テロ支援組織に対する圧倒的殲滅から4ヵ月後、そこで迎えるガンダムの、いや、ソレスタルビーイング初の危機的状況。
セルゲイの渋さもさることながら、窮地に立たされたガンダムマイスターたち、いや、ソレスタルビーイングのメンバーたちはどうこの窮地を脱するのか?
という絶妙の引きでしたね~。
エンタメ的にも十分ピンチ感があって面白かったんですが、今回はもう一つ、ミクロ視点、つまりキャラ視点での二面性みたいなのが見れて、これまで感情面をあまりみせてこなかったソレスタルビーイングのメンバーたちの掘り下げ(背景)とか、こういうのが積み重なって徐々に感情移入し始めちゃう、で抜けられない、みたいな。
どんどん演出の妙にはまっていく自分。
ダブルオー、かなり好きです。
■二面性
今回やっぱり一番ドキドキするポイントはソレスタルビーイング初の窮地、というところだと思うんですが、個人的にはもう一つ、ソレスタルビーイングのメンバーのキャラ掘り下げが徐々に成されて来ているところでしたね。
ふむふむ、こういう風に徐々に来るわけね、なるほどー、とか思いながら観てました。
特に個人的に今回一番面白かったのは、ロックオンとフェルトの会話でした。
フェルトはこれまで他人と接するのが苦手なタイプという表現がなされていたので、なんつーかギャップ萌えみたいな(笑)。
感情表現を極力抑えてきたようなフェルトが、独りになったときに涙していた。
それは両親の命日だったから。
普段表情をみせないフェルトだけれども、そんなフェルトでも特別な日くらいは…。
そこに現われるロックオン。
両親の死、というキーワードでつなぐ、自分の本名(過去)。
これが刹那だったりティエリアだったりしたらこういう会話にはならなかったんだろうな…。
#また、それを目撃したのがアレルヤだったから赤面してたけど、刹那やティエリアが見ていたらきっと無反応だっただろう(笑)。
何ていうか、これって意図的だとは思うんだけど、まだまだソレスタルビーイングの、特にプトレマイオスのメンバーはガンダムマイスター含めて、チームとしての関係性が構築されていない状態なんですよね。
逆に言うと、これから難局を乗り越えるにあたり(乗り越えながらか?)、チームとは?仲間とは?みたいなところにたどり着いて行くと思うんですよね。
#敢えてこれまでナレーションとかでもガンダムマイスターは自己の制御が必要だ、みたいな言い方していて、感情によって動かされないもんね、みたいな。
これがひとつの序章的演出なのかな、と。
仲間として何か共有できるもの、それは過去であったり、信念であったり、そういうところで、今回はロックオンとフェルトは過去と(ソレスタルビーイングに参加した)信念、みたいなのを軽く共有したっちゅーところなんじゃないかな。
そこで生まれた共有感覚と、その仲間から贈られた言葉、生き残る、というのがBパートで生きてくる、というのが今回のポイント。
#命を懸けた戦場で、仲間と共有した言葉だから、というのがポイントですよね。
ここがクリスとの違いとして今回表現されてるんですよね。
クリスは公式HP見るとスカウトされてソレスタルビーイングに参加してるんで、自分で志願とは違うみたい。
その辺が、というのは断言できないけど、普段しっかりしているクリスがいざ戦場の最前線に自分が立ってパニックになっちゃう(極めて普通の反応だとは思うけど)、それに対して、信念と仲間の共有感覚が直前にあったフェルトが普段おとなしいにも関わらず、腹を括って生き残る、と言う違いとして今回描いてみたんじゃないですかね。
ここも意図的演出だと思うんで、クリスについての掘り下げもどこかでなされると思うんで、彼女については過去よりも、現在(のこういう紛争状態の只中にいて)を感じて、どういう方向性を選ぶのか?という点を見て見たい気がするなぁ。
スメラギさんについても、今回セルゲイさんのベテランとしての渋い作戦にハマってしまったわけで、彼女の過去にも起因しそうな失敗(多分彼女がクジョウ性だったときのことだろうね)を思い出しながら、もう失敗しないと決めたのに…、と苦渋の表情をするわけですよ。
イイですね……(いや、どうイイんだ)。
普段飄々と構えていたり、水着になったりサービス心旺盛だけど、やはり彼女にもトラウマ級の何かがあるわけで、きっとそれがソレスタルビーイングへの参加理由なんだろうね。
分かりやすくみんなの二面性を表現してくれているので、こういう風に徐々に掘り下げられると個人的にはたまりませんね。
いかん、徐々に感情移入してしまう・・・。
二面性という点では、ロックオンなんか二面性どころか、もうひとりいるじゃん!!みたいな。
これまで刹那以外の過去、という意味ではアレルヤが幼少期に宇宙を漂流したというくらいしか分かっていなかったのですが、今回はガンダムマイスターの中でも最も人間味のある?兄貴分(リーダー)、ロックオン・ストラトスの過去について触れられましたね。
第7話「報われぬ魂」でロックオンがテロを激しく憎んでいた理由、それはテロで自分の両親を失っていたから、であり、これがほぼソレスタルビーイング参加の動機に直結しているんでしょうね。
#冒頭でお墓に花を添えに来る人物が描かれましたが、あれはロックオンの双子の兄弟?あの人、という言い方からして何か理由はありそうだけど。
#これもまだ語られぬ彼の過去と直結してくるんでしょうね。
個人的にはクリスにもスポットがあたって欲しいなぁ。
■アレハンドロ・コーナー
ええっ!!この人、国連の人だったの!!
