LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

断捨離否定論者

2015-09-21 01:42:55 | Weblog
あまり過激なことは言いたくないのですが、私は「断捨離否定論者」かもしれません。

あるとき、ガレージセールをやろうということになって、不用品を放出しましょうとなったとき、私には放出できるようなものがわずかしかありませんでした。
どういうことかというと、私は自分が気に入ったものしか持っていない、不必要なものをほとんど持たないで暮らしているということだったのです。

膨大な古道具の山を抱えているのですが、その中には「捨てよう。」と思うものは一個もありません。

むしろ、ものを「拾う」(拾い上げる)ことに生きがいを感じています。

数日前に扇風機を片付けました。



大体、昭和中期のもので、新しいものは一台もありません。
このうちの半分は、不燃ごみの日に拾ててあったものを拾い上げたものです。
不燃ごみの収集日は小型家電も収集されることになっています。
私は毎年必ずといっていいほど、夏には扇風機、冬には電気ストーブを拾います。
壊れているものは一個もなく、すべて使用可能です。
古い小型家電が捨てられる理由は、「壊れた」からではなく「デザインが古くて、ダサい」からです。

高山市は、月の第一月曜日が不燃ごみの収集日です。
不燃ごみの収集日、私は大忙しです。
雨が降ろうが、雪が降ろうが、自転車でゴミの集積所を回ります。

不燃ごみの収集日によく見つけることができるのが、ハンガーです。

キャンディーのような、ストライプの色がかわいいレトロなハンガー。



木製のハンガー。



”Coat Hanger”と文字が入っています。

毎月のように拾い、集まりに集まった木製ハンガー。
古い米櫃の中に収納しています。



二階のギャラリーで洋服を展示する時に全部使います。

今は製造されていない、レトロなダサかわいい物たち。

捨てられている時は、薄汚れていても、磨けば綺麗です。
そして何といっても、デザインが美しいと私は思います。

自然素材を集めて

2015-09-17 15:16:34 | ショップ・ロータスブルー
10月16日から開催する「自然素材を身に纏う 展」まで、あと一か月を切りました。

昨年に続く第二回目の展示となりますが、今年は”Kokohana”さんが初参加となります。

ドライフラワーを使ったリースなどを作っていらっしゃる”Kokohana”さん。
リースといえばドアなどに飾るものと思いきや、小さなリースを、なんとブローチに仕立てていらっしゃいます。
ドライの小さな花や実など、自然の素材のみを使って作った小さなリース型のブローチ。「なんて可愛いの!」と思いました。
まさに「自然素材を身に纏う」です。

散歩をしながら、リースの素材となりそうなものを拾いました。



陣屋の松の木の下に、一本杉稲荷の杉の木の下に、いっぱい落ちている実を片っ端から拾い集めます。

こんなこともあろうかと、去年ドライフラワーにしていた、紫式部、南天。



ぜひ使おうと思います。

ごっちゃにならないように、仕切りのあるハーブキャリアーに入れました。



けっこう集まったもんだな~。

そうだ、ベースになるリースの土台も作らなきゃ!

近所にへくそかずらの蔓が絡まって取り放題な場所があります。



バサッと採って、葉っぱを省きます。



半分ドライになりかけた、いい状態。
リースを作るのに絶好のタイミングです。



色んな大きさのリースのベースができました。

10月16日までに、もう少し作りためておいて、使えるだけ使っていただきたいと思います。











ブリキの缶と多肉植物

2015-09-11 13:37:08 | ガーデニング
缶が好きです。

かわいいと思うと、中身に関係なくジャケ買いしてしまいます。

何かに使おうと思っていた空き缶が貯まったので、おもむろに多肉植物を入れて育てることにしました。



この部屋は、キッチンの脇にある半外のスペースで、もともと電気温水器の大きなタンクが置かれていた場所です。
タンクを撤去した後は、ごみ箱や空き瓶などの置場として使っていました。

1年前、簡単なD.I.Y.で板を張ってレベルをキッチンにそろえ白く塗装し、ここで犬を飼うことにしました。
しばらくは大吉の部屋にしていましたが、冬は寒く夏は暑いので室内の別のスペースに大吉を移動。

