LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

ウエダ家の COBO SCHOOL

2009-07-18 10:57:58 | Weblog
あるとき、ウエダ家著の”酵母ごはん”という本を手にして
酵母というのが、ほんとに作れるものなのかどうかやってみたところ
意外とうまく発酵に成功し、”酵母パン”が焼けました。

その”ウエダ家”の"COBO SCHOOL"があるというので
お友達の”やっちゃん””せんちゃん”のお二人と一緒に
参加してまいりました。
お二人は偶然にも、時期を同じくして私同様
酵母にハマッていたのです。

”ウエダ家”のショップ&スタジオ"Bios"は恵比寿にあります。



「真っ白」な内装の"Bios"の1Fはショップ(パン屋さんなど)になっています。

いろんな酵母が瓶に入って並んでいる様子は、
おしゃれな”ラボ”といった感じです。



ガラスケースには、酵母パンが並び、
大きなモニターには酵母の、そして酵母の料理の美しい画像が流れています。

2Fのワークショップ会場にはテーブルの上にならんだ酵母がズラリ。
「何の酵母なんだろ。」と興味津々の私。



プログラムの内容は
酵母とは、というお話に始まり、次に”ウエダ家”ご紹介
次にあらゆる酵母のテイスティング、さらに酵母レシピの料理をいただく
というものでした。

こちらは、”トマトの酵母”の6日目の瓶です。



ふたを開けると「シュワーッ。」とふきこぼれるほどのみごとな発酵に
「うわー。すごーい。」とおどろく参加者の私達。



こちらは、”うめ”と”山桃”の酵母。
ベリー好きの私にはたまりません。

ほかには、昆布、人参、たまねぎ、洋ナシ、すもも、りんごなどなど、
簡単に手に入る野菜やくだもので、天然の酵母や酢が出来るのです。
何種類もの酵母をテイスティングし、「これいいね。使えるね。」と
料理好きの”やっちゃん”と”せんちゃん”。
私は、庭のベリーを酵母にしたいと思い、教えていただくことができました。

酵母を作るコツは、なるべく無農薬の材料を選ぶ事、水はペットボトルのものでなく
流れている水(浄水した水道水)を使う事、瓶は煮沸してきれいにしておくことです。
最初の3日間は冷蔵庫に入れ、その後取り出して常温(25度~30度)に置きます。
シュワシュワとあわがでてきたら、もう発酵は始まっています。

酵母は意外に簡単に出来ます。条件さえ整えば。

さて、何の酵母を作ってみようかな。




レトロな雑貨 その12

2009-07-16 10:14:22 | 雑貨
レトロかつJUNKな雑貨ご紹介も12回目になりました。

かつてどこかのお家で使われていたガラクタの中から、
もしくはどこかのお店の倉庫のデッドストックの中から
「これは、ミッドセンチュリーであろう。」と見定めたものを
買い付けています。

ファイヤーキングの製造していた”アンバー”(琥珀色)シリーズに似た
スモークなカラーのガラスの食器が集まりました。



メーカーの刻印も見当たらない”ノーブランド”商品です。
リサイクルショップを利用する人の目的は、
「中古品だから安く買える。」というのが圧倒的だと思います。
私も、「安い。」というのは魅力的だと思っていますが、
第一の目的は「今はもう製造していない良い製品(デザインとクオリティーが)を
買うことができる。」からです。

私が集中的に集めているのは、“昭和中期のガラス製品”です。
耐熱ガラスであったり、強化ガラスであったり
「丈夫で長持ち。」な質実剛健な製品です。

アンバー色のガラスは、「大人っぽくてかっこいい。」と思っています。



アンバー色のガラスの片手鍋を見つけました。

こちらは、”オールドパイレックス”を作っていた”コーニング社”と
”IWAKIガラス”が提携して製造していたものです。
鍋の付属品のレードルは”ターナー社”のものですが
おなじく耐熱で、色も同じくアンバーにそろえているところが
なんとも「にくい。」と思いました。

友人のマリさんいわく、「オムレツなんかが上手く焼ける。」鍋だそうです。

山田屋金物店さんのこと

2009-07-13 12:13:26 | Weblog
4月に“山田屋金物店”さんが閉店して、
かれこれ3か月経ちました。

お店のシャッターは下ろされたまま、
夕方の買い物客の多い時間帯には
店の前に自転車が止められて、
自転車置き場のようになっています。



この後、お店はどうなるのかな、
おじさんとおばさんはお元気でいらっしゃるのかな、と
ずっと気になっていました。

つい先日、商店街で娘さんを見かけました。
(よくお店のお手伝いをしていらっしゃったので、存じ上げていたのです。)
チラッと見かけた娘さんが、喪服を召してらっしゃったので、
どなたかのお葬式だったのかな(もしかして・・・。)、と思いながら
声をかけそびれました。

同じ日の夕方、商店街で偶然また普段着の娘さんに出くわしたので
今度は呼び止めました。
「おひさしぶりでしたね。お元気でしたか。」とご挨拶し、
「きょうはどなたかのお葬式だったんですか。」尋ねると
なんでも、伯父さまが亡くなったのだとか。
心の中で、亡くなったのがおじさんではないことにフッと安心しながら、
娘さんに尋ねました。
「ところで、おじさんとおばさんはお元気ですか。」
すると、「じつは、父は4月に亡くなったんです。」とおっしゃいます。

ついこの間まで、お店に立っていらっしゃったように思ったので
信じられない気持でお聞きすると、
おじさんは、前から病気にかかっていらっしゃったのだといいます
家族以外、近い身内にも病気のことを隠して
最後の最後まで、無理を押してお店に立っていらっしゃったんだそうです。

