LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

籠り部屋的な書斎

2014-04-14 15:03:57 | インテリア
2畳半ほどの大きさの「ストックルーム的な物置」を、
趣味に没頭できる「籠り部屋的な書斎」にしましょう、ということになりました。

業界雑誌のバックナンバーやカタログ、リーフレットは溜まりに溜まって
すごい量のストックになっていました。
その中で本当に必要な物だけ残して、あとは思い切って捨てて頂きました。

空になった棚に天板を乗せてデスクを造作し、
カッコいいステーショナリーとかミニカーなど男の趣味の小物をちりばめ、
このような空間ができました。



棚を構成するのに、細々したものを入れるボックスの様なものは無いかと探していたら、
ホームセンターでかわいい赤いツールボックスを見つけました。
ひと目で気に入り、導入することに。
ボックスに合わせて、赤を効き色にして本を選びました。



ボックスの中にツールを入れました。

万力、クランプ、ペンチ、鋏、ワイヤーなどなど、合わせて30点の小物を"DAISO"で買いました。
釘を入れる強力なマグネットのトレー3枚も100円でした。



全部赤だと息苦しくなるので、手前の棚はモノクロにしました。
ミニカーの色が目立つように。

PIKALのパッケージは私のお気に入りです。
一緒に置いているボトルはUSAのペーパーセメント、赤い蓋のボンドはドイツ製で
どちらもデッドストックです。
見たこともないメーカーのもの。”文昭堂”さんで見つけました。

”文昭堂”さんは"STAEDTLER"のかなり古いデッドストックなどが埃をかぶって、
20年前のままフリーズしたような状態で並んでいる奇跡の様なお店です。
ステーショナリーフェチな男の部屋を作るためにはスルーできない文房具店です。



ロングセラーなステーショナリーの代表ともいえる"Bic"のボールペンと"RHODIA"のメモパッドは、
黒と黄色のコンビ同志。カラースキームが気持ちよく決まりました。

物でぎっしりだった物置のようなお部屋を、このようなこじゃれた書斎にするためには
大がかりなリフォーム以前に、物を一掃する決断が必要でした。

「大掃除はリフォームの第一歩である。」とつくづく思った今回のお仕事でした。



キッチンと雑貨の価格

2014-04-13 22:47:57 | インテリア
キッチンを作るために、いつもすごい大量のキッチンツールを買っています。

消費税が上がっても、バイイングの予算を上げないために、
クオリティーのいい雑貨をいかに通常の価格より安く買えるかどうかに
バイイングのテクニックが問われると思っています。

本日は、そのテクニックを惜しげもなくお教えしたいと思います。



インテリア雑貨の殿堂といえる某セレクトショップ"C"に行けば、
間違いなくセンスのいい雑貨は一通り揃うのですが、
はっきり言って「高い。」、4月以降「さらに高い。」と感じるのです。

由緒正しき"C"さんのセンスにばかり頼っていてはいけない。
私自身が企業努力するセレクトショップ”永井商店”にならなくてはいけないという責任を、今更のように感じています。

私の場合、永年取引させていただいている10数社の雑貨メーカーから、
卸価格でもって買わせていただいています。

私の仕入れるものは、デザイナーズじゃないので安いです。
エッグパスタやフォーを入れている大きい瓶は2000円(本体価格)ですから、
小売価格にしても「安い」です。



スパイスを入れる瓶は、一個や二個ぐらいじゃ全然足りないので、
いつも大体12個買って、"KALDI"でスパイスを買って入れることにしています。
こちらは小売り価格360円(本体価格)です。



一般にも小売りをしていて、価格がほぼ卸価格に近い値段で買えるのが、
何を隠そう「河童橋道具街」です。



オイルビネガーのボトルの安さには驚きます。

安くてもクオリティーの良さが抜群であることはシミュレーション済みです。何しろ、私は毎日使っていますから。



シンプルで大きさのバリエーションも豊富なお皿。

白いお皿を買うとき、注意点が一つだけあります。
「白」といってもいろんな色があるので、白の色が合うかどうかを記録しておくことです。
私は、メーカーから取り寄せるものと、現金問屋で買う食器の色を比較するのに、
画像で照らし合わせています。

その点、定番を同じお店で買えば「あ、このシリーズなら(色が)揃うな。」と、安心でしょ。



スタッキングのできるボウル小は1000円で何個も買えるのがうれしいです。

おかげさまで、今回も美しいキッチンが安価にできました。

私自身のバイイングの経験は、イコール主婦感覚なので、
常に普通の主婦にアピールできる金銭感覚でもってお仕事したいと思っています。



家事室の「見せてもいい」収納

2014-04-12 17:34:33 | インテリア
以前、「見せる収納とかくす収納」というような内容の記事を書きました。

今回は「見せてもいい収納」について書きます。

愛知県のとある工務店さんのギャラリーのリニューアルにあたり、
今までカタログやサンプルなどの資料で満載だった商談のためのお部屋を
アトリエ兼家事室にして「作業する風景を見せながら、見せてもいいストレージ(収納)を実現した部屋。」にしましょう、
ということになりました。



手作りや手芸が大好きな主婦が、多くの時間を過ごしながら
ルーチンに洗濯ものをたたんだりアイロンがけするといった家事を、
楽しくできる部屋にしたいと思いました。

ハーフェレの壁付けアイロンユニットは、たたんで収納することができるものです。
アイロン台の収納場所って、どうせ必要な物なんだから、
こんな風にアイロン専用コーナーを作るっていうのは賢い空間の活用方法だと思います。



アイロンコーナーの隣は、洗剤やリネン、クロスなどのストレージになっています。

現実的に使うものだけど「見せてもいい」デザインのパーケージだったら隠さないでいいと思います。
じゃあ見せたくないパッケージだったら・・・。
シンプルなタンクとかボトルに、思い切って「入れ替えてみる。」ことをお勧めします。



木製の糸巻、カードボタン、ボビンとコード、刺繍枠、竹の物指し、折れ尺、金尺、各種刷毛。
あらゆる道具でも自然素材のものだった「見せてもいい」=「合格」と見なします。

デスクの下のボックスとファイルには、必要なサンプルやカタログをすべて収納することができました。
ボックス自体はディスプレー的に不可欠でありながら、むき出しにしたくないものを片付けて置けるというメリットがあります。
棚のサイズに合わせたモジュールでスタッキングも可能です。



糸、木綿糸、毛糸、ボタン、ピンは瓶に入れておくと雑貨屋さんみたいでかわいい。
そして何といっても、どこに何があるか一目瞭然なのが便利この上なしです。



コルクボードは、ワインのコルクをクラフト鋸で半分に切って木工ボンドで板に貼り付けただけのかんたんクラフトです。

作りかけの刺繍や、糸巻、ピンクッションはパン屋さんのかごのような手付きの浅いバスケットに入れておきます。



そしてこのコーナーの中心に君臨する小さなミシンは、スイス製のジャンク品(動きません)です。
修理すれば「動かないことはないですが・・・。」とは”大竹ミシン”のおやじさんのコメントです。
ケースがパタパタと3方に開いてテーブルのようになるという、かわいいいデザイン。
どうしても捨てることができなかったので、ここでディスプレー品として役に立っていただけるのを嬉しく思います。

それにしてもミシンといい炊飯器、電子レンジ、ストーブその他、デザインのいい家電が少ないなと思います。

日本の家電メーカーさんに、がんばって「見せてもいい。」と思える家電を作ってほしいなと思う私です。