前回に引き続きコレクションのお話をしたいと思います。
わたしは「缶」が大好きで、いっぱい缶を集めています。
というより、いつの間にやら集まってしまったんですが、
今年3月に地元仙川の”TINY CAFE ”という、いかしたCafeでコレクション展をやらせてもらった時、
改めて缶の数を数えたら175個あったので、我ながら驚いてしまいました。
そのうちの140個の缶を展示したのですが、TINY CAFEに運ぶのに自転車で3回に分けて持っていきました。
自転車を走らせると缶がカタカタいいます。
Tin-Pan Alley みたいじゃないのー。
いや、これって私のTin-Can Alleyなんだーと思ってしまったのです。
一番最初にアンティークの缶を買ったのは学生の時ですから、27年前です。(クラクラめまいがするほど昔です。)
ホストファミリーの知り合いの奥さんがアンティーク好きで、キッチンに古い缶をいくつも並べているのがかわいくてうらやましく、
アンティークタウンに連れていってもらった時、思わず私もと古いチョコレートの缶を買ったのが最初です。
その缶は、今も大切に使っています。
Tin Collection at TINIY Cafe
缶のコレクターはたいていアンティークの価値のある缶を蒐集しているんですが、
私の場合は古い缶あり現行品あり、外国のものあり日本のものありアジアのありといった具合に年代問わず国問わず、ジャンルレスです。
コレクションのほとんどが小さい薄っぺらい缶なんですがそれには理由があります。
いくら好きといっても物で住空間が狭められるのは苦しいので、小さい缶ならさほどかさばらないんじゃないかと現実を考慮した結果なんです。
これらの缶たちは普段はなげしにズラーッと並べています。(地震の時には時々落っこちてます。)
缶の中にお気に入りの切手や小さいラベルなんかを入れているのですが、どの缶に何を入れているのやらわからなくなっていて、展示のために久しぶりに缶を開けてみたら「ここにいれてたんだー。」と忘れていた外国の切手が出てきたりしました。(私はとても整理上手とはいえません。)
缶がもともと何のパッケージだったかと言いますと、お菓子、煙草、薬などなどいろいろです。
仏製の缶だと何が入っていたのか知りたくて、仏語辞書で調べたりしています。(それ以外に仏語の辞書を引くことはめったにありません。)
左端の写真は古い缶です。"MARIA"はレコード針の缶(英国製)、"Walnut"は胡桃のスライスの缶。(同じく英国製です。)
左上の一番左は、雉印のレコード針の缶です。(雉のしっぽがわかるでしょうか。)この缶は、25年ほど前に父がログハウスを建てようとして、もともと建っていた古い農家を取り壊すとき(おしんの家と勝手に名付けてました。)文机の引き出しから出てきたものです。
"新ヲフトサン"は、親戚のおじいちゃんが亡くなってそのあと家を取り壊すときにでてきた缶をいただいたものです。
うさぎの絵の缶は、水彩絵の具の缶です。絵の具のチューブに羽がついて空を飛んでいます。
真ん中の写真は現行品のちいさい缶ばかり。ぴったりのマス箱に入れています。
フランスには"CACHOU"という苦い真っ黒のちいさいキャンディーがあるんですが
缶がかわいいので、妹がフランスに旅行するときに「お土産に買ってきて。」とたのんで買ってきてもらいました。
CACHOUはびっくりするようなすごい味で、(リコリスとかアニスの)「こんなもの子供はたべないでしょー。」と思うような苦い
まずい味です。おそらく肉料理なんかを食べた後の口臭消しなんだと思います。
ソニープラザで買ったCACHOUの缶もあります。(15年ほど前に買いました。)
その後ソニープラザでCACHOUを見かけることは無く、やはり日本人にこの味は無理だったんだと思いました。
右端の写真は、私のコレクションの中では比較的骨董価値の高い古い缶です。
"Kalmine"はフランスのボンボンの缶です。(カルミネと読みます。日本のカルミンはフランス語から取ったんでしょうかね。)
"Pastilles"もボンボンの意味です。"Vichy"は欧州屈指の温泉場の名称で(日本でいえば草津ってとこですか)、"Vichy"のミネラルウオーターのキャンディーだということだと思います。Vichyの缶は小さいのをジャンクショー(骨董市)で買いました。大きいほうは、お友達のカフェ、ギャラリーの"Niwa-coya"さんにフランスの蚤の市からの定期便で入荷した缶を物々交換でゲットしたものです。
「缶が好きで、集めている。」といろんな人に言って周っていると、思いもかけない人から缶がもらえたりします。
こちらの缶はニューヨークに行っていたお友達がチャイナタウンで買ってきてくれた缶です。チャイニーズキッチュの感じが気に入っています。味はなんだかはっきりしない、ひどくB級な味の紅茶でした。
最近また缶を買ってしまいました。
"Niwa-coya"さんが「永井さんのために仕入れといたよ。」というのです。
そう言われると私が買うしかないと、また使命感を持って買ってしまうのです。
インドのチョコレートの缶で、英語とインドの文字の両方印刷されています。
「中を見てよー。」というので、蓋の裏を見てびっくり。なんだーこの母と子はー、と思うような国籍不明の母子のイラスト入りです。
早速、領収書入れとして使っていますが蓋をあけるたびに楽しい気持ちになります。
こうしてまた私の缶コレクションは、じわりじわりと増え続けていくのでありました。
