仙台市の”ソネケン”さん(曽根建業)のお家をコーディネートして参りました。
”ソネケン”さんは、社名を”ソネケン”とリニューアルし、モデルハウス、ギャラリー、社屋を同時に建設されました。
この一大プロジェクトに際し、それぞれの棟に導入する家具のセレクトと
室内装飾全般を仰せつかり、夏から着手していたお仕事を納めて参りました。
”ソネケン”さんのモデルハウスには、
”スリーレッグ・シェルチェアー”と”シェーカーチェアー”を導入しました。
こちらがダイニングルームに据えられた”シェーカーチェアー”の様子です。
”ソネケン”さんのお家は、シンプルモダンでありながら温かみのある良質な木造注文住宅です。
テイストでいうなら”和モダン”といったところで、建具の格子や障子などのディテールに
和の家の美しさを存分に感じることのできる家です。
ダイニングと隣り合った琉球畳の和室には、美しい塗り壁と床、雪見障子の窓が見えます。
日本の家とはこのように、洋室と和室が共存しています。
モダンではあっても、やはり畳の部屋が欲しいと思われるお客様が大半を占めています。
つながったそれぞれの部屋が不自然に見えないようにするために、
置き家具をどう選ぶかはとても重要な問題です。
ですので家具を選ぶ時というのは、その家具のクオリティーが
「一生使用するに耐える良いものであるかどうか。」ということと同じくらい、
家具のデザインがその家に「本当に合っているのかどうか。」がネックになる
と思っています。
北欧の名作椅子である”シェカーチェアー”(J-39)は、日本の家によく合う椅子だと私は思います。
畳の和室が隣にあっても、なんら不自然な感じがしないということを、何度かこの家具を扱ってみて知りました。
あえてテーブルコーディネートを、普段の和食を食べる感じにしてみましたがいかがでしょう。
和室と反対側の隣の部屋は、天井の高いリビングルームになっています。
こちらのお部屋には、"Hans J.Wegner"の”スリーレッグ・シェルチェア”(CH07)を入れました。
ダイニングとリビングの境の、大工さんの匠の技による美しい格子の建具が印象的です。
”スリーレッグ・シェルチェアー”に対する私のイメージは、
「ミッドセンチュリーの極み。」、「優美な曲線を持つ近未来的なデザインの椅子。」、
といったものです。
(”椅子のソムリエ”にもチラッっとご紹介しています。飛んでみて下さい。)
一方、”シェーカーチェアー”の身の上が”Danish Country”だとすれば、
この二つの椅子同志は「対極に位置する椅子なのではないか?」と最初思いました。
隣り合ったダイニングとリビングに、
それぞれ北欧の巨匠の二つの椅子を置こうとする時、
「コーディネートの失敗は、決して許されない。」と、私の実は引き締まります。
もしもチグハグなコーディネートをしたなら、「工務店さんに申し訳ない。」、
「こんな高額の椅子を・・・。」という思いと、
もしもお互いのデザインを踏みにじるようなことをしたら、
「草葉の蔭でウェグナー先生とモーエンセン先生が泣くのでは・・・。」
という思いです。
頭の中で、何度もイメージを作り、固めながら、
椅子の”塗色”、“張布”を決定し、それぞれの部屋に合わせて置く家具を吟味します。
”シェーカーチェアー”には、国内メーカー“飛騨産業”さんの”ソリッドテーブル”を合わせました。
無垢板の良質なテーブルは、クオリティー、意匠、共に
”シェーカーチェアー”にふさわしい家具です。
かたや”スリーレッグ・シェルチェアー”に合わせる、相手方の家具として
ソファーは、なるべくニュートラルなデザインのソファーを、ということで
"AIDEC"さんの"JUNO"を合わせました。
全体像が、「自然に見えるように。」ということと、
「家が良く見えますように。」ということを、常に頭に置いて仕事しています。
巨匠の椅子に負けないように。
家具を一切知らないお客様に、「この家、いいね。」「この家具が合ってるね。」
そして、「こんな暮らしがしてみたい。」と思っていただけたら。
