ご存じでしたか、きょうは「ミモザの日」です。
きょう、オーベルジュとなってリニューアルオープンする”ペンション飛騨の森”の、フラワーアレンジメントを仰せつかって、この時期、花屋さんでひときわ明るさを放つ”ミモザ”を真っ先に選びました。
春を呼び込むように、フロントのカウンターに、たわわの”ミモザ”を活けました。
”ペンション飛騨の森”は、岐阜県高山市街から車で約10分ほどの木々に囲まれた静かな場所に佇む隠れ宿です。
薪ストーブでくつろぐことのできるラウンジには、外の自然を取り入れるような感じに、中くらいの”モクレン”の枝をあしらいました。
テーブルには、”キフジ”と”ゼンマイ”。
”ペンション飛騨の森”は、ご夫婦で永く営業されている歴史あるペンションですが、この度、娘さんご夫婦が加わって、本格イタリアンの食べられるオーベルジュに様変わりします。
客室は、これまでのカントリー調からガラリと変わって、若々しく、カジュアルで、洗練された、シンプルモダンなスタイルとなります。
客室すべてに、「花ではなく、枝を活けてほしい。」というのが、シェフである娘さんのご主人のご要望です。
「マットな黒」が効き色となったインテリアの客室。
お部屋のイメージに合わせ、マットでストレートなフラワーベースに、”キイチゴ”を一枝活けました。
一つの花器に、一種類というのが、私は好きです。
二種類だったら、この様に、大小のベースに一種類づつ活けます。
”キイチゴ”と”ゼンマイ”。
少し鏡に映りこむ位置に”ネコヤナギ”の枝。
この時期にしか見かけることのない”ゼンマイ”が、今回、私のツボでした。
そして、珍しいとお花屋さんがおっしゃる”キフジ”も気に入りました。
あっさりとした、そっけないくらいの活け方だけど、一つの枝の姿を、ただストレートに見せたくて、他のものとミックスしたくないのです。
生命力の強い枝、芽を吹いて、今にも咲こうとするエネルギーに満ちている様子は、次世代オーナーご夫婦の印象とも重なり合います。
熱心に、私の活ける花を「見たい。」とおっしゃってくださった、シェフに申し上げました。
「花あしらいと料理は同じだと思います。食材を選ぶように、花を選び、料理にふさわしい器を選ぶように、花器を選ぶのだと思うんです。」
シェフの作るお料理の写真を見て、シェフの料理の考え方は、私の花あしらいの感覚と、どこか共通するものがあるという気がしました。
職種が違っても、感覚とか目指すものが同じということはよくあります。
それだから、仕事は面白いのです。
癒しの空間、自然との調和が名物の宿に、素晴らしいお料理が加わり、お花を添えることで、さらなるおもてなしの心が、お客様に伝わりますように。
多くのお客様に喜んでいただけるオーベルジュになってくださいますように、お祈りしています。
ペンション飛騨の森
岐阜県高山市新宮町 3349-1
http://www.hidanomori.jp/
きょう、オーベルジュとなってリニューアルオープンする”ペンション飛騨の森”の、フラワーアレンジメントを仰せつかって、この時期、花屋さんでひときわ明るさを放つ”ミモザ”を真っ先に選びました。
春を呼び込むように、フロントのカウンターに、たわわの”ミモザ”を活けました。
”ペンション飛騨の森”は、岐阜県高山市街から車で約10分ほどの木々に囲まれた静かな場所に佇む隠れ宿です。
薪ストーブでくつろぐことのできるラウンジには、外の自然を取り入れるような感じに、中くらいの”モクレン”の枝をあしらいました。
テーブルには、”キフジ”と”ゼンマイ”。
”ペンション飛騨の森”は、ご夫婦で永く営業されている歴史あるペンションですが、この度、娘さんご夫婦が加わって、本格イタリアンの食べられるオーベルジュに様変わりします。
客室は、これまでのカントリー調からガラリと変わって、若々しく、カジュアルで、洗練された、シンプルモダンなスタイルとなります。
客室すべてに、「花ではなく、枝を活けてほしい。」というのが、シェフである娘さんのご主人のご要望です。
「マットな黒」が効き色となったインテリアの客室。
お部屋のイメージに合わせ、マットでストレートなフラワーベースに、”キイチゴ”を一枝活けました。
一つの花器に、一種類というのが、私は好きです。
二種類だったら、この様に、大小のベースに一種類づつ活けます。
”キイチゴ”と”ゼンマイ”。
少し鏡に映りこむ位置に”ネコヤナギ”の枝。
この時期にしか見かけることのない”ゼンマイ”が、今回、私のツボでした。
そして、珍しいとお花屋さんがおっしゃる”キフジ”も気に入りました。
あっさりとした、そっけないくらいの活け方だけど、一つの枝の姿を、ただストレートに見せたくて、他のものとミックスしたくないのです。
生命力の強い枝、芽を吹いて、今にも咲こうとするエネルギーに満ちている様子は、次世代オーナーご夫婦の印象とも重なり合います。
熱心に、私の活ける花を「見たい。」とおっしゃってくださった、シェフに申し上げました。
「花あしらいと料理は同じだと思います。食材を選ぶように、花を選び、料理にふさわしい器を選ぶように、花器を選ぶのだと思うんです。」
シェフの作るお料理の写真を見て、シェフの料理の考え方は、私の花あしらいの感覚と、どこか共通するものがあるという気がしました。
職種が違っても、感覚とか目指すものが同じということはよくあります。
それだから、仕事は面白いのです。
癒しの空間、自然との調和が名物の宿に、素晴らしいお料理が加わり、お花を添えることで、さらなるおもてなしの心が、お客様に伝わりますように。
多くのお客様に喜んでいただけるオーベルジュになってくださいますように、お祈りしています。
ペンション飛騨の森
岐阜県高山市新宮町 3349-1
http://www.hidanomori.jp/