5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

はしかの季節

2018-05-06 21:01:30 | 健康

初夏の今頃ははしかの季節だ。昔の子どもは麻疹(はしか)に罹った経験をもつ者が多かった。ワクチン接種が先行する現代とは違っていたから、伝染性の強いこの病気に対する予防措置がなかったことが大きいのだろう。自分も罹った子供のひとりだ。致命的なことにはならず治癒したのは幸いだった。一度罹れば免疫ができるから二度と罹らないといわれてそう信じてきたのだが、どうやら免疫の効き目はそんなに長いものではないらしく、抵抗力の弱い老人には再度罹患のリスクありというからいい気持ちはしない。といって注射はいやだから困ったものだ。

このところ、愛知県内ではしかに感染したというケースが増えている。今日のニュースでは「3人がはしか感染。3次感染か」というリードだから当局としては神経質にならざるを得ないだろう。

3人とは名古屋市内の男子中学生2人と隣接する町の女性。中学生は既に感染が確認された女子中学生と同じ中学に通っており、校内で感染した可能性が高いという。女性の方は、1歳の娘がはしかと診断されているから、これは親子感染ということらしい。

県内で最初にはしかと診断されたのは、先月、沖縄旅行から帰った10代の男子。彼が受診した病院と診療所で複数の人が二次感染したことが確認されているが、今回は、二次感染した人からうつった三次感染とみられるという。県内での感染確認はこれで17人、三次感染が出たとなれば、患者の周辺にいた者たちの発症リスクはさらに高くなるだろう。

県内最初の患者の行った沖縄では90人以上が罹患したというが、こちらもタイ旅行をした台湾人が持ち込んだという。最近の感染症は飛行機が媒介するもののようだ。

measles という英語でググルとアメリカ国内でも感染が報告されていて、ニューヨーク州西部、カリフォルニア州南部、カンザス州東部、ペンシルバニア州などのニュースが読める。こちらの方はフランスなど欧州旅行者が持ち帰ったのが原因だという書き方だ。やはりウイルスは大西洋をひとっ飛びして北米大陸に拡がっていく。

アフリカで発生したエボラ出血熱でも飛行機が伝染ルートではないかと云われたこともあった。フライトパニック映画にありそうな筋書きだ。今日でGWは終わり。海外旅行から帰国する日本人も多いのだろうが、はしかの土産は持ち込まないように願いたいものである。





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