5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

ペニーレーン

2017-08-16 21:37:04 | 音楽

ビートルズの「ペニーレーン」は1967年のヒットシングル。もう半世紀も前の歌だが、マッカートニーの詞も旋律も懐かしい。この通りに暮らすのは、床屋に、銀行員に、消防士に、保健婦に、子供たち。そして僕。英語詞はこう始まっている。

In Penny Lane there is a barber showing photographs
Of every head he's had the pleasure to have known ...

On the corner is a banker with a motorcar
The little children laugh at him behind his back ...

Penny Lane is in my ears and in my eyes
There beneath the blue suburban skies
I sit, and meanwhile back...

こう書いたのは今日の「世界の街、海外レポート」で中日の英国特派員がこの歌の舞台、ビートルズの故郷リヴァプールについて採り上げているからだ。

彼はペニーレーンに実際にある「床屋」を訪ねたらしい。ポールの時代とは店名も経営者も代わって、今は女店主が一人で切り盛りをしているのだそうだ。

リヴァプール観光の名所になっているから観光バスの団体は入れ代わり立ち代わりやってくるが、散髪客の方はそれ程ではないらしい。

特派員氏の順番はすぐに回ってきて「ポールみたいなスタイルで頼むよ」と言ったら「髪の毛が足りないみたいよ」と躱されたとある。英国人らしいストレートなご指摘だ。

歌詞にある「顔剃りやトリム」は止めて「カット」だけのクイックスタイル。客の顔写真が消えた代わりにビートルズの写真が貼られているのも半世紀の変化ということだ。 今はこれでいいのだろう。

そのかわり、銀行や消防署の建物はそのままで残っている。銀行員も消防士も今は悠々自適の年金生活者になっているのだろうか。

理髪を済ませて店を出るとリヴァプールには珍しい雲ひとつない晴れた青空が拡がっっていた。歌詞通りなら、特派員氏は道端に腰を掛けて「ペニーレーン」の人々の今の生活をゆっくりと観察してから、帰路についたことだろう。

 


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