人間に国籍の無い人はいないのと同じように、料理にも国籍があると思います。
いわゆる無国籍料理を「怪しい。」「インチキである。」とまでは言いませんが、食生活は、国々の風土、生活習慣と共にあるものであり、料理のバックボーンは
その料理の作られる理由そのものだと思います。
ニューオリンズに住む夫妻のレシピに忠実に従って作った素朴なお菓子、ベニエをご紹介します。
ベニエ(仏 Beignet)は、生地を油で揚げたお菓子です。
アメリカでは、クレオール料理の四角い粉砂糖をかけた揚げ菓子として知られ、ニューオリンズのカフェデュモンドのベニエは有名です。
東京都狛江市に住んでいたとき、カフェデュモンド狛江店で始めてベニエを食べました。
始めて食べたのにどこか懐かしい味。お母さんが作ってくれるホームメイドのフワフワの軽いドーナツといったらいいでしょうか。
実は、西田みなこレシピイラストレーション第二弾に、是非入れようということで、この度作って試食いたしました。
家庭で手軽にできます。手に入れにくい材料は一切なし。強力粉と少量のバター、卵でできるので、材料費が安い。そして作り方は簡単です。
11月に”てしごと舎”で開催されるイベントに、西田みなこレシピイラストレーションのカード、新レシピ12がリリースされます。
レシピイラストレーション第一弾24レシピ、そして今回の第二弾12のレシピをロータスブルーが担当しています。
私はプロの料理人ではありませんが、長くフードの業界で働いた経験を持っています。
10年間にわたってハーブ、スパイス、ハーブティー、紅茶、中国茶について学びました。
現在は、ハーブを栽培し、ハーブを使った料理をせっせと作っています。
ハーブとスパイスの使い方が「解らない。教えてほしい。」とおっしゃる主婦が、案外多くいらっしゃると感じます。。
そんな方のために、ハーブを使った国ごとの料理、有国籍料理をご紹介したいと思うのです。
たとえば、バジルを使った料理ですが、第一弾では”カプレーゼ”(イタリアン)、第二弾では”ガパオライス”(タイ料理)。
コリアンダー(パクチー)を使った料理、第一弾では”ヤムウンセン”(タイ料理)、第二弾では、”酸辣湯”(台湾料理)の薬味としてご紹介しています。
あるとき知人の料理の先生が興味深いことをおっしゃいました。
「料理を習ったことがなく、自己流で作っていらっしゃる方の料理は、美味しくないとは言いませんが、ちゃんとしたものであるとは言えません。」というものでした。
家庭料理の代表”肉じゃが”にしても、自己流で作ったものは「完全ではない。」とおっしゃるのです。
ちゃんとした先生の由緒正しき信頼すべきレシピを知ることなく、自己流で作った料理は、独断であり、間違いを犯していることが多いと私も思います。
別に習わなくても、信頼できる先生の料理番組だったり本を見て教わるだけで、ちゃんとした料理はできると思います。
ものを教わるということは、どのジャンルにおいても大切で、教わらないで上手くなる人、ましてやプロになれる人なんていないと思います。
料理には、人柄が現れます、まじめな人の料理はまじめ、乱暴な人の料理はどこまでも乱暴、小賢しい人の料理は鼻ににつくほど小賢しいものです。
料理こそ、知ろうとすること、謙虚に学ぼうとすることが大切だと思います。
私は、愛情さえあれば美味しい料理ができるとは、思いません。料理は、感情でできる仕事ではなくて、知性と、努力と、技術、そして経験が必要です。
だから、郷土、風土が生んだ、先人の残した優れた料理に習い、まずは作ってみて、咀嚼したうえで、責任を持ってご紹介したいと思います。
美味しい料理のレシピ24プラス12。現在、西田さんが新レシピ12を夜なべでイラストにしています。
どうか、楽しみにお待ち下さい。
「楽しいキッチン」
2016.11.11(金)~11.13(日)
10:00~18:00(最終日のみ17:00まで)
