LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

白いインテリアにカラーコンシャスを

2007-12-28 03:50:41 | インテリア
北海道の登建設さんに行ってきました。

ブログを始めてかれこれ半年たちますが、
最初の記事「白いインテリア」は、北海道の登建設さんのことを書いたものでした。
あれから早いもので半年がたってしまい、もう今年も終わろうとしています。

最初に、床から壁からことごとく全体を真白なインテリアを作ったのが一年前です。
一年経ったから、そろそろまた新しいことがしたくなっちゃった、
といういつもの楽しいノリでまた若社長から依頼を受けてこのたび
インテリアショップとして弟二段のステップとして雑貨を導入することとなりました。
白いインテリアを一枚の白いキャンバスのように考え
いろんな色で絵を描くように、カラフルな雑貨を置くことにしました。

 

ショップのイメージに合わせた、カジュアルなカラフルな雑貨が
チラホラと白いインテリアに加わりました。
キッチンに新しく導入したハンギングツールは一押し商品です。
百円ショップで調達したナベなどをぶらさげ初お目見えいたしました。




白いインテリアにカラーコンシャスをプラスするのはとても楽しいお仕事でした。

デザイン性の高いメーカー3社を選んで、絞りこみながら
商品アイテムの豊富さよりもワクワク感の大きさを重視した商品群となるよう
仕入をご指導いたしました。

一番楽しかったのは、飾り棚のテーマカラーごとのディスプレーです。
アクセントとなったのは、社長がにわかに集めたミニチュアのデザイナーズチェアーです。
エッグチェアー、スワンチェアー、アントチェアーをはじめ
カラフルなちいさな椅子がカラーコンシャスをより生き生きしたものにしてくれました。

ベースの色をニュートラルにしておいて、そのあとファブリックや小物などで
自由自在にカラーコンシャスを施せばインテリアは絵のように
さながら白いキャンバスに色を塗るように変幻自在なのでございました。

ショップを訪れるお客様に目で楽しんでいただいて
その次に買っていただければなと思います。
どうかお店が繁盛しますように願う私です。

変化する庭

2007-12-21 01:48:46 | ガーデニング
造園家の山田茂雄先生に弟子入りして、はや2週間たちました。

”森のテラス”は、家から歩いてすぐの距離なので、
仕事でない日もいてもたってもいられず、なんとなく吸い寄せられるように
”森のテラス”に足が向いてしまうのです。
短期間で、いろんなことを教えていただいたり、秋田に連れて行っていただいたり
食事をごちそうになったり、人生のいろんなお話をしたり
この2週間があっという間のように感じたり、長い時間のようにも感じられたり
不思議な感覚としか言いようがありません。

先生が生けた”侘助”(寒椿)

実は、数日前「ちょっとうちの庭を見てくださいよ。」と、先生を私の庭まで引っ張ってきてしまいました。
私という人は、なんと怖いもの知らずで大胆なんでしょう・・・。
山田先生は、大変気さくで偉ぶらない方です。
どれどれ、と私の庭を見て下さり、「永井さん、庭がんばったじゃない。」とおっしゃって下さいました。

なんだか嬉しくて嬉しくて、庭をがんばってきれいにしたことを
ほんとうに良かったなとしみじみ思ってしまいました。
思えば、仙川に引っ越してきて6年。
最初の3年は、なんだか裏の空き地に雑草がすごいことになってきてるなー
とただ忌々しく思うだけで、庭をいじるという発想自体がありませんでした。
あるとき「よし雑草を抜くぞ。」と、一人で雑草抜きをしたところ、
朝の10時から夕方近くまでかかり、Lのゴミ袋9袋になりました。
翌日は全身筋肉痛です。
どうにかして、この苦しい雑草引きを少しでも楽にしたい、という思いで3年前
最初100枚だけ煉瓦を敷きました。(お隣の人が引っ越すので、ただで頂いたものです。)
煉瓦を敷いたら、なんとなくテーブルと椅子を置きたくなり、卸価格で買える家具を置きました。
不思議ですね、家具を置くと空き地がいきなり庭らしくなりました。
「もうすこし煉瓦を敷いてみたら。きっといい庭になるよ。」というニワコヤさんのひとことが、私を目覚めさせました。

それから2年経ち、庭は私と一緒にどんどん変化しています。



去年の春、ミモザを植えました。
買ったときは1メートル30センチぐらいの高さで、園芸屋さんから家まで
自転車に乗っけて運んだのですが一年で3倍の高さになり、屋根を軽く超すほどの
大木になってしまいました。
樹木というのはこんなにも成長が早いのかとただ驚くばかりです。



庭の表情は、刻一刻と変わります。
あれ、ブルーベリーがいやに紅葉してるなと思うと、追っかけるように蔦も色付き、
色付いたかと思うと次々に落葉します。
町に木枯らしが吹くよりも早く、庭に冬が訪れるのです。



真冬の庭で最も元気なセージとバコパです。
私は、なんとなく庭のカラーを秋冬はパープル、ピンク系に
春は黄色と白になるように、考えているのです。
ミモザはまだ花を咲かせたことがないので、来春咲くかどうかとても楽しみなんです。



