ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

彼岸の中日

2013-09-23 21:11:02 | 日本の四季
今日は彼岸の中日、昼と夜が同じ時間の日。
いつもの年と同じように、同じ日付で同じ花が同じ場所に、あっけらかんと咲きます。
【曼珠沙華 あっけらかんと 道の端】(漱石)

けど今日も、日中はまごうことなき真夏日です。
【曼珠沙華 日はじりじりと 襟を灼く】(多佳子)

人生の旅に疲れた俳人にはこんな句を詠ませます。
【いつまで生きる 曼珠沙華咲きだした】(山頭火)

素直な感性で言えばこんな句がいい。
【たぎる赤 ゆゑの哀しさ曼珠沙華】(一葉)
【つき抜けて 天上の紺 曼珠沙華】(誓子) 
【秋風に 枝も葉もなし 曼珠沙花】(子規)

そして夏の暑さを覆っていた百日紅が、朱のバトンを渡していきます。 
【さるすべり 朱を移して 曼珠沙華】