と、今頃気が付いた人でした。
#公式HPも更新されてたのね。
ガンダムダブルオーの演出的に非常に良いなと思っているところは、ある程度明確な方向性のヒントとか、世界情勢とか、その辺の理解が難しそうなところはきちんと登場人物が何気なく解説してくれるところじゃないかなと思っているんですが、今回もシーリンから「何故?」みたいなのがうまーく視聴者の疑問を喚起させる形で入ってきてますよね。
これってやっぱり理由はまだ分からないけれども、ソレスタルビーイング絡みでアザディスタン王国が戦場になるっていうことの(物語的)導入ってことですよね。
非常に気になりますが、ここはじっくりと観させてもらうところにしたいと思います。
そういえば、いつもアレハンドロと一緒にいるリボンズは年齢不詳ってなってるから、200年前に死んだ創設者の人のRe-Borne(s)、生まれ変わりで、それも複数形にして何代目かのクローンとかさ、そんな妄想もできるよね。
絹江さんがその辺まで迫ってくれると面白いかも。
あと、全然関係ないけど、今回ソレスタルビーイングのつづりが英語で書いてあったので、改めて思ったんだけど(コメント欄でも既に教えてもらっていたんだけれども)、発音的にはソレスチャル、とかソレスティアルって感じだろうなー、というのと、辞書で調べたら、まんま天人・天使って意味があるのね。
ダブルオーでは、神に属する人々とか、宇宙に住まうものとか、上から見下ろす者って解釈あたりが適当かな?
#ガンダムにも天使の名前が付いてるし。
ということで、ガンダムマイスター&プトレマイオス、ピンチ!!というところで絶妙の引きで次週が非常に楽しみですが、今週はロックオンとフェルトに見る仲間としてのつながりみたいなのが見えた(たぶん今後そういうのが増えると思う)のがポイントでした。
全体的にはマクロ視点とミクロ視点と交互に来てるんで、そういうところも面白いですね。
■ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻
セルゲイの渋さもさることながら、窮地に立たされたガンダムマイスターたち、いや、ソレスタルビーイングのメンバーたちはどうこの窮地を脱するのか?
という絶妙の引きでしたね~。
エンタメ的にも十分ピンチ感があって面白かったんですが、今回はもう一つ、ミクロ視点、つまりキャラ視点での二面性みたいなのが見れて、これまで感情面をあまりみせてこなかったソレスタルビーイングのメンバーたちの掘り下げ(背景)とか、こういうのが積み重なって徐々に感情移入し始めちゃう、で抜けられない、みたいな。
どんどん演出の妙にはまっていく自分。
ダブルオー、かなり好きです。
■二面性
今回やっぱり一番ドキドキするポイントはソレスタルビーイング初の窮地、というところだと思うんですが、個人的にはもう一つ、ソレスタルビーイングのメンバーのキャラ掘り下げが徐々に成されて来ているところでしたね。
ふむふむ、こういう風に徐々に来るわけね、なるほどー、とか思いながら観てました。
特に個人的に今回一番面白かったのは、ロックオンとフェルトの会話でした。
フェルトはこれまで他人と接するのが苦手なタイプという表現がなされていたので、なんつーかギャップ萌えみたいな(笑)。
感情表現を極力抑えてきたようなフェルトが、独りになったときに涙していた。
それは両親の命日だったから。
普段表情をみせないフェルトだけれども、そんなフェルトでも特別な日くらいは…。
そこに現われるロックオン。
両親の死、というキーワードでつなぐ、自分の本名(過去)。
これが刹那だったりティエリアだったりしたらこういう会話にはならなかったんだろうな…。
#また、それを目撃したのがアレルヤだったから赤面してたけど、刹那やティエリアが見ていたらきっと無反応だっただろう(笑)。
何ていうか、これって意図的だとは思うんだけど、まだまだソレスタルビーイングの、特にプトレマイオスのメンバーはガンダムマイスター含めて、チームとしての関係性が構築されていない状態なんですよね。
逆に言うと、これから難局を乗り越えるにあたり(乗り越えながらか?)、チームとは?仲間とは?みたいなところにたどり着いて行くと思うんですよね。
#敢えてこれまでナレーションとかでもガンダムマイスターは自己の制御が必要だ、みたいな言い方していて、感情によって動かされないもんね、みたいな。
これがひとつの序章的演出なのかな、と。
仲間として何か共有できるもの、それは過去であったり、信念であったり、そういうところで、今回はロックオンとフェルトは過去と(ソレスタルビーイングに参加した)信念、みたいなのを軽く共有したっちゅーところなんじゃないかな。