わたしは「缶」が大好きで、いっぱい缶を集めています。
というより、いつの間にやら集まってしまったんですが、
今年3月に地元仙川の”TINY CAFE ”という、いかしたCafeでコレクション展をやらせてもらった時、
改めて缶の数を数えたら175個あったので、我ながら驚いてしまいました。
そのうちの140個の缶を展示したのですが、TINY CAFEに運ぶのに自転車で3回に分けて持っていきました。
自転車を走らせると缶がカタカタいいます。
Tin-Pan Alley みたいじゃないのー。
いや、これって私のTin-Can Alleyなんだーと思ってしまったのです。
一番最初にアンティークの缶を買ったのは学生の時ですから、27年前です。(クラクラめまいがするほど昔です。)
ホストファミリーの知り合いの奥さんがアンティーク好きで、キッチンに古い缶をいくつも並べているのがかわいくてうらやましく、
アンティークタウンに連れていってもらった時、思わず私もと古いチョコレートの缶を買ったのが最初です。
その缶は、今も大切に使っています。
Tin Collection at TINIY Cafe
缶のコレクターはたいていアンティークの価値のある缶を蒐集しているんですが、
私の場合は古い缶あり現行品あり、外国のものあり日本のものありアジアのありといった具合に年代問わず国問わず、ジャンルレスです。
コレクションのほとんどが小さい薄っぺらい缶なんですがそれには理由があります。
いくら好きといっても物で住空間が狭められるのは苦しいので、小さい缶ならさほどかさばらないんじゃないかと現実を考慮した結果なんです。
これらの缶たちは普段はなげしにズラーッと並べています。(地震の時には時々落っこちてます。)
缶の中にお気に入りの切手や小さいラベルなんかを入れているのですが、どの缶に何を入れているのやらわからなくなっていて、展示のために久しぶりに缶を開けてみたら「ここにいれてたんだー。」と忘れていた外国の切手が出てきたりしました。(私はとても整理上手とはいえません。)
缶がもともと何のパッケージだったかと言いますと、お菓子、煙草、薬などなどいろいろです。
仏製の缶だと何が入っていたのか知りたくて、仏語辞書で調べたりしています。(それ以外に仏語の辞書を引くことはめったにありません。)
左端の写真は古い缶です。"MARIA"はレコード針の缶(英国製)、"Walnut"は胡桃のスライスの缶。(同じく英国製です。)
左上の一番左は、雉印のレコード針の缶です。(雉のしっぽがわかるでしょうか。)この缶は、25年ほど前に父がログハウスを建てようとして、もともと建っていた古い農家を取り壊すとき(おしんの家と勝手に名付けてました。)文机の引き出しから出てきたものです。
"新ヲフトサン"は、親戚のおじいちゃんが亡くなってそのあと家を取り壊すときにでてきた缶をいただいたものです。
うさぎの絵の缶は、水彩絵の具の缶です。絵の具のチューブに羽がついて空を飛んでいます。
真ん中の写真は現行品のちいさい缶ばかり。ぴったりのマス箱に入れています。
フランスには"CACHOU"という苦い真っ黒のちいさいキャンディーがあるんですが
缶がかわいいので、妹がフランスに旅行するときに「お土産に買ってきて。」とたのんで買ってきてもらいました。
CACHOUはびっくりするようなすごい味で、(リコリスとかアニスの)「こんなもの子供はたべないでしょー。」と思うような苦い
まずい味です。おそらく肉料理なんかを食べた後の口臭消しなんだと思います。
ソニープラザで買ったCACHOUの缶もあります。(15年ほど前に買いました。)
その後ソニープラザでCACHOUを見かけることは無く、やはり日本人にこの味は無理だったんだと思いました。
右端の写真は、私のコレクションの中では比較的骨董価値の高い古い缶です。
"Kalmine"はフランスのボンボンの缶です。(カルミネと読みます。日本のカルミンはフランス語から取ったんでしょうかね。)
"Pastilles"もボンボンの意味です。"Vichy"は欧州屈指の温泉場の名称で(日本でいえば草津ってとこですか)、"Vichy"のミネラルウオーターのキャンディーだということだと思います。Vichyの缶は小さいのをジャンクショー(骨董市)で買いました。大きいほうは、お友達のカフェ、ギャラリーの"Niwa-coya"さんにフランスの蚤の市からの定期便で入荷した缶を物々交換でゲットしたものです。
「缶が好きで、集めている。」といろんな人に言って周っていると、思いもかけない人から缶がもらえたりします。
こちらの缶はニューヨークに行っていたお友達がチャイナタウンで買ってきてくれた缶です。チャイニーズキッチュの感じが気に入っています。味はなんだかはっきりしない、ひどくB級な味の紅茶でした。
最近また缶を買ってしまいました。
"Niwa-coya"さんが「永井さんのために仕入れといたよ。」というのです。
そう言われると私が買うしかないと、また使命感を持って買ってしまうのです。
インドのチョコレートの缶で、英語とインドの文字の両方印刷されています。
「中を見てよー。」というので、蓋の裏を見てびっくり。なんだーこの母と子はー、と思うような国籍不明の母子のイラスト入りです。
早速、領収書入れとして使っていますが蓋をあけるたびに楽しい気持ちになります。
こうしてまた私の缶コレクションは、じわりじわりと増え続けていくのでありました。