そのあとは、またごみ箱を置くスペースに戻ってしまっていました。



多肉植物は、頻繁に水やりをしなくていいので、缶に仕立てるのに向いていると思います。

缶にぴったりの大きさのテラコッタの鉢を仕込んだり、缶の底に釘で穴を開けて直接用土と小石を入れたりします。

スープの缶、オリーブの缶。
S&Bのカレー粉の缶は、昔からデザインが変わっていないお気に入りです。
ペンギンの絵の缶は”白銀イスハタ”という商品名の膨張剤の入っていたものです。
タイのサーディンのトマト煮の缶は、印刷した紙が巻かれたものですが、紙が劣化するまでパッケージを楽しもうと思います。

こちらは、同じようにして前に使っていた缶です。



アンティークのようにラスティックな感じになって窓辺を飾っています。

ブリキに直接イラストや字を印刷した缶というのは、近年少なくなっています。

そのうち、紙のラベルになったり、プラスチックの入れ物に代わってしまうんじゃないかなと懸念しながら、印刷の入った缶をここで大切に使い、ひしめかせ、眺め、楽しみたいと思います。

缶と多肉植物で、もとゴミ置き場だったスペースが私の心のオアシスになってしまいました。








ガーデナーの小部屋

2015-09-02 11:15:33 | インテリア
ブログをお休みしていた去年の8月に手掛けた、福島県の工務店さんのおうちの装飾をご紹介します。

いく部屋かお部屋があるうち、使用目的のはっきりしない小さな一部屋がありました。

玄関から室内へと向かう、外から内への中間的位置にある、スキップになっていて室内の床レベルから少し上がった、なんとも面白い可愛い部屋です。

こちらのお部屋の棚にはもともと建築模型が数個、安易に(失礼)置かれていました。

この部屋を、私は、「ガーデナーの小部屋」にしたいと思いました。



ガーデニングを愛する主人が、日々のハーベストを外から内へと取り込み、日記を綴るように毎日のガーデニングの記録をしたためる。
採取した種を大切に瓶に入れながら、来年に蒔く計画を立てる。
ガーデニングにまつわる本を見ながら、庭のプランを練る。
取れた花をどう活けようか、積んだハーブでどんな料理を作ろうか、あれこれ考える。

想像しただけでもワクワクする園芸生活を、自然と彷彿させるお部屋にしたいと思ったのです。



私自身、ガーデニングを日課とし、植物を育てること、ハーブを食することを楽しみにしています。

普段使っている、ガーデングッズを配しました。
小さなシャベル、ブリキのポット、種などを入れるガラスのリージェントボトル、マーキングプレート、プランターブラシ、レクタングルブラシ、ストリングタイディー、球根のポットなどなど。



自分自身の日常は、仕事と完全にリンクしています。

というより、自分が経験していないことは提案できないですし、自分がいいと思うライフスタイルしか提案できないと思っています。

「家庭」という言葉のとうり、家庭生活は「家」と「庭」のふたつでもって作られるものなのかもしれません。

庭はなくとも、植物を育てること、自然の恵みを身近に感じながら暮らすことって、人間のあたりまえの営みであり、欲求だと思います。

植物を育てることは私の大切な仕事の一つであり、植物と触れ合うことは私の生活において、大きな癒しになっていることは間違いありません。





ガーデニングする日々

2015-09-01 20:50:42 | ガーデニング
日々ガーデニングを楽しんでいます。

私の場合は、90パーセント食用、10パーセント観賞用です。

去年、数株買って楽しんだバジルから種を採取し、5月に種を蒔きました。


種まき成功。

プラスチックのプランターが嫌だったので、木製のプランターを手作りしました。



真っ先に作るのはカプレーゼ。



オリーブオイルと酢と塩でシンプルなドレッシグを作って合わせます。

次にパスタ。



グリーンカレーにも添えます。



バジルリーフ50枚と、松の実、アンチョビーペースト、オリーブオイルでジェノベーゼソースを作ります。



さんざん食べ、やがて花が咲いたころ。



花が咲いたリーフは固くなるんだとか。

それならと、刻んでドライバジルを作ります。



これはまたこれで、違った味わい。
保存して冬にも食べられます。

花の穂を残しておいて、種を採取します。



大切に瓶に入れます。

こうして取った種は、バジル、パセリ、イタリアンパセリ、コリアンダー(パクチー)、ロケット(ルッコラ)など。



8月の終わり、秋蒔きに適したルッコラの種を蒔きました。



プレートに種の名前を書くのも楽しい仕事です。



早く大きくならないかな(早く食べたいな)と思いながら、毎日ガーデニングにいそしむ日々を送っています。