このシーズンには、ついクリスマスっぽい苗を買ってしまいます。
ハボタンは毎年寄せ植えにします。今年はミニヒイラギを買いました。
赤い実は、バラの実のドライをいたずらにあしらってみました。
お隣から頂いたピラカンサスとハゴロモジャスミンを外で生けています。
去年鉢で楽しんだクリスマスホーリーを地植えしたら、今年も赤い実をつけました。

おかげさまで庭木は元気です。
冬の気分、クリスマスの気分を盛り上げてくれて私を元気にしてくれます。



庭の修行

2007-12-13 11:57:27 | ガーデニング
この一週間に、いろんなことがありました。

私の家から歩いてすぐの場所に、”森のテラス”があります。
造園家の山田茂雄先生のプライベートのお庭を、オープンガーデンとして公開しています。
山田先生とは、3年ほど前にお庭のお話を伺いに”森のテラス”で一度お会いしたきりでした。
それから、何度となく”森のテラス”に通い、徐々に自身の庭に対する熱が高まりながら
また先生とお会いしたいと思っていたら、ひょんな場所で先生に再会しました。

立ち話から、「庭の勉強がしたいんです。」と告白し、
「なら、手伝って下さい。」ということで、
翌日から先生のもとで森の番人として働きながら庭の修行をすることになりました。
「よろしくお願いします。」と固い握手を交わし
その3日後、先生に連れられて“あきた森のテラス”へ行って参りました。




“あきた森のテラス”は、来年5月にグランドオープンします。
秋田の里山環境を舞台とした開放型の個人庭園(プライベートガーデン)ということです。
しかし実際目にしたのは、庭を想像していた私のイメージをはるかに上回るもので、
すっぽりと雪に覆われたどこまでも続く田園と、山でした。

全体で26ヘクタールの土地は、もともとの地形に加え、
調査によりかつて池があった場所を再び掘り下げて水を循環させるなど
再構築された部分が合わさって、ひとつの里山を形成しています。

ここに多くの方々に訪れていただいて山や川で遊んだり、植物を楽しんだり収穫したりできるよう、
これから準備していくところです。
広い敷地には縦横無尽にウッドデッキ(テラス)が連なっています。
ここではだしになって歩いていただく。ところどころレンタルブースがあって
出店もできるようになっています。
その他には、地元の農家の方との交流、農業体験や様々なワークショップの計画もあります。



雪の下には、いろんな植物が眠っています。
来年の5月3日のグランドオープンのころには、どんな姿を見せてくれるのでしょう。
新米の私は、いったいこれからどんなお仕事がここでできるのかドキドキしています。

これから、庭の修行が始まります。
人との出会いって不思議です。人生って何が起こるか分かりませんね。

小さなギャラリーボックス

2007-12-02 20:58:34 | インテリア
小さなものが好きで、知らず知らず集まってしまった小さな物たちを
しまいこんでおきたくなくて、目のとどくどこかに置いておきたいとき
ギャラリーボックスが、とても役に立ちます。

ギャラリーボックスとは、ガラスが蓋になっていて
中身が見られるような箱のことです。



お誕生日に、友人の水彩画家の林真理さんから、
美しいガラスの小箱を頂きました。
何を入れようかな、といろいろ考えたんですが
レースのドイリーと一緒に、小さな小さなビンを入れてみたらぴったりでした。

もともと、同じ造りのボックスを持っていました。(こちらは、足付です。)
すっかり古くなり、アンティークのようになってしまった箱には
クラシックなアクセサリーを入れています。(身につけることはめったになく、
ただ眺めているだけのアンティークです。)

でも、こうしておけば、ホコリをかぶる心配もありません。




左上、フランス プロヴァンスのお土産の、小さな香水の空き瓶と浅草の仲見世でみつけた香水瓶。

右上、NiwaCoyaさんに入荷した、フランスの糸巻き。素敵すぎて、決して使いたくない糸巻きです。
ボックスのバックに、フランス地図のカラーコピーを入れました。

左下、骨董市で見つけた日本製のタッセル(房)。

右下、プラスチックの指抜き、糸巻き、エッグスタンドの形のボタン。そしてフランス製の赤い糸巻き。
かわいいので、これもまた使えない糸巻きです。
これらのボックスは、みんな100円ショップで見つけました。



台湾や、香港に旅行に行くと必ずドラッグストアーでありとあらゆる
かわいい(怪しい)パッケージの薬を買います。
箱が面白いので、みんな捨てないでとっておいては
こんなふうに飾っています。
中国の薬は、基本的には漢方=自然の調薬ですので、
安心して片っ端から、飲んだり、塗ったりと役立っているんですよ。

この黒いボックスも100円でした。



フランスの古いラベル。
ガラスで挟むような形のフレームボックスに入れました。

この箱もまたしても100円ショップで見つけたものです。

これらの9個のボックスを撮影するのに白い壁がほしいな、とうろうろしながら
そうだ、ここが最適と思った場所は、もうお気づきかも分かりませんが、
バスルームでした。(前々回に登場した、お風呂です。)

どうしようかなと戸惑いながらも、どうにもインテリア熱が止まらないで
、徐々にプライバシーを自ら暴いてしまっている、今日この頃の私です。