LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

ブックラックあれこれ

2013-07-25 14:59:24 | インテリア
以前にお仕事をいただいた工務店さんのギャラリーの壁面いっぱいに、
ずらりと本を並べたのを気に入っていただいて、それからいくつかのアートブックギャラリーの
スタイリングをさせていただきました。

建築、インテリア、リビング、ガーデニングなど、おうちと生活にまつわる洋書が並んだギャラリーの壁。



本をビジュアル的に美しく陳列したブックギャラリーであると同時に、
手に取って本を読んでいただくことができるライブラリーでもあるというわけです。

いくつかの工務店さんのお仕事をさせていただいていると、
いつも同じにならないように、「今度はどんな風にしようかな。」とあれこれ考えます。

こちらは、棚板の深さを少し深めにしていただいて「本以外に、何か置きましょう。」とご提案したギャラリーです。



本のグラフィックスと、東洋のアンティークが、うまく引き立てあってくれました。

こちららのギャラリーは、ボードの扉部分がブックラックになっているという気の利いた設計です。



本と対比して、ガラス素材の小物あれこれを見せながら収納しています。

私は、自分のおうちの茶の間の壁でもブックギャラリーを実践しています。



ミッドセンチュリーのインテリア、家具の本。
キッチン、クラフト、手芸関係、好きな外国女優さんの写真集、
子供のころからお気に入りの外国の絵本、好きなレーベルのレコジャケ写真集など、
常に眺めていたい、そして実用書のように、しょっちゅうページをめくる本ばかりです。



好きな本は、しまい込んでいたくないので、ホコリなんか一切気にせず飾っています。

ところが、一つだけ悩みというか気にくわないことがありました。

美しく並べたつもりなのに、ハードカバーでない表紙の本は
このようにダラーッと表紙が曲がってきてしまうのです・・・。

そこで、いいことを思いつきました。

アルミの板を切って、クリップを作ってみたのです。



クリップをかませたら、どうですかシャンとしたでしょ。

昨夜シミュレーションしてうまくいったので、いち早くお知らせしたいと思いアップしました。


「ふくらの杜」

2013-07-06 15:11:32 | インテリア
先月のことになりますが、滋賀県の内保製材株式会社さんのギャラリー「ふくらの杜」のスタイリングをして参りました。

この度は、急に飛び込んできたお仕事で、オープンしたばかりのギャラリーの撮影に際し、
家具が必要最小限あるのみで、調度品がほとんど整っていないという状況でした。

rengoDMSさんの設営の帰りに、滋賀を下見させていただき、
メーカーから直送する雑貨を導入する以外は、ロータスブルーのショップの古道具をお貸出しして雑貨を賄い、
撮影に臨むという計画を立てました。

こちらは、キッチンの飾り棚。



もともと展示してあった、作家ものの漆の器に加え、萩焼きの花器、印判と染付の藍の器、蓋付きの塗りの椀を陳列しました。
キッチンのカウンタートップには、朝市で購入した丹生川のおばあちゃん作のざるに、青菜を乗せました。

カウンターのブックラックに洋書を、
奥のカウンターにはハイスツールを据え、DULTONさんのストックジャーを3個、BUNACOさんのボウルを3個。
これで、なんとか空間を収めることができます。



ダイニングとリビングには、飛騨産業さんと日進木工さんの家具が入っていました。
和モダンのおうちにこれほどハマる家具はないんじゃないかと思うような、自然なおさまり具合でした。



デッキには、贅沢にもイージーチェアーとオットマンが。



大人のゆとり満載のコーディネートです。

こちらのギャラリーには、もう一大きなキッチンがあります。



小さなキッチンからものを移動して再構成しました。



瓶をプラスし、和の古い器、甕などを置いて、ほどよくカウンターが埋まるようにディスプレーします。

二か所に花あしらいを施しました。



古典的な水盤に、あやめを。
珍しく剣山を使って花を活けました。

こちらは、伊万里の小さな壺三つ。



庭で摘んだ草を、ただ活けただけです。



ギャラリーのリビングから見える借景は、見事な緑一色でした。

こうなると、スタイリングの必要はありません。



外からギャラリーを臨んだ様子。

グラス二つに、ワインを注いで撮影。
癒しを感じる、美しい日本の家です。

そして、こちらが今回撮影のためにお貸出しした調度品の数々。



ロータスブルーは、お貸出しによる撮影にも対応できるほどの大量の器のストックを持っています。

室内装飾家と古道具屋のお仕事をシンクロさせることができて、本当にヨカッタと思うのです。
役に立つことができて、古道具たちが喜んでいるような気がした、今回のお仕事でした。