LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

撮影用のパーティー料理

2009-09-21 20:48:30 | フードコーディネート
立見建設さんのモデルハウスの撮影2日目に
お客様を招いてパーティーのシーンを撮ることになりました。

いろんな日常のシーンに合わせて、あらゆる食器を用意してはいたものの
パーティー用の器となると、それにふさわしいものは準備していませんでした。

料理は何とかなるとして、お皿をどうしようか・・・。

そのとき、ふと二階のベッドルームのチェストの上に置いた”トレー”を思い出しました。
あれならきっとパーティー料理に合うとひらめいたのです。



カジュアルだけどおもてなし心いっぱいのシーンにしたいと思い
”クロスティーニ”を三種類作りました。



カッテージチーズにコンビーフやアボガド、マヨネーズをまぜたものを
フランスパンのスライスに盛り、エビやオリーヴ、トマト、グリーンアスパラを乗っけます。
仕上げにマヨネーズを絞りだせば、かんたんで彩りのいいオードブルの出来上がりです。
長方形のトレーに、少しハスな感じにパンを並べます。
三種類を三列に並べて華やかに盛り付けます。

チェストの上が「寂しいから。」と思い、鏡に映って映えるから
と選んでいたトレーが、パーティーの器として思わず役立ってくれました。

一つの器で二度美味しいコディネートができて、
「めでたしめでたし。」と思った永井でございました。

ちなみにお皿の料理は、パーティー撮影のためにモデルとなってくださった
お客様とスタッフの皆さんに、きれいに平らげて頂きました。

贅沢な寝室

2009-09-18 12:21:07 | インテリア
立見建設さんのモデルハウスの主寝室は、
入るなり「わあ~広~い。」と思うような
ゆったりした贅沢なお部屋でした。

シングルサイズはもちろん、セミダブルが二台でも入る広さです。



ダブルベッドと仕切りにこのようにボードが置かれ
デスクが入っていました。

ベッドの裾にはレトロなデザインのチェストまで入っています。
ベッドとデスクとチェストは”スタンダードトレード”のものです。



チェストがポツンと寂しい気がしたので、
同じメーカーのミラーを加えて導入しました。
このように特徴のあるデザイン、塗色の家具には
他メーカーのものは合わせないで同じメーカーのものを持ってきます。
でないと、ミラーが取って付けたようになって惨たんたるものですから・・・。

チェストのトップが殺風景にならないように
シルバーのトレーを置いてガラスの器を小物入れとして置きました。
鏡に映り込んできれいに見えることを狙って。

このトレー、インド製でアルミでできているからか
お値段1800円とお手ごろでした。
(吉祥寺の”私の部屋プログレス”で買いました。)

このトレーが、実は思わぬところで役に立ちました。
その様子はまた次回の記事に書きますのでお楽しみに。

高崎の立見建設さん

2009-09-17 20:35:13 | インテリア
のモデルハウスのスタイリングをしました。

お家一軒まるごとのスタイリングと撮影立会をやらせていただける
私にとっては大きな、そしてやりがいのある久々のお仕事でした。
今回、家具のセレクトはこのお家を設計された女性建築士の方によるもの。
わたしとは違った感覚で「へえ。」というセレクトでした。



天井がゆるやかなラインをなす広々としたリビングダイニング。
”スリーレッグチェアー”と2脚の”マレンコ”というゴージャスなラインアップです。
私だったらこういう組み合わせはしなかったでしょうが
私とは違う人のコーディネートにスタイリングするというのも
時には面白いものです。
まず、自然素材のラグを敷いて空間にまとまりをつけます。
3脚の椅子が唐突でなく対比を成すような感じになるのに
このラグが一役買っています。



「わあ、この部屋いい。」と思ったのがダイニングの脇の家事室です。
白いボックスの収納に何を入れようかあれこれ悩んで
MUJIのファイル、アルミのベースそれからアルミの蓋の瓶(100円ショップの)に
いろんなものを入れて置きました。



アルミのベースはコンランショップで買いました。
瓶の中に入れたボタンはniwa-coyaさんで買ったもの。
ほかには刺しゅう糸やら糸を入れました。
コーヒー牛乳の空き瓶にはゼムクリップ、画鋲、安全ピンを入れました。
(コーヒー牛乳はしゅんけさん(息子)の好物で、
瓶がうちにゴロゴロ転がっているものですから
常に空き瓶の在庫がありこういうとき助かります。)

