LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

静岡のCRAFT CONCERTさん

2009-12-27 13:25:22 | インテリア
静岡旅行の話を引っぱっていますが、
最後に北欧家具のお店「CRAFT CONCERT」さんをご紹介します。

静岡にヴィンテージの北欧家具を扱う「SUQ」(スーク)というお店がある
ということを、椅子好きの知人から聞いて知っていたのでぜひ行って見たいと思っていました。
ところが、そちらのお店は土日しか営業していないと知り
残念だけど諦めることに。

ところが、北欧家具を扱う有名なお店がもう一つある
ということを現地で聞き知り行ってみる事にしました。
偶然のように見付けた北欧家具の「CRAFT CONCERT」さんは、
古民家を素敵に改装したお店です。



ウィンドウにチラリと見えるのは、赤い”エイトチェアー”です。



入るなり目に飛び込んできたのは、外観からは想像もつかない
ミスマッチな高感度のレトロモダンな空間です。
なんでも壁部分を最近リフォームされたのだとか。

最初からドギモを抜かれました。



靴を脱いで奥の部屋に進むと、右手が”H.Wegner"の部屋になっています。



一方、左手奥はチーフテンチェアー以外に
数脚"Finn Juhl" の椅子が置かれたコーナーになっていました。



こちらのお部屋は新しく増築された部分です。
モーエンセンの"J39"などが並んでいました。



「わあー、かっこいい。」と思ったのがこちらのお部屋です。
トラディショナルな和室のふすまを活かし、さらに屏風を立てて
北欧の名作椅子”ベアチェア”などを合わせた大胆なインテリアは
「お見事。」というしかありません。

家具がすごいと、ついインテリアは家具に負けてしまったり
家具に引っ張られたりしがちですが、
こちらのお部屋は、完璧に家具を飲み込むように
使いこなしていらっしゃいます。

紹介しきれないのですが、他にも素敵なお部屋を
ため息交じりですべて拝見させていただきました。

思いもかけず、目の保養をさせていただき
腰の痛みも一瞬忘れ、幸せな気分で店を後にした私です。

茶室 瓢月亭

2009-12-18 09:36:46 | インテリア
腰を痛めてから、きょうでちょうど3週間が経ちました。
通院のかいあってか、ようやく完治のきざしが見えてきました。
自然治癒力というのは、ほんとうに凄いです。

さて、ご紹介したいと思っていた静岡旅行の続きです。

静岡県藤枝市岡部町の”玉露の里”にある、”瓢月亭”は
美しい数寄屋造りの茶室です。

風情のある門構えがこちら。



門をくぐると、茶室と庭が。



玄関を入ると正面には、円い地窓のむこうの坪庭に
瓢箪の形をくりぬいた石が据えられているのが見えます。

こちらの茶室は「瓢月亭」の名のとうり、いたるところに瓢箪の意匠がほどこしてあるのです。



玄関の靴脱ぎもこのとうり、瓢箪のデザインです。



こちらが主茶室の床の様子です。

ここにも瓢箪型の窓がありました。
”一期一会”の掛軸が、いかにもスタンダードでかえって好感を持ちました。



茶室の外は、すぐ池になっています。
この池も瓢箪の形をしているのだとか。
パッと見は解りませんが。



美味しいお菓子とお抹茶をゆっくり楽しみました。
茶室を出ようとして、玄関の引戸の取手も瓢箪の形をしているのに気がつきました。



最後に見つけた瓢箪がこちら。
外の常夜灯までが瓢箪の模様になっているのです。



ほかにも紹介しきれないくらい、あちらこちらに瓢箪を見ることができる
瓢箪づくしのかわいい茶室、「瓢月亭」です。

さすがは茶処の静岡ですね、と感激しきりの私と母でした。


静岡で中華料理

2009-12-10 21:20:03 | Weblog
腰を痛めた最初の3日間、ずっと寝たきりで
なおかつまともな食事を摂れずにいました。

口にしていたのは、カップラーメン、野菜ジュース、栄養ドリンクといったもの。
ですから、5日目にして行った静岡でのランチ(予約していたホテルと同系列の
”八幡四川飯店&ガーデンズ”の中華料理)は、久々に食べるまともな食事であり
期待に期待した豪華なチャイニーズなのでした。
なんでも、あの有名な”珍健一”シェフのプロデュースによる料理なのだそうです。

そして、そちらは料理と共に庭が自慢のレストランです。
お世話になっている山田茂雄先生の作庭によるお庭です。


洋とも和とも言えない、なんて言うことのない庭ですが、
自然で嫌みが無く、どことなく風情があります。



とりわけ、苔むした水鉢の様子が印象的でした。

いただいた料理は、前菜から”冷菜5種ガーデンズスタイル”。
新鮮な海の幸を色々に盛った、気の利いた品々です。



お次が、”イベリコ豚と旬菜のブラックビーンズ”。
豚好きの私にはたまりません。



こちらは、”紋甲いかと季節野菜の岩塩炒め”。
素材を活かしたシンプルだけど抜群のうまみの一品です。



そして、一番食べたかったのがこれ、”芝エビのチリソース蝦せん添え”です。
最後の最後まで、おせんべいでソースをすくって平らげてしまいました。



しめくくりのデザートがこちら。



私は”黒ごまのプディング”を、母は”杏仁豆腐”をそれぞれいただきました。

うーん、満腹かつ大満足。

腰は悪いものの、あらためて健康な胃袋に感謝、感謝といった感じの
グルメツアーの最初を飾るランチでした。


富士山の見えるホテル

2009-12-08 12:53:47 | Weblog
10日ほど前に、自転車に乗っていて転んでしまい
腰をひねった上に強打してしまいました。

元来、身体が丈夫で病気をしたことがなく
通院することなど慣れていないので、
この場合どこの診療所に行ったらいいのかわからず、
最初の三日間は家で寝たきりでした。

四日目に、友人にいい診療所を教えてもらい行くことにしました。
幸い、その診療所は家から近い場所にあったので
必死の思いで歩いて行きました。

診てもらうと、腰の筋肉が伸びた状態で
完治するまで3週間以上かかるということでした。

しかし、私はその翌日に静岡に行くことになっていました。
母と旅行をする約束をしていたのです。

旅行を延期することも中止することも
母ががっかりすることは分かり切っていたので、
決死の覚悟で腰の痛みを押して静岡まで行くことにしました。

東京駅まで歩いて行くのもすごく大変でしたが、
なんとか静岡の駅で母に会え一安心。
「そんな体でよく来たね。」と言われてしまいました。

食事をした後、ゆっくり美術館を見てから
早めに宿泊先の焼津のホテルに入りました。

私たちが泊まった”焼津グランドホテル”からは
富士山の絶景が見られます。



こちらがデッキから見た、夕日に照らされた富士山です。

温泉につかり、美味しいものをおなかいっぱい食べて、
しばし腰の痛みも忘れるほどでした。

静岡は初めての私ですが、その民度と文化度の高さには驚きました。

素晴らしい茶室や、思いもかけずに見つけた北欧家具のお店など
次々にご紹介したいと思っておりますので、どうぞお楽しみに。