東京オペラシティアートギャラリーで開催中の
「ヴェルナー・パントン展」に行って参りました。
ヴェルナー・パントンと言えば「パントンチェアー」(初の、プラスチックの一体成型による椅子)、
「パンテラ」「VPグローブ」(近未来的デザインの照明)で有名な
北欧デザインの巨匠です。
今展示では、代表的なプロダクト以外にインスタレーショナルなインテリア
「ファンタジーランドスケープ」「3Dカーペット」の展示があるのが見逃せません。
図録の表紙になっているのが「ファンタジーランドスケープ」です。
(おまけにぶらさがっているのはパントンチェアーのミニチュア。)
「ファンタジーランドスケープ」は、サイケデリックでフューチャリスティックな洞窟のような空間です。
ドキドキしながら中に入り、そこに腰掛けるというよりは
寝そべりながら抱かれてみて、なんともいえない興奮を味わってしまったというのが私の感想です。
このような機会でもなければ体感できることのないチャンスですので
ぜひともお勧めしたい展示です。
今展示によって、パントンの人物についていくつかのことを知りました。
1950年、パントンがポール・ヘニングセンの継娘トーウェと結婚し
その翌年に離婚していたこと。
にもかかわらず、ヘニングセンはパントンをサポートし続け、
彼をアルネ・ヤコブセンに紹介します。
その後、パントンは「アント・チェア」の開発の現場に立会っています。
1962年に、パントンはスウェーデンの資産家令嬢マリアンネと出会い結婚します。
パントンチェアーに座る美しい女性の、あの有名な写真のモデルは
なんとマリアンネだったのです。
デザインの師となる二人の偉大な人物との出会い、
自身の創作にインスピレーションを与えてくれるミューズ的なパートナーとの
出会いを考えると、パントンという人がいかに魅力的だったか
ゆえにだれよりもラッキーであったかが解ります。
写真のパントンは、いつもほほえんでいて、実にいい顔をしています。
Good lookingなことも確かですが、(はっきりいってタイプです。)
すごく幸せな生涯を送った人に違いないと思うのです。
かつてパントンが「私の作品が、人々の想像力を掻きたてるものであってほしい!」
と語っていたというマリアンネの言葉が、深く私の印象に残りました。
「ヴェルナー・パントン展」に行って参りました。
ヴェルナー・パントンと言えば「パントンチェアー」(初の、プラスチックの一体成型による椅子)、
「パンテラ」「VPグローブ」(近未来的デザインの照明)で有名な
北欧デザインの巨匠です。
今展示では、代表的なプロダクト以外にインスタレーショナルなインテリア
「ファンタジーランドスケープ」「3Dカーペット」の展示があるのが見逃せません。
図録の表紙になっているのが「ファンタジーランドスケープ」です。
(おまけにぶらさがっているのはパントンチェアーのミニチュア。)
「ファンタジーランドスケープ」は、サイケデリックでフューチャリスティックな洞窟のような空間です。
ドキドキしながら中に入り、そこに腰掛けるというよりは
寝そべりながら抱かれてみて、なんともいえない興奮を味わってしまったというのが私の感想です。
このような機会でもなければ体感できることのないチャンスですので
ぜひともお勧めしたい展示です。
今展示によって、パントンの人物についていくつかのことを知りました。
1950年、パントンがポール・ヘニングセンの継娘トーウェと結婚し
その翌年に離婚していたこと。
にもかかわらず、ヘニングセンはパントンをサポートし続け、
彼をアルネ・ヤコブセンに紹介します。
その後、パントンは「アント・チェア」の開発の現場に立会っています。
1962年に、パントンはスウェーデンの資産家令嬢マリアンネと出会い結婚します。
パントンチェアーに座る美しい女性の、あの有名な写真のモデルは
なんとマリアンネだったのです。
デザインの師となる二人の偉大な人物との出会い、
自身の創作にインスピレーションを与えてくれるミューズ的なパートナーとの
出会いを考えると、パントンという人がいかに魅力的だったか
ゆえにだれよりもラッキーであったかが解ります。
写真のパントンは、いつもほほえんでいて、実にいい顔をしています。
Good lookingなことも確かですが、(はっきりいってタイプです。)
すごく幸せな生涯を送った人に違いないと思うのです。
かつてパントンが「私の作品が、人々の想像力を掻きたてるものであってほしい!」
と語っていたというマリアンネの言葉が、深く私の印象に残りました。