LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

最後の更紗教室

2010-09-28 05:59:12 | Weblog
高山に帰るので、あきらめなければならなくなったのが
更紗教室に通うことです。
今年3月から始めて、わずか半年でしたから
辞めるのが、つらくて、つらくて・・・。

最後に、前から好きだった木版を
できる限り押させてもらいました。



こちらが、その木版。



最初に、教室を下見に来た時、
先生の作品を見て感動し、そして、この木版を見て
教室に入ることを、即決めました。

3月の、最初の教室の日に
私は感動でいっぱいになり、泣きそうになり
先生に涙を悟られないように必死だったと
過去のブログに書きました。

最後に、やめなければいけないと先生に報告した先週、
私はどうしても耐えきれず、泣いてしまいました。
最初も涙ではじまり、さいごも涙で閉じる、というわけです。

先生は、「無理しないで。いつでも教えてあげますよ。」と言って下さいました。
そして「やるのは、自分自身ですから。」ともおっしゃいました。
私はピタッと涙が止まり「わかりました、がんばります。」と言いました。

先生は、一生私の師です。

こちらが教室の様子。



必死に線描きしているのは、先週からお稽古を始めたSさん。
私に代わって、これから頑張って更紗を続けてくれるでしょう。

私は、実家で、父の残した版画の会社の手伝いをすることになっているので
これから印刀を握って版画を彫ることになります。
(詳しいことは、高山に帰ってからまたブログでご報告します。)

製作をする環境は整っているので、帰ったらすぐに
更紗を再開し、版木も彫らなくてはと思っているのです。

いよいよ、独自で更紗の道を歩むことになります。
父の残した事業を手伝いながら。

ところで、本日で一旦インターネットができなくなるので
しばらくブログをお休みします。
ブログ再開まで、一か月近くかかる予定ですが、
どうか、待っていて下さい。

皆様、お元気で!

私の庭に、さよなら

2010-09-24 12:08:28 | ガーデニング
引っ越しをするとなると、家の中よりも先に
私の場合、庭を何とかしなくてはなりません。
基本的に、すべてを元の状態して戻すというのが
ほんとうは原則なんですよね。

とはいっても、結構広い庭なので
勝手に生えてきてどんどん大きくなってしまった木もあり
後で植えたものあり、
何を刈って、何を残そうか、迷います。

ブルーベリーは引っ越してきた時にもってきたもの。
今年で9年目になります。



プランターごと、お隣のniwa-coyaさんにもらってもらえることになりました。
毎年10数粒は、実が成ります。
対にもう一本ブルーベリーがあればもっと成るんだろうけど。

オリーブは、現在niwa-coyaさんにお願いして、嫁入り先を探してもらってます。



このオリーブは、前お仕事でお世話になった斎藤林業さんの奥様にいただいたものです。
今年で3年になるでしょうか。

こちらは、南天とゆきやなぎ。
お正月飾りやフラワーアレンジに大活躍してくれました。

この水連鉢も何とかしなくては・・・。
どなたかほしい方いらっしゃいませんかね。



マルバシャリンバイは毎年白い花を咲かせます。
勝手に生えてきたのに、よく大きくなったもんだなあ。



万両は、お隣さんにいただいたもの。
赤い実をつけるので、捨てられないで残します。



もともとあったグミと、後で植えたコデマリです。

結構楽しませてもらったなあ。



ラズベリーと、ジャスミン、セージ、ミントそれからみょうがもありましたが、
ことごとく刈ってしまわなくてはいけませんでした。

それから、屋根を超すほどになってしまったニセアカシヤは
実は去年切り倒したんですが、木の皮をチップにして
大いに染めものの染料となってくれました。
かわいいベージュピンクの布になって、
わたしの手元に残りました。

とうとう一度も実のならなかった柿の木は、
大家さんの要望により切り倒す羽目になりました。

最初に、この家に引っ越してきた時、
私はこの庭を、「庭」ではなく「空き地」だと認識していました。

「庭」とは、人の手によってできるものなのですね。

庭に関して、門外漢だった私が、ガーデニングのまねごとをするようになったのは
お隣のniwa-coyaさんの影響大です。
だんだんと、「植物が好き。」「庭をよくしたい。」と思うようになりました。

