LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

ロータスブルー手芸部

2013-02-24 13:20:35 | ショップ・ロータスブルー
最近作った、ビュロー型のBOXを中心にして、
お店のディスプレーを変えてみました。



お店の、土間の部分は、レトロなテーブルウェアーと雑貨で占めていますが、
靴をぬいで上がっていただくこちらの四畳半の和室は、半分が事務所、
もう半分が手芸用品の売り場になっています。

ボタン、布、糸その他手芸用品を扱っています。
ロータスブルーのオリジナルの「箱」は、「売っているんですか。」とよく尋ねられます。
こちらは、カルトナージュ教室のサンプルなので、
現物はお売りしていなかったのですが、
オーダーで、お買い求めいただけるようになりましたので、ご報告します。

お好きな布を選んでいただいて、大きいものは2~3週間でお作りします。
お気軽に、お見積もり依頼下さい。

今後も、カルトナージュ教室、単発の手芸教室を開催すると同時に、
常に可愛い手芸材料をご提供できるよう、努力して参りたいと思っております。

どうぞ、ロータスブルー手芸部をよろしく願い申し上げます。

尚、明日2月25日は、出張のため臨時休業とさせていただきますので、
ご了承ください。

では、行って参ります。





アトリエと教室

2013-02-19 11:27:51 | BOX
一時は、在庫置き場のようになっていた2階の北側の和室を、
今年になってからは、教室として使うようにしました。



月3回、月曜日が教室の日。
この部屋に、数人の生徒さんが集まり、箱作りをしています。

熱心な生徒さんペースに、すっかり負けそうになっていて、
これじゃいかんと思い、最近作った箱がこちら。



たいてい1mmないし2mmの厚さの厚紙を切って、貼り合わせて箱を作っているのですが、
こちらの箱は、もともとあった木箱の金具を取り外して布を貼り、内側を貼って、
もとの金具を付けて再生したものです。

北向きのお部屋というのは、日光の状況が日没まで安定しているので、
アトリエとして適しているそうです。
さらに、窓の外の洗濯干し場に、積もり積もった雪が、明かりとなっています。

飛騨の長い冬を、ここで手仕事しながら楽しもうかな、と思っています。



ダサいノベルティー

2013-02-09 13:07:27 | ショップ・ロータスブルー
ロータスブルーの2階は、昭和中期の器で溢れかえっています。

その一角は、昭和の「ダサいノベルティー」を集めたコーナーになっています。



こちらの古めかしくもダサいお皿は、高山市八軒町の”田中酒店”のノベルティーとして、
市内のお得意様に配られていたものです。



器の裏のバックプリントを見ると、電話番号が3桁、4桁、5桁そして6桁となっており、
昭和の初期から中期への電話番号の変遷を目の当たりにすることができます。

”田中酒店”のおかみさん曰く、「3桁、4桁のは、私が嫁に来るの前のやな。」だそうです。



こちらの「しょうもない」デザインの器は、



八軒町商店街の”昆布の山村”と、今は無き”荒垣食料品店”(私の実家の真迎えにあった)のものです。
一見、取るに足らない器ではありますが、
私にとっては、ある種オマージュを感じることを禁じえない存在です。



普通だったら素通りしそうなこちらのお皿は、



由緒ある”森醤油店”のものです。
こちらも、すでに無いお店です。



こちらの、よくありがちなダサい小鉢は、



”アサヒサイダー”のノベルティーです。
表の感じからしたら、意表をつくカッコいいバックプリントだと思います。



こちらのお皿は、デザインがミッドセンチュリー的に、私には見えます。



”田近酒店”さんのもの。



同じお皿なのに、微妙にプリントが違う2枚のお皿。



”溝尻魚店”さんでした。



こちらのラーメンどんぶりは、



スープを飲み干して初めてわかる、”トノサマラーメン”のノベルティーです。

ダサかわいいプリントの小皿。



”飛騨冷凍株式会社”と、”枡井正弘商店”。



聞いたことのない名前ですが、高山市内にかつてあった企業であることは間違いありません。

こうして見ると、ロータスブルーは、知らず知らずのうちに「地域密着型」のお店になっているような気がします。

さらに言えば、骨董商からしたら「ごみ」に等しい、骨董価値の低いこれらの器も、
私にとってみたら、素通りできない「ダサかわいい」器であると同時に、
「骨董価値」というよりは、昭和の郷土文化を知る上における「歴史的価値」をもっている器である、
と言えなくもないと思っています。

今後も、ゴミの中から「古い」「ダサいノベルティー」を拾い上げながら、
どこよりも「ダサい」「安い」「かわいい」器を豊富に取り揃えるお店であるよう、企業努力したいと思っております。

そして、ダサい器を使いこなす「センス」と「勇気」を持つお客様に、
ぜひお買い上げ、お引き取り頂きたいと思っています。

これらのお皿を、出来の悪い子を里子に出す親のような気持ちで見守りたい、永井なのでございます。

小鳥さんのギャラリーのその後。

2013-02-01 19:32:04 | インテリア
小鳥さんのギャラリーの、その後の様子をご紹介します。

年明け早々、「床をどうしようか。」と、大工さんとの打ち合わせをしてましたところ、
スルスルと話が決まり、トントンと施工が進みました。

現場に見に行くと、あっという間に、美しい杉の板がすっかり張られ、
「これはもう、塗りに入るしかないでしょう。」というモードでした。

きょうは、「じゃ、塗料を見に行きましょう。」と、
軽い気持ちでホームセンターに行ったら、思いもかけず、具合のいい材料が見つかったので、
「買っちゃいます?」、そして「塗っちゃいます?」ということになりました。

おもむろに、作業を開始。



私が選んだ材料は、自然系の”オイル”です。
いつも使っている某メーカーの”オイル”は、たいへん高額なので、
あらかじめ小鳥さんに「高いですよ。」と、お断りしていたんですが、
おなじような”オイル”(イギリス製)で半分ぐらいの価格のものを、見つけてしまったんです。

思い立った時が、塗り時。

瞬くまに、半分の面積を塗りました。



押し入れの部分には、古材を貼ってもらいました。



こちらの材は、12月に蔵出しをお手伝いした、古いおうちから出たものです。



”オイル”を塗り足したら、いい感じのテカリが出て、新規の床との相性も抜群です。

作業開始後2時間。

私と、小鳥さんのご主人、そして小鳥さんのアシスト、のべ3人で、
あっという間に床が完成しました。



ここまで来ると「完成は、間近かも・・・。」と、思えます。

あとちょっと、「頑張ってかわいくしましょうね!」と、手を握り合いそうになる、
私と小鳥さん夫妻です。