いつもそんな思いで仕事しています。
”ソネケン”さんは、社名を”ソネケン”とリニューアルし、モデルハウス、ギャラリー、社屋を同時に建設されました。
この一大プロジェクトに際し、それぞれの棟に導入する家具のセレクトと
室内装飾全般を仰せつかり、夏から着手していたお仕事を納めて参りました。
”ソネケン”さんのモデルハウスには、
”スリーレッグ・シェルチェアー”と”シェーカーチェアー”を導入しました。
こちらがダイニングルームに据えられた”シェーカーチェアー”の様子です。
”ソネケン”さんのお家は、シンプルモダンでありながら温かみのある良質な木造注文住宅です。
テイストでいうなら”和モダン”といったところで、建具の格子や障子などのディテールに
和の家の美しさを存分に感じることのできる家です。
ダイニングと隣り合った琉球畳の和室には、美しい塗り壁と床、雪見障子の窓が見えます。
日本の家とはこのように、洋室と和室が共存しています。
モダンではあっても、やはり畳の部屋が欲しいと思われるお客様が大半を占めています。
つながったそれぞれの部屋が不自然に見えないようにするために、
置き家具をどう選ぶかはとても重要な問題です。
ですので家具を選ぶ時というのは、その家具のクオリティーが
「一生使用するに耐える良いものであるかどうか。」ということと同じくらい、
家具のデザインがその家に「本当に合っているのかどうか。」がネックになる
と思っています。
北欧の名作椅子である”シェカーチェアー”(J-39)は、日本の家によく合う椅子だと私は思います。
畳の和室が隣にあっても、なんら不自然な感じがしないということを、何度かこの家具を扱ってみて知りました。
あえてテーブルコーディネートを、普段の和食を食べる感じにしてみましたがいかがでしょう。
和室と反対側の隣の部屋は、天井の高いリビングルームになっています。
こちらのお部屋には、"Hans J.Wegner"の”スリーレッグ・シェルチェア”(CH07)を入れました。
ダイニングとリビングの境の、大工さんの匠の技による美しい格子の建具が印象的です。
”スリーレッグ・シェルチェアー”に対する私のイメージは、
「ミッドセンチュリーの極み。」、「優美な曲線を持つ近未来的なデザインの椅子。」、
といったものです。
(”椅子のソムリエ”にもチラッっとご紹介しています。飛んでみて下さい。)
一方、”シェーカーチェアー”の身の上が”Danish Country”だとすれば、
この二つの椅子同志は「対極に位置する椅子なのではないか?」と最初思いました。
隣り合ったダイニングとリビングに、
それぞれ北欧の巨匠の二つの椅子を置こうとする時、
「コーディネートの失敗は、決して許されない。」と、私の実は引き締まります。
もしもチグハグなコーディネートをしたなら、「工務店さんに申し訳ない。」、
「こんな高額の椅子を・・・。」という思いと、
もしもお互いのデザインを踏みにじるようなことをしたら、
「草葉の蔭でウェグナー先生とモーエンセン先生が泣くのでは・・・。」
という思いです。
頭の中で、何度もイメージを作り、固めながら、
椅子の”塗色”、“張布”を決定し、それぞれの部屋に合わせて置く家具を吟味します。
”シェーカーチェアー”には、国内メーカー“飛騨産業”さんの”ソリッドテーブル”を合わせました。
無垢板の良質なテーブルは、クオリティー、意匠、共に
”シェーカーチェアー”にふさわしい家具です。
かたや”スリーレッグ・シェルチェアー”に合わせる、相手方の家具として
ソファーは、なるべくニュートラルなデザインのソファーを、ということで
"AIDEC"さんの"JUNO"を合わせました。
全体像が、「自然に見えるように。」ということと、
「家が良く見えますように。」ということを、常に頭に置いて仕事しています。
巨匠の椅子に負けないように。
家具を一切知らないお客様に、「この家、いいね。」「この家具が合ってるね。」
そして、「こんな暮らしがしてみたい。」と思っていただけたら。
いつもそんな思いで仕事しています。