまた素晴らしい出来でした。ヤシマ作戦、正直感動した。
オリジナルのエヴァンゲリオンについて庵野監督は寂しくて寂しくどうしようもないときに作った作品で、(結婚した)今となって、あの心境でああいう作品を作るのはもう無理、と奥さんの安野モヨコさんの本のインタビューで言っていたような気がするのですが、その庵野監督が今なぜ?なのか。
その答えがこの劇場版にはきちんと出ていたんじゃないかと思います。
オリジナルのエヴァンゲリオンに対する僕の認識は、寂しくて寂しくてどうしようもなくて他者に受け入れて欲しい、けれども近づき方が分からない、そして最後の最後に拒絶してしまった、そういう物語。
当時の劇場版のラストで飛鳥の言葉は、社会現象化しちゃったそんな流れに対して拒絶したんじゃないか、なんて思っています。
しかしながら、その新劇場版。
その点において全く違うと感じました。
寂しく寂しくてどうしようもなくて、他者に受け入れて欲しい、愛して欲しい、という点は変わらず、それでも次の一歩を踏み出す、そういう勇気を持っていいんだ、寂しくても一人ではないんだ、というのを、本来言いたかったけれども、当時は言えなかった、そんなメッセージを感じます。
その収斂されるポイント、それがヤシマ作戦。
自分は一人なんだ、と思うシンジに対して、日本中の電力が集まってくる、日本中から期待が、想いが集まってくる。
そして集約された想いが一点に集まって放たれる力。
素晴らしかったですね。ここはすごい。
次も本当に楽しみです。
参考感想:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 感想
■第1位:天元突破グレンラガン
今年の僕にとってこれが全てで、これ以外にない、ベストオブベスト。
こんなに感想を書いていて楽しかったことも久し振りだし、こんなに気持ちが乗って感想を書いたのも久し振り。
とにかく熱くて、エネルギーの塊、そんな作品でした。
グレンラガン、最高。
どこが凄い、とか一言で言うのは非常に難しい、良い点がたくさんありすぎて困ります。
その中で敢えて言うとするなrば、那須きのこさんも言及されていたんですが、最終話近くでの大グレン団のメンバー、ゾーシィの最期の言葉。
「俺、どこまで行けた?」
です。
これは確かWebラジオでも今石監督も言っていた気がするのですが、どこまで行けた?といのは、、グレンラガンを創ったスタッフ一同の想いなんじゃないですかね?
「俺(たち)どこまで行けた?」まさに、スタッフの全身全霊をかけた情熱が伝わってきた、間違いなくそう思います。
ガイナックスのスタッフの中でもヱヴァンゲリヲン新劇場版:序をやるから手伝ってくれ、と頼むと、僕は今グレンラガンをやっているのでダメです、と断られたなんてエピソードもあるとか。
最初から最後まで全力投球。
これもまた最高の作品でした。
グレンラガン、最高。
参考感想:天元突破グレンラガン シリーズ感想
とまあ、こんな感じで振り返ってみました。
つか、もうギリギリじゃん。時間。
といわけで、今年は皆様に大変お世話になりました。
来年も宜しくお願いいたします。
つか、むしろ今年を振り返るならば、万事が万事こんな感じで脳内記事を書いてはお蔵入りする(つまり書けなかった)、という感じだったわけで、最後の最後まで今年っぽかったと言えるのではないでしょうか(いや、そんな風に言われても)。
というわけで、ブログ運営的にはやり残したところがたくさんあった本ブログ。
それは来年への活力にしたい!!と思うだけ思ってみます。
何も振り返らないのもアレなんで、今年印象に残った作品だけ5本、簡単に振り返りたいと思います。
それでは簡単に~。
■第5位:電脳コイル
いやー、本当にあの訳の分からない第1話から始まって、最終話まで辿り着いた後のあの感覚、本当に楽しませてもらいました。
特にサッチー、デンスケ、という本来は電脳ペットというキャラが徐々に人間味を帯びていき、ラスト2話でみせる彼らの果たす役割、表情、しぐさのひとつひとつが涙をさそうようにできていて、しかもそれは第1話からずっと積み重ねてきて辿り着くというその構成力にも同じく驚嘆と感動を与えてもらいました。
また本来の主人公であるヤサコとイサコが、過去から始まる因縁の関係をラストで解きほぐすように、未来へ続くように終わっていく、素晴らしいラストだったと思います。
ネット上のつながりだけでなく、かといってそれを否定するだけでなく、第3の道として伝えたかったのは「心」で、論理的でも物理的でもなく、「心」という目に見えないものを大事にしたい、というメッセージ、しっかりと伝わったんじゃないかと思います。
個人的にはそのラストシーン、ヤサコとイサコが歩み寄るシーンにおいて、蒼穹のファフナーで使われた曲「未来-過去」という曲がそのまま使われたことに驚いたけれども、それはシーンとすごく合致していて、そのタイトル通りのメッセージを伝えていたことに更なる感激を覚えました。
蒼穹のファフナーもお勧めですよ(笑)。
参考感想:電脳コイル 未来-過去
■第4位:劇場版ポケットモンスター ディアルガvsパルキアvsダークライ
正直ポケモン侮ってました。猛反省です。
ポケモン映画10周年記念のこの作品、素晴らしかったです。
まさに10周年にふさわしい大作だっとと思います。
特に序盤のミスリードから中盤に明かされていく過去、そして果たされる100年を超えた約束。
その約束を果たすのは忌み嫌われるポケモン、ダークライ。
居場所がなかったダークライに居場所を与えてくれた人との約束。
そしてその「皆の」居場所を守るために、そして約束を果たすために命をかける男ダークライ。
マジで感動でした。
その命を懸けたわずか一瞬が稼いだ時間、そのわずかな時間のおかげで発動する100年を超えた黄金のギミック。
すべてを救うために発動する100年越しを想い。
すっげー!!
