LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

紳士婦人服仕立 山下

2011-03-29 09:06:02 | Weblog
「紳士婦人服仕立 山下」は、ひっそりしたお店です。



人の出入りしているのを見かけたことはありませんから、
もしかして開店休業状態なのかもわかりません。

はっきりしたことはわかりませんが。

ウィンドウに三台の古いミシンが守護神のように飾られています。



トーイミシンのように小さいこちらのミシンも
上糸だけで鎖縫いをするミシンです。



これらのミシンは、かつて仕立てに使われていたのかもしれません。

既製服が流通していなかった時代、仕立て屋さんはあちこちにありましたが、
今はとんと見かけなくなりました。
あったとしても、お直しをしているお店ぐらいです。

「紳士婦人服仕立 山下」の、ミシンとブルーのカーテンの奥が
どうなっているのかは謎です。

考えてみると、高山市は戦争の空襲を免れていますし、
大きな災害にも会っていないので、古い町がそのまま残っています。
骨董屋、古道具屋も多く、古いものが残っていたり未だ使われていたりしているのです。

「大竹ミシン」も「紳士婦人服仕立 山下」も
商売道具の古いミシンを大切にしていらっしゃるのだと思います。

2軒のお店には、高級骨董並みに希少価値になった古いミシンを、
ずっと飾っていてほしいものだと、切に思う私です。




大竹ミシン

2011-03-28 09:05:01 | インテリア
ソーイングアイテム好きの私にとって、「大竹ミシン」は気になるお店です。



一見、普通のミシン店ですが、近寄ってみると
ウィンドーに何台もアンティークのミシンが飾られていて
ただならぬ雰囲気を醸し出しています。



美しい装飾文様の施された古いミシン。
日本製でしょうか、それとも外国製でしょうか?



観葉植物とゴッチャになりながら、他にも何台も古いミシンが並んでいます。



試し縫いの布があてがわれているあたり、まだ動くとでも云いたいようです。



こちらは、ミシンの入っていた箱。
古いミシンには、このようなカバーがあったのですね。



こちらは、手回し式のミシンです。
上糸だけで下糸が無い、鎖縫いができるのが、このタイプのミシンなんだそうです。



ミシンの後ろ、店内の壁には、古いミシンの宣伝用ポスターが
額縁に入って飾られているのが見えます。

どうしても「大竹ミシン」を素通りすることができない私は、
いつもボーッとウィンドウの古いミシンにしばし釘付けになっているのです。

「大竹ミシン」の近くには、もう一軒古いミシンをディスプレーしている
「紳士婦人服仕立 山下」があります。

こちらのお店のことは、明日のブログに書きます。



和紙の山崎

2011-03-26 09:29:17 | 雑貨
本町通りの「和紙の山崎」は、和紙の専門店です。



各種和紙、千代紙、折り紙などを豊富に取り扱っています。

私が子供のころからあるお店です。
遠い昔、おこずかいで千代紙を買ったりしていたのを
懐かしく思い出します。

年季の入ったレジの脇の柱には、「火の用心」の札が貼ってありました。
その隣の袋戸には、商品の和紙が使われています。



こちらが、袋戸の表に使われた和紙です。



好みの柄の紙を、唐紙がわりに部分的に貼ってふすまを修繕するのは
そんなに難しいテクニックではありません。
昔の人は、ちょっとしたふすまの穴なんかを、
自分で修繕したりしていたのですから。


こちらは、手摺りのぽち袋。



「富士」「波と富士」「鳥居」など、粋で可愛い柄ばかり。

この日の私の目的は熨斗袋です。



どの柄も素敵ですが、わたしが断然気に入ったのはこちらの熨斗袋です。



美しい熨斗袋にお祝いの気持ちを込めて、甥っ子の入学祝いにしたいと思います。

日本人の「包む」習慣というのは、独自の文化だと思います。
私たちの暮らしにはいつも身近に、「紙」があるように思います。

このようなご時世です。
もっと「紙」を大切にしたいと、しみじみ思いました。

ごぼうのポタージュ

2011-03-23 08:46:50 | Weblog
高山に来てから、食事はもっぱら母に作ってもらっています。
私は、お茶をいれるのとあとかたずけの係り。
楽をさせてもらっています。

母の作る料理がおいしいので、
こちらに来てから、ちょっと太ってしまいました。

母はいろんなスープを作りますが、
私が一番好きなスープは「ごぼうのポタージュ」です。



作り方は、
1、斜めに切ったごぼうと、スライスしたたまねぎと、
  少量の残りごはんに、ベイリーフを1枚入れて
  人数分の水で煮ます。
  (ごはんを入れるというのがポイントです。
   いいとろみが出ますので。)
2、ごぼうが柔らかくなったら、あら熱を取ってから
  煮汁ごとミキサーにかけます。
  このとき、ベイリーフは取り除きます。
3、スープをなべにもどし、ブイヨンと塩で味をととのえ
  牛乳を足して温めれば出来上がりです。

  クルトンや、パセリのみじん切りを浮かせても良いです。

そろそろ「新ごぼう」が出まわります。
新ごぼうはやわらかいので、よりポタージュに適しています。
香りも高いので、より美味しいです。

新ごぼうが手に入ったら「また作ってね。」と
母にリクエストしておきました。
 

小さなつぼみ

2011-03-22 09:15:34 | Weblog
母がラナンキュラスの苗を買ってきました。



外がまだ寒いので、室内で育てることにしました。
部屋の中に花があるって、なんて素敵なんでしょう。

買ってきた時、花が二つ咲いていたのですが
数日で花は四つになりました。

見ると、小さなつぼみがまだいっぱいあります。



あと三つあるちいさなつぼみは、少しづつふくらんでいます。

先週、うちには明るいニュースがありました。
浪人していた甥っ子が、大学に合格したのです。
あわただしく、横浜にアパートを見つけ
来週、高山から巣立つことになりました。