おじさんには、本当に良くしていただきました。
ボンドのふたが割れて売り物にならなくなったのを
「中身は大丈夫だから、使って。」といって代金を取ろうとなさらず
タダで頂いたのは、たしか今年の1月のことでした。
あれが、おじさんとお話をした最後になってしまいました。

「おじさん、いつも親切にしていただきありがとうございました。
 長いこと、本当にお疲れ様でした。
 どうか、天国でゆっくり休んで下さい。」

60年間商店街で頑張っていらっしゃった
山田屋金物店のおじさんのご冥福をお祈りして、
お別れの言葉を送りたいと思う私です。



レトロな雑貨 その11

2009-07-10 14:15:38 | 雑貨
自分が戌年生まれだから、というわけではないんですが
「犬」の置物が好きです。

「犬」のなかでも、とくに”スコッチテリア”が好きな私です。



こちらは現行品の“磁石犬(英名 Magnet Dog)”(と私は勝手に呼んでいます。)です。

近づけてキスさせようとすると、拒否反応を示して
クルッと向きを変え、お尻とお尻がくっつく
仲がいいんだか悪いんだかわからないのが“磁石犬”の特徴です。



こちらは、下北沢の骨董品屋さんで見つけた、古い“磁石犬”です。
口の部分が磁石になっているのがお分かりでしょうか。

この子にもきっと相棒の、白い“磁石犬”がいたに違いありません。

私が子供のころ、これとそっくり同じの“磁石犬”を持っていました。
ですから見つけたとき「わあ、懐かしい。」と思って買ってしまったのでした。

この犬がうちに来てから、連鎖反応のように
「かわい懐かしい犬」をみつけると、つい買ってしまいます。

犬が犬を呼んでいるかのように、たちまち犬が増えていきました。

こちらもすごく懐かしい、”モール犬”(これもまた、勝手にそう呼んでいる。)です。



平和島の骨董市で買いました。

自分でも作ってみたくて、黒いモールで作った、”モール犬”です。



わずか数分で作れる、お手軽簡単なレトロなクラフトです。

私の「スコッチテリア好き」を証明するかのような
いろんな顔の”スコッチテリア”達です。



こちらの陶製の“スコッチテリア”は、
どことなくアールデコしてるんだそうです。



もともとはお母さん犬と、もう一匹の兄弟
全部で3匹いたに違いない、というのが
この犬を売っていた骨董ディーラーのおじさんのお話です。

このワンチャンはゴムでピョコピョコ動く”ゴム犬”です。



なんのキャラクターでもない犬ですが、
ちょっとアメリカンコミックに出てきそうな
ひょうきんな「犬相」(人相ではなく)です。
パッチリまつ毛で、骨をくわえているところが
いい味出してます。

これらのレトロな子犬達は普段
仕事場の玄関のところにズラーッと並んでいて、
いらっしゃるお客様を迎える番犬のような格好になっているのであります。


レトロな雑貨 その10

2009-07-08 10:16:27 | 雑貨
前に仙川商店街の“東屋酒店”さんの倉庫から出た
デッドストックのロースターを譲ってもらいました。

ロースターとはいいますが、ホーロ製で、ただ中に金網が入っているだけの簡単な作りです。



取り扱い説明書がこちら。



本品”S.K サンクラウンロースター 新発売 万能栄養調理器2号型”の
取扱説明書によれば
「1・魚焼き・もち焼き・肉のアミ焼き・その他なんでも金アミを本器に入れて、
  火にかけ少し加熱してからご使用下さい。
  おいしく、早く、栄養満点に焼き上がります。
 2・お好み焼・ビスケット・肉焼き・野菜炒め・焼きそば・卵焼き・
  やきいもなどには金アミをはずして、本器の底に油を引いてご使用下さい。
 3・すき焼きなべにもご利用できます。
 4・アルミハクに魚や肉を包んで本器に入れて、包み焼きにしたり
   グラタンをおつくりになるのにご使用されると早く、
   美味しく出来上がります。」
となってます。

取扱説明書の示すこれらの調理方法がすべて本当に可能なのでしょうか?
これ一台で“鍋”、”フライパン”、”ロースター”
さらに”トスター”機能があるとは、にわかには信じがたいのです。

こんなロースターは、見たことがないので
もしかしたら広く流通していなかった「不評商品」かもしれないな、
などと疑いながら、未だ一度も使ったことのない
レトロなロースターです。


レトロな雑貨 その9

2009-07-02 10:34:08 | 雑貨
リサイクルショップで、タダ同然の破格値で売られていた
スツールを買いました。



シートのビニールクロスが痛んでいたり脚のスチールがさびていたり、
タダ同然なのもうなずけるようなコンディションでしたが、
前から”リングスツール”が欲しいと思っていた私は
「張り変えれば可愛くなるかも。」と思って
買うことにしたのです。



”赤”と”ライムグリーン”の布に張り替えてみました。
かわいく、そして思いきり懐かしい感じの椅子になりました。

私が子供の頃、うちにこれと同じような椅子があり
その椅子の張布もたしか”赤”だったと思います。
うちでは”ドーナツ椅子”と呼んでいました。



あと2脚は穴をふさいでカバーをかけました。
ヴィンテージコットン(U.S.A)を使ったら
やはり懐かしい感じになりました。
ファブリックの力は大きいな、と思いました。

このスツールはスタッキングすることができるので、
使わないときなどコンパクトで便利です。

狭くてレトロな私の仕事場にぴったりの椅子です。