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ちょっと~っ 私もすっかり混乱させられてますよ。
でも、取ってつけた感はありません。あちこちに散りばめられていたアイテムが集まると、確かにそうなるわなぁ・・・と思いました。
勝手に私が間違って思い込んでいただけです。
マリたち広域隊とジソクたち地下鉄警察隊が病院に到着した時、既にキム・チョルチンの姿は病室から消えていました。
ギョンヒがキム・チョルチンを連れ出していたのです。
ギョンヒの後をついて来てしまったジソク母ですが、危害を加えられることはなく、そのまま置き去りにされました。
でもね、やっぱりついて行ってしまうんですよ、ジソク母は。
ジソクは、顔なじみの患者から、母がギョンヒの後をついて行ったと聞きました。
ギョンヒが病室を飛び出して行ったということも。
その時、ジソクはこれまでのギョンヒの言動、母の言葉から、ギョンヒの息子がキム・チョルチンではないかという疑いが初めて頭に浮かびました。
ギョンヒは、キム・チョルチンを地下の倉庫に連れて行きました。
殆ど知られていない場所のようです。
物陰に潜んでいると、遠くにジソク母の姿が見えました。
ついて来ちゃいけないと言ったのに・・・とギョンヒは呟きました。
その時、誰かが入って来ました。
なんと、テウンじゃありませんか
どーいうこと・・・と思ったら、ギョンヒの息子はテウンだったんです。キム・チョルチンじゃないんですよ
テウン、留置場を脱走してきたのです。
地下鉄の幽霊は、やはりテウンだったんです
その頃、ユ・リョンが重要な事実を探り当てていました。
病院の記録に、キム・チョルチンの運動療法を担当していたのがテウンだというのが記されていたのです。
そして、テウンはキム・チョルチンに突き飛ばされて死んだ少女の父親でもあったのです。
母親の名前はギョンヒ。
テウンは事件の直前にチョルチンに運動療法をし、それによっててんかんが起こち転院するという状況を作り出していました。
チョルチンに疑いが向けられるよう仕組んだのです。
全てはテウンの綿密な計画でした。
しかし、キム・チョルチンに無実の罪をかぶせるのが目的ではなく、チョルチンから自分への捜査が進むよう仕組んでいました。
だから、診療記録に本名を書いたのです。
それは、娘の死を世間に知らせるためでした。
監視カメラの映像から、キム・チョルチンを連れ出したのがギョンヒだと分かりました。
そして同時に、テウンの母親であるということも判明したのです。
ギョンヒがチョルチンを連れ出したのは、もうこれ以上テウンに罪を犯させたくなかったからでしょう。
現れたテウンを必死に止めようとしました。
怯えるキム・チョルチンを見ても、母の哀願を聞いても、テウンの気持ちは変わる事はありませんでした。
だって、テウンは目の前で娘の死を目撃してしまったんですもん。
あの事件の日、テウンは地下鉄でスリをしていました。
すると、向こう側のホームに娘のセロムの姿を見つけたのです。一人でした。
その時、キム・チョルチンが異様な目つきでセロムに迫るのを目撃。すぐに駆けつけようとしました。
でも、テウンはその場で当時地下鉄警察隊の刑事だったチェ・ミラに取り押さえられてしまったのです。
床に押し付けられたテウンは、セロムがホームから突き落とされるのを、見る事になってしまったのです。
その悲しみと言ったら、何事にも代えられない程のものだったでしょう。
他にもホームには数名の客がいました。
でも、誰一人としてキム・チョルチンを押さえる事もセロムを庇う事もせず、見て見ぬふりをしていたのです。
そして、その一人がユ・ジンでした。
その時の光景を、テウンは忘れることが出来ません。
その憎しみは、母ギョンヒにも向いました。
何故なら、その日、テウンは母にセロムの世話を託していたからです。
ギョンヒがセロムを一人置いて仕事に行ってしまったがため、起こった事だと思いました。
ギョンヒは、テウンがキムチョルチンを殺し、その後自分もセロムの後を追うつもりだと察していました。
そんな事はさせたくありません。
でも、テウンは母を振り切ってキム・チョルミンに迫りました。
キム・チョルチンは心神喪失状態による責任能力のない行為と断定され、無罪を宣告されていました。
テウンには納得できない判決だったでしょう。
テウンはその場で、キム・チョルチンに死刑を宣告しました。
そして、首を絞めたのです。
「まだやることがある。」
テウンがそう言いました。
ジソク母はその様子を全て見てしまいました。
叫びだしたくなるのを、自分の手を噛んで耐えました。
ユ・リョンとジソクが駆けこんで来た時、既にテウンも、ギョンヒも、キム・チョルチンも消えていました。
大量の血痕が残っているだけでした。
ジソクは、恐怖に震える母を見つけました。
母さん大丈夫かと、ジソクが涙をためて聞きました。
でも、母は認識できません。
母の記憶は混乱していました。恐怖のせいでしょう。
ジソクと夫の顔が被りましたし、以前、自分に泣きながら息子だと訴えた姿も脳裏を過りました。確かに目の前の男性は知ってる人だと分かったのかもしれません。
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