それから、この庭が無かったら、森のテラスで仕事することも
山田先生とお会いすることもなかっただろうと思います。

なかなか片手間ではできない、手のかかる庭でしたが
いつも私自身を反映したような存在だったのかもしれません。

スッキリ、何もなくなって、次の住人の方に可愛がって頂ければ、と思っています。

ああ、楽しかったな!
ありがとう、私の庭。さよなら、私の庭。




森のテラス最後の「蚤の市」でした

2010-09-20 22:04:49 | 雑貨
9月19日に催された、森のテラス「蚤の市」VOL5は、
今回をもっていったん終了することにしました。

最後とあって、自慢のジャンクを持っていけるだけ持って行ったのですが、
どれもこれもお気に入りの品なので、「売りたくないな。」と思ったり、
かといって「売れないのも困るな。」と思ったり。
わたしという人間はまったくあまのじゃくで困ったものです。





実は告白しますと、今回で「蚤の市」を最後にしようと思ったのは、
来月、実家の岐阜県高山市に帰ることになったからなのです。

東京ではできないことが、もしかしたら実家でならできるかもしれない。
人生にあとやり残したことがあるとすれば、
私の場合「お店をやること。」です。
まだどうなるか分からないのですが、
どうにかして夢を実現させたいと思っているので、
ひとまず実家に帰ってから考えようと思っているのです。

この一年半というもの、あてもなくジャンクを買い歩き、
たまった商品で自宅はいっぱいになってしまいました。

今はもう作られていない、ひと時代前の優れたデザインの
比較的安価でレトロな雑貨の魅力を、「私が理解しなければ。」
そして「どうしても買い上げなくては。」という
わけのわからない使命感に引っ張られてここまで来てしまいました。
このジャンクに「なんとか日の目を見させたい。」という思いで始めたのが
森のテラス「蚤の市」だったのです。

これから歩む道は、困難ないばらの道かもしれませんが、
もう一歩を踏み出してしまったので後に引くわけにはいきません。
一日も早く皆様にいい報告ができるよう、頑張りたいと思っています。

「蚤の市」のことを書くつもりが、自分の告白になってしまったので
詳しい内容はnさん のブログでもってチェックしていただきたいと思います。
毎度ですみませんが、どうかお許しください。

茶色い小瓶 BOVRIL

2010-09-13 07:52:09 | インテリア
先日、ギフトショーに行ったときに
必ず立ち寄るイギリスアンティークを扱うブースで、
BOVRILの瓶を見つけました。

四つ並んだうちの、右の二つがBOVRILの瓶。
ベースがポッコリふくらんだ可愛い形が特徴です。



以前、光と風設計社さんの撮影に
私物のBOVRILをお貸出ししてにスタイリングをした時、
「かわいい瓶ですね。」と気に入っていただいたので、
同じ瓶が出たら光と風設計社さんのために買わなくては、と思っていたのです。

BOVRILは、イギリスのアンティークで、
ビーフのエキスが入っていた瓶です。
いろんな大きさがあって、一番大きいのは高さ11㎝ほど
一番小さいのは高さ5㎝です。
見たことがあるものだけで、大きさ別に5種類あるのではないかと思います。
光と風さんに買ったBOVRILは、中間の微妙に大きさの違う瓶2個です。

懐かしい感じのモザイクタイルのキッチンカウンターに、
この古い茶色い小瓶はピッタリだったと思っています。



ところで、森のテラス「蚤の市」は、
9月19日(日)開催予定となっておりますのでお知らせいたします。

イラストレーターのnさんが、またまたかわいいチラシを作ってくださいましたのでご覧下さい。
5回目になる森のテラス「蚤の市」ですが、
実は今回をもって終わりにしたいと思っております。

森のテラス最後の「蚤の市」に、たくさんのジャンクをひしめかせます!
皆様とお会いするのを、楽しみにしながらお待ちしています。
どうぞお気軽にお出かけください。


食べられない青リンゴ

2010-09-12 03:48:08 | インテリア
つい、更新に間が空いてしまいすみません。

甲府の光と風設計社さんに行って参りました。



ときどき、お花さんで見かける、エディブルでない小さな青リンゴを
ワイヤーのかごに盛りました。

たしかにリンゴではあるんですが、食用ではなく飾用の
食べられない青いリンゴです。
一個100円で、ちょっと高いな、とは思うんですが
かわいいので12個も買ってしまいました。



インドのワイヤーのかごに、リンゴをゴロゴロところがして、
テーブルウェアーは、同じくインド製のホーローのチャイポットとマグを合わせました。



光と風設計社さんのコーディネートではおなじみになった、
カサカサの作業台のラスティックな感じと相まって、
ワイヤーとホーロー物のコーディネートは、
無理無く収まってくれたと思っています。