ニューこけし、人形、ぬいぐるみ

カテゴリー的にはこけしなんだけど、限りなく人形に近いこけしを持っています。

それらのこけしを、私は「ニューこけし」と呼んでいます。
「ニューこけし」を、こけしの棚とは別にグルーピングして、
人形、ぬいぐるみと一緒に飾り棚にひしめかせてみました。



1958年生まれ、昭和30年代育ちの私にとって、少女時代の甘美な記憶を呼び覚ましてくれるような、
レトロでいとおしい、こけし、人形、ぬいぐるみたちです。

腕を組んだボーイッシュないでたちの金髪の少女の人形。
足の裏の形がまん丸なのが、この時代の人形っぽいです。うまく説明できませんけど。
右手奥の人形は、雪うさぎを持って着物を着ていますが、表情は洋風です。

右の2体のこけしこそが「ニューこけし」と私が呼んでいるこけしペアです。
こけしと人形の狭間に位置する「ニューこけし」。こけしとしては少数派、つまり「レア」に違いないと思います。



赤いワンピース姿の小首をかしげた少女の「ニューこけし」。
台座に”宇奈月♨”と記されています。
が、宇奈月温泉のスーベニアーである必然性を全く感じさせない、”こけし＝お土産”という既成概念を超えた存在感を持っています。



くろんぼのペアの「ニューこけし」は、私のお気に入りです。

そしてその左のミニチュアこけしは、「ポコちゃん」の様な洋服を着ています。
もしかしたら、「ペコちゃん」もいたんだけど、はぐれてしまったのではないか、と想像しています。

「ポコちゃん」の隣は、「兵隊さん」です。
この「兵隊さん」にも、きっと仲間がいたに違いありません。

小鹿とダックスフンドのぬいぐるみ。
そして、少年少女の「ニューこけし」。



50年以上前のものと思われる、これら「ニューこけし」「人形」「ぬいぐるみ」たち。

よくぞ今まで捨てられないでいてくれたものだ、そしてよくぞ私のところに来てくれたものだと思いながら大切にし、
さらに大切にして下さりそうな方に里子に出す日まで、責任と愛情をもって面倒見ようと思っています。

こけしの棚

コレクションというのは不思議です。
集めているつもりはないのに、いつの間にか集まってしまうことが多いように思います。

私の場合、コレクションというか、商品ですけど最近「こけし」がどんどん増幅しています。
「こけし」が「こけし」を呼ぶかのような現象が起こっています。

古いおうちの片づけをお手伝いさせてもらうと、どのおうちにも「こけしの棚」らしきものがあります。
「こけし」というのは、どうも単体で持っているだけでは満足できず、ついつい２体３体と買ってしまうものらしいです。
特にコレクターを自負しているわけではないのに、「こけし」と目が合うと素通りできない、
棚まであてがってぎっしりと「こけし」をひしめかせてしまう結果になってしまうのです。

こちらがこけしの棚第一号。



私は、工芸品ではなくお土産品のようなコミカルなこけしが好きです。

ひょうたん姉妹、シナの姉妹、河童兄弟、ねえやと赤ちゃん、温泉芸者大小など、
ペアで展開しているのがお土産こけしの特徴のように思います。

真珠の耳飾りを付けたシナの姉妹の隣は、こけしと同じくお土産として売られていた「郡上おどり竹人形」です。



お盆の今日あたり、郡上はさぞかし賑やかなことでしょう。
が、今やこのような竹人形が、相変わらずお土産品として売られているかどうかは定かではありません・・・。



こちらは、米粒のように小さなこけしです。
小槌と扇の上に七人並んだ、そして宝船に乗っている七人の、七福神。
甕の蓋をひっくり返すと、現れるミニチュアこけし。

こちらがこけしの棚第二号です。



白浜五兄弟。



こちらは、瓢箪こけしのペア。
東京、養老、そして、熱海のお土産です。



熱海のこけし、学生帽とマントを羽織っています。
そしてその後ろに、満月が・・・。
こちらのペア、「寛一＆お宮」のカップルとお見受けしました。

こちらは、真珠の衣装をまとった和洋折衷のこけしです。



ハイカラ、とでもいうべきでしょうか。

中心にいるこけしは、珍しいビニールで編んだものです。



手作りではなく、れっきとした製品です。

こちらは、ガラスの箱に入ったこけしと人形。



大名行列だったり、舞妓さんだったり、華やいだ雰囲気で見ているだけでも楽しい、と思うのは私だけでしょうか。

そして、最後にご紹介しますのは「佐渡おけさ」のペア。



う～ん、「涼しげ」だと思いませんか。

あの、決して「寒くなる」という意味ではありませんよ・・・。