LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

レトロな風邪薬

2008-12-17 11:26:23 | Weblog
7年ぶりに寝込むほどの風邪をひいてしまいました。

元来、身体が丈夫なのでお医者さんに行くようなこともなければ、
薬を買うこともなく何年も過ごしていた、元気者の私です。
いざ風邪をひいて、「風邪薬、あったかな。」と薬箱をひっくりかえしてみると、、
それらしきものはうちの薬箱には皆無です。

アジアの塗り薬が大好きで、使い切れないくらいたくさん持ってはいるんですが、
それらは、薬が必要で持っているのではなく、
単にパッケージのかわいさに惹かれて買ってしまったものたちです。

深夜なので、「風邪薬も買いに行けないしなあ。」と、あきらめかかっていた時
ふと思い出しました。
「風邪薬、あった、あった。」
安藤さんから戴いた”改源”があることを思い出したのです。



安藤さんという方は、うちのご近所の"TINY CAFE"の常連さんで、
レコードのコレクションをしていらっしゃる、いかしたおじさまです。
私の”缶コレクション“魂と、安藤さんのコレクター魂は
どこか相通ずるものがあり、世代も近いこともあってか、
たちまち意気投合してしまったお友達です。
古いパッケージ、ずっとデザインが変わっていないレトロなパッケージを
私が、「大好きなんです。」と言ったことをおぼえていてくださって、
ある日私に”改源”をプレゼントして下さいました。
私は、薬を買っていただいたという意識は全然無く、
「わあ、私好みのレトロなかわいいパッケージ。ありがとうございます。」と、
”改源”のパッケージをなげしに飾っていました。

なげしで埃をかぶっていた”改源”は、
まさに“地獄に仏”というべきありがたさです。



箱から取り出したお薬は、こんな懐かしい薬包みです。

三角に折れた紙から、薬がこぼれないように気をつけながら飲む薬の味は
子供のころ飲んだ昔の薬と同じ味です。
苦い薬を、白湯で流し込み「早く治そうっと。」と、布団にもぐりこんだ私です。

それにしても、風邪薬を買っていただいて、
「安藤さん、助かりました。ありがとうございました。」
と、この場でお礼を言いたい私です。