新しいことが、たくさん待っている春。

被災地の子供たちにも、新学期が来ることを願います。

春はそこまで来ています。

2011-03-18 08:18:08 | Weblog
高山市は、2日続けて真冬日です。
朝、水道管が凍りついて水が出ないような有様でした。

春はまだ遠いのか…、と思っていたのですが、
数日前、母が畑で「ふきのとう」を摘んできました。



小さなかごにふきのとう4個を手に持って、
「美奈ちゃん、写真、写真。」と言います。
写真を撮って、ブログを書きなさいと言いたいのです。

母が「ふき味噌」を作ってくれました。



作り方は、
1、しいたけ、かつお、昆布でだし汁を作ります。
  だしを取ったしいたけと昆布を細かく刻みます。
2、ふきのとうをきれいに水洗いしたら、
  5分ほど湯がきます。
3、湯がいたふきのとうをみじん切りにし、
  刻んだシイタケ、昆布といっしょに
  少量のサラダオイルで炒めます。
4、炒めたら、だし汁、みりん、味噌を合わせ
  あえれば出来上がりです。

ごはんにも、お酒にもよく合います。
作り置きしておけます。
お湯を注げば、即席のお味噌汁になります。

晴れた日に、私も畑にいってみようかな。
小さな春を見つけに。

被災地で不自由な思いをしていらっしゃる方々、
救援物資が届くまで、もうしばらく頑張ってください。

どうか、希望を捨てないで下さい。

春はもうそこまで来ていますよ。




ジュリアンとザイアンは元気です。

2011-03-15 10:45:58 | Weblog
大地震のおこった11日、2時46分頃
岐阜県高山市も激しい揺れでした。

震度3。幸い被害はありませんでした。

大きい揺れが起こると、
決まってジュリアンが激しく吠えます。



ザイアンも、小屋から飛び出てきます。



異常事態を主人に知らせようとしているのか、
それとも怖がっているのか、どちらかはわかりませんが。

被災地で、家族とようやく会えて、
抱き合って泣いていらっしゃる方の映像には
胸が詰まる思いです。

愛犬と対面し、抱きかかえる方もいらっしゃいました。

犬は、大切な家族なのです。

久しぶりに、おやつをあげました。



”ゴン太のささみジャーキー”は、二匹の好物です。




火鉢とキャンドルホルダー

2011-03-14 11:10:59 | Weblog
地震から、丸三日経とうとしています。

東北、関東には未だ余震があり
一刻も安心できない状況に加え、
原発に新たな爆発が起こったということを報道で知り、
いたたまれない気持ちでいっぱいです。

安否不明、孤立状態の多数の方々の救済活動の様子を、
ただテレビで見守っています。

関東全域には計画停電が、今にも実施されるところだと聞いています。

電気が無い状況を、どう乗り切ったらよいものか
昨夜、母と相談しました。

暖をとるためには「火鉢」を、
明かりには「ろうそく」を、ということで
蔵を物色しました。

今朝引っ張り出した「火鉢」です。



母が火をおこしてくれました。



ジンワリと部屋が暖まります。

キャンドルホルダーにろうそくをセットしようと思います。



岐阜県高山市は、中部電力の管轄なので
いまのところ停電区域ではありませんが、
これを機に、無駄な電力を使うことを戒めようと
母と話し合ったところです。

関東にお住まいの方々には、迫りくる不便を
どうか知恵を出して乗り切ってほしいものだと、切に思っております。





お祈り申し上げます。

2011-03-12 09:58:36 | Weblog
昨日、日本を襲った国内観測史上最大の地震の報道を、
ずっとテレビで見守っています。

今朝のニュースで、さらに死者が増えていることを知り、
災害の大きさに、ただ驚きと恐れを覚えるばかりです。

命を落とされた方々のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

これ以上二次災害が大きくなりませんように、
怪我で重体となっている方々の命が助かりますように、
そして未だ救済されていない方々が一刻も早く救い出されますように、
一時避難されている多くの方々が、充分に保護されますように、
交通の足止めに会っている方々が、早く無事に帰宅できますように、
ただひたすらお祈り申し上げます。

ソーイングアイテム

2011-03-11 09:17:28 | 骨董
ソーイングアイテムに凝っています。

最近、おなじみのアンティークディーラーから古いミシンを仕入れました。



小さな手動のミシンで、ちゃんと動きます。
針さえあれば、縫えるらしいのですが、残念ながら針は付いていません。

守護神のように、飾っておこうと思います。

古いソーイングアイテムを、まとめて買いました。



さらに近寄ってみましょう。



古い糸や針、プラスチックの指抜きなど。



箱は、先週作った新作です。
タッセルも手作りしてみました。



グリーンの缶は、日本製の古いもの。



何を入れようかな、と思ったのですが
結局ソーイングボックスに落ち着きました。



グリーン系のハギレを入れて。
ハギレはピンクッションになる予定です。

かわいい小さな赤い缶は、何が入っていたのか分からない
イギリス製です。



なぜか、クッションが内蔵されていたので、
まち針を刺してみました。



ソーイングアイテムが充実し、「手芸大好き、手作り少女心」(図々しくてすみません)が、
ムクムクとさらに高まります。

針仕事は、私にとって最大の癒しになっています。