色を多く使わないで、ファイルのチャコールグレーの他は
“銀色”と“白”に抑え、マテリアルは”アルミ”と瓶の”ガラス”
そしてボタンと陶器のマットな白、ボタンの空き箱の白い箱というように
要素は抑えつつも絵を描くような感覚であれこれ物を選んで構成した
今回一番楽しく、そして気に入ったスタイリングでした。

私が「こんな部屋が欲しいっ。」と思うように、
主婦であれば誰しもがきっとこの部屋に憧れを持つに違いありません。

さすがは女性設計士による設計だなと思いました。

次回も引き続き立見建設さんのお家をご紹介します。


前橋の「Lecon」さん

2009-09-07 23:24:40 | インテリア
出張で同行した”木口さん”に連れて行っていただいた、
もうひとつの素敵なお店が「Lecon」(ルコン)さんです。



前回の記事でご紹介した「klart」さんとは全く対照的なお店です。
「klart」さんが雑貨と家具とで調和のとれた独特の空間を作っているのに対し、
「Lecon」さんはぶっきらぼうなくらいヴィンテージ椅子だけに魂を注いだ
お店作りをしていらっしゃいます。



先代が婚礼家具を扱っていらっしゃった家具屋さんの
二代目でいらっしゃるオーナーの“村井”さんは
「目利き」のヴィンテージ家具専門ディラーであり、
ありとあらゆる仕入ルートで入手した中古の家具を
自らバラして張布を張り替えたり、木部を塗装し直したりして
古い家具を復活再生させる腕を持つ「マイスター」でいらっしゃいます。



"Yngve Ekstrom"の"Raminett"という椅子が
マリメッコなどの張布を新たに張られお化粧されて、
世界に一脚の椅子となって再生しています。

彼の手にかかると、古椅子がみちがえるように変身し
椅子本来が持つ魅力をいかんなく発揮しているかのように活き活きして見えます。
まさに「マジックハンド」の持ち主であると感服しました。

この日は、始めてお会いしたのに椅子談義ですっかり盛りあがり、打ち解けて
まるで古くからの友人のように心を許してしまい
実は抱えていたコーディネートの悩みの相談にまで乗っていただき
目の前で解決を見るという驚くべき瞬間を共有しました。

”村井さん”の椅子魂に助けられ、すっかり「Lecon」さんのファンになった私です。

それから、興味深い2脚の"Ychair"を見せていただきました。
その様子は、こちらをどうぞ。




高崎の「klart」さん

2009-09-02 22:16:40 | インテリア
出張で高崎に行ってきました。

仕事をご一緒している”wasavi design”の”木口さん”は、
もとジモティーで高崎エリアにお詳しく
高感度なインテリアショップを経営していらっしゃるご友人や
お知り合いがこの近くにたくさんいらっしゃいます。

“木口さん”のイチオシの北欧家具と雑貨を扱う
「klart」というお店に連れていっていただきました。



古い平屋をご自分達でリフォームしたという素敵なお店です。
木製の建具はそのままに、きれいに塗装し直して
なんともいい感じを醸し出しています。



北欧の家具やら雑貨がディスプレーされたお店の中。

ひとつひとついつくしむように選ばれ愛情を持って集められたものたちが、
優しい空気を作っています。



テーブルに美しく並んだ雑貨たち。

よく見ると、北欧やイギリスの古い物に混ざって
日本の古い道具などもあります。

ボーダーレスにいろんな国のものがひしめきあいながらも
ひとつの感覚で選んでいるから統一感があるのには感激してしまいました。



まるで一枚の絵のように美しいコーナー。

「わあ、これそっくりそのまま欲しいです。」
などと言いながら、シビアに仕事目線に戻り気持ちを引き締めながら
この中から数点の雑貨を買いました。



イギリスや北欧のミッドセンチュリーのキッチンウェアーは私のツボです。
トーストスタンドに立っているのはメラミンのミニカッティングボードです。
私は赤の方を即決で個人的に買いましたよ。

それから、お店にあったある椅子に心を奪われました。
その椅子のことはこちらに書いています。