at. てしごと舎
いわゆる無国籍料理を「怪しい。」「インチキである。」とまでは言いませんが、食生活は、国々の風土、生活習慣と共にあるものであり、料理のバックボーンは
その料理の作られる理由そのものだと思います。
ニューオリンズに住む夫妻のレシピに忠実に従って作った素朴なお菓子、ベニエをご紹介します。
ベニエ(仏 Beignet)は、生地を油で揚げたお菓子です。
アメリカでは、クレオール料理の四角い粉砂糖をかけた揚げ菓子として知られ、ニューオリンズのカフェデュモンドのベニエは有名です。
東京都狛江市に住んでいたとき、カフェデュモンド狛江店で始めてベニエを食べました。
始めて食べたのにどこか懐かしい味。お母さんが作ってくれるホームメイドのフワフワの軽いドーナツといったらいいでしょうか。
実は、西田みなこレシピイラストレーション第二弾に、是非入れようということで、この度作って試食いたしました。
家庭で手軽にできます。手に入れにくい材料は一切なし。強力粉と少量のバター、卵でできるので、材料費が安い。そして作り方は簡単です。
11月に”てしごと舎”で開催されるイベントに、西田みなこレシピイラストレーションのカード、新レシピ12がリリースされます。
レシピイラストレーション第一弾24レシピ、そして今回の第二弾12のレシピをロータスブルーが担当しています。
私はプロの料理人ではありませんが、長くフードの業界で働いた経験を持っています。
10年間にわたってハーブ、スパイス、ハーブティー、紅茶、中国茶について学びました。
現在は、ハーブを栽培し、ハーブを使った料理をせっせと作っています。
ハーブとスパイスの使い方が「解らない。教えてほしい。」とおっしゃる主婦が、案外多くいらっしゃると感じます。。
そんな方のために、ハーブを使った国ごとの料理、有国籍料理をご紹介したいと思うのです。
たとえば、バジルを使った料理ですが、第一弾では”カプレーゼ”(イタリアン)、第二弾では”ガパオライス”(タイ料理)。
コリアンダー(パクチー)を使った料理、第一弾では”ヤムウンセン”(タイ料理)、第二弾では、”酸辣湯”(台湾料理)の薬味としてご紹介しています。
あるとき知人の料理の先生が興味深いことをおっしゃいました。
「料理を習ったことがなく、自己流で作っていらっしゃる方の料理は、美味しくないとは言いませんが、ちゃんとしたものであるとは言えません。」というものでした。
家庭料理の代表”肉じゃが”にしても、自己流で作ったものは「完全ではない。」とおっしゃるのです。
ちゃんとした先生の由緒正しき信頼すべきレシピを知ることなく、自己流で作った料理は、独断であり、間違いを犯していることが多いと私も思います。
別に習わなくても、信頼できる先生の料理番組だったり本を見て教わるだけで、ちゃんとした料理はできると思います。
ものを教わるということは、どのジャンルにおいても大切で、教わらないで上手くなる人、ましてやプロになれる人なんていないと思います。
料理には、人柄が現れます、まじめな人の料理はまじめ、乱暴な人の料理はどこまでも乱暴、小賢しい人の料理は鼻ににつくほど小賢しいものです。
料理こそ、知ろうとすること、謙虚に学ぼうとすることが大切だと思います。
私は、愛情さえあれば美味しい料理ができるとは、思いません。料理は、感情でできる仕事ではなくて、知性と、努力と、技術、そして経験が必要です。
だから、郷土、風土が生んだ、先人の残した優れた料理に習い、まずは作ってみて、咀嚼したうえで、責任を持ってご紹介したいと思います。
美味しい料理のレシピ24プラス12。現在、西田さんが新レシピ12を夜なべでイラストにしています。
どうか、楽しみにお待ち下さい。
「楽しいキッチン」
2016.11.11(金)~11.13(日)
10:00~18:00(最終日のみ17:00まで)
at. てしごと舎