そこで生まれた共有感覚と、その仲間から贈られた言葉、生き残る、というのがBパートで生きてくる、というのが今回のポイント。
#命を懸けた戦場で、仲間と共有した言葉だから、というのがポイントですよね。
ここがクリスとの違いとして今回表現されてるんですよね。
クリスは公式HP見るとスカウトされてソレスタルビーイングに参加してるんで、自分で志願とは違うみたい。
その辺が、というのは断言できないけど、普段しっかりしているクリスがいざ戦場の最前線に自分が立ってパニックになっちゃう(極めて普通の反応だとは思うけど)、それに対して、信念と仲間の共有感覚が直前にあったフェルトが普段おとなしいにも関わらず、腹を括って生き残る、と言う違いとして今回描いてみたんじゃないですかね。
ここも意図的演出だと思うんで、クリスについての掘り下げもどこかでなされると思うんで、彼女については過去よりも、現在(のこういう紛争状態の只中にいて)を感じて、どういう方向性を選ぶのか?という点を見て見たい気がするなぁ。
スメラギさんについても、今回セルゲイさんのベテランとしての渋い作戦にハマってしまったわけで、彼女の過去にも起因しそうな失敗(多分彼女がクジョウ性だったときのことだろうね)を思い出しながら、もう失敗しないと決めたのに…、と苦渋の表情をするわけですよ。
イイですね……(いや、どうイイんだ)。
普段飄々と構えていたり、水着になったりサービス心旺盛だけど、やはり彼女にもトラウマ級の何かがあるわけで、きっとそれがソレスタルビーイングへの参加理由なんだろうね。
分かりやすくみんなの二面性を表現してくれているので、こういう風に徐々に掘り下げられると個人的にはたまりませんね。
いかん、徐々に感情移入してしまう・・・。
二面性という点では、ロックオンなんか二面性どころか、もうひとりいるじゃん!!みたいな。
これまで刹那以外の過去、という意味ではアレルヤが幼少期に宇宙を漂流したというくらいしか分かっていなかったのですが、今回はガンダムマイスターの中でも最も人間味のある?兄貴分(リーダー)、ロックオン・ストラトスの過去について触れられましたね。
第7話「報われぬ魂」でロックオンがテロを激しく憎んでいた理由、それはテロで自分の両親を失っていたから、であり、これがほぼソレスタルビーイング参加の動機に直結しているんでしょうね。
#冒頭でお墓に花を添えに来る人物が描かれましたが、あれはロックオンの双子の兄弟?あの人、という言い方からして何か理由はありそうだけど。
#これもまだ語られぬ彼の過去と直結してくるんでしょうね。
個人的にはクリスにもスポットがあたって欲しいなぁ。
■アレハンドロ・コーナー
ええっ!!この人、国連の人だったの!!
と、今頃気が付いた人でした。
#公式HPも更新されてたのね。
ガンダムダブルオーの演出的に非常に良いなと思っているところは、ある程度明確な方向性のヒントとか、世界情勢とか、その辺の理解が難しそうなところはきちんと登場人物が何気なく解説してくれるところじゃないかなと思っているんですが、今回もシーリンから「何故?」みたいなのがうまーく視聴者の疑問を喚起させる形で入ってきてますよね。
これってやっぱり理由はまだ分からないけれども、ソレスタルビーイング絡みでアザディスタン王国が戦場になるっていうことの(物語的)導入ってことですよね。
非常に気になりますが、ここはじっくりと観させてもらうところにしたいと思います。
そういえば、いつもアレハンドロと一緒にいるリボンズは年齢不詳ってなってるから、200年前に死んだ創設者の人のRe-Borne(s)、生まれ変わりで、それも複数形にして何代目かのクローンとかさ、そんな妄想もできるよね。
絹江さんがその辺まで迫ってくれると面白いかも。
あと、全然関係ないけど、今回ソレスタルビーイングのつづりが英語で書いてあったので、改めて思ったんだけど(コメント欄でも既に教えてもらっていたんだけれども)、発音的にはソレスチャル、とかソレスティアルって感じだろうなー、というのと、辞書で調べたら、まんま天人・天使って意味があるのね。
ダブルオーでは、神に属する人々とか、宇宙に住まうものとか、上から見下ろす者って解釈あたりが適当かな?
#ガンダムにも天使の名前が付いてるし。
ということで、ガンダムマイスター&プトレマイオス、ピンチ!!というところで絶妙の引きで次週が非常に楽しみですが、今週はロックオンとフェルトに見る仲間としてのつながりみたいなのが見えた(たぶん今後そういうのが増えると思う)のがポイントでした。
全体的にはマクロ視点とミクロ視点と交互に来てるんで、そういうところも面白いですね。
■ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