子供向け作品ですけど、大人も十分に楽しめる大作だったと思います。
面白かった。
参考感想:劇場版ポケットモンスター ディアルガvsパルキアvsダークライ
■第3位:劇場版 空の境界 俯瞰風景
これも素晴らしい出来でしたねー。
小説版で幾重にも織り込まれた叙述トリック。それを映像化することでどうなるのか?
結果、その叙述トリックを全く損なうことなく、映像化ならではの視点をもって、しっかりと映像トリック的にも出来上がっているのではないか?
小説版、劇場版の両方を見ることで初めて読者・視聴者が「俯瞰」の視点をもって、その「風景」をみることができる。
まさに「俯瞰風景」。
武梨えりさんも絶賛した式がハーゲンダッツを食べるシーンは必見です(笑)。
・・・・・・つか、第二章「殺人考察(前)」の予約が取れない(泣)。
美しい映像にも是非酔って頂きたいですね。
参考感想:劇場版 空の境界 俯瞰風景
■第2位:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
これもまた素晴らしい出来でした。ヤシマ作戦、正直感動した。
オリジナルのエヴァンゲリオンについて庵野監督は寂しくて寂しくどうしようもないときに作った作品で、(結婚した)今となって、あの心境でああいう作品を作るのはもう無理、と奥さんの安野モヨコさんの本のインタビューで言っていたような気がするのですが、その庵野監督が今なぜ?なのか。
その答えがこの劇場版にはきちんと出ていたんじゃないかと思います。
オリジナルのエヴァンゲリオンに対する僕の認識は、寂しくて寂しくてどうしようもなくて他者に受け入れて欲しい、けれども近づき方が分からない、そして最後の最後に拒絶してしまった、そういう物語。
当時の劇場版のラストで飛鳥の言葉は、社会現象化しちゃったそんな流れに対して拒絶したんじゃないか、なんて思っています。
しかしながら、その新劇場版。
その点において全く違うと感じました。
寂しく寂しくてどうしようもなくて、他者に受け入れて欲しい、愛して欲しい、という点は変わらず、それでも次の一歩を踏み出す、そういう勇気を持っていいんだ、寂しくても一人ではないんだ、というのを、本来言いたかったけれども、当時は言えなかった、そんなメッセージを感じます。
その収斂されるポイント、それがヤシマ作戦。
自分は一人なんだ、と思うシンジに対して、日本中の電力が集まってくる、日本中から期待が、想いが集まってくる。
そして集約された想いが一点に集まって放たれる力。
素晴らしかったですね。ここはすごい。
次も本当に楽しみです。
参考感想:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 感想
■第1位:天元突破グレンラガン
今年の僕にとってこれが全てで、これ以外にない、ベストオブベスト。
こんなに感想を書いていて楽しかったことも久し振りだし、こんなに気持ちが乗って感想を書いたのも久し振り。
とにかく熱くて、エネルギーの塊、そんな作品でした。
グレンラガン、最高。
どこが凄い、とか一言で言うのは非常に難しい、良い点がたくさんありすぎて困ります。
その中で敢えて言うとするなrば、那須きのこさんも言及されていたんですが、最終話近くでの大グレン団のメンバー、ゾーシィの最期の言葉。
「俺、どこまで行けた?」
です。
これは確かWebラジオでも今石監督も言っていた気がするのですが、どこまで行けた?といのは、、グレンラガンを創ったスタッフ一同の想いなんじゃないですかね?
「俺(たち)どこまで行けた?」まさに、スタッフの全身全霊をかけた情熱が伝わってきた、間違いなくそう思います。
ガイナックスのスタッフの中でもヱヴァンゲリヲン新劇場版:序をやるから手伝ってくれ、と頼むと、僕は今グレンラガンをやっているのでダメです、と断られたなんてエピソードもあるとか。
最初から最後まで全力投球。
これもまた最高の作品でした。
グレンラガン、最高。
参考感想:天元突破グレンラガン シリーズ感想
とまあ、こんな感じで振り返ってみました。
つか、もうギリギリじゃん。時間。
といわけで、今年は皆様に大変お世話になりました。
来年も宜しくお願いいたします。