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まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『逆賊 民の英雄ホン・ギルドン』23話まで

2018-05-22 16:49:47 | 韓国ドラマのエトセトラ
逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン- DVD-SET3
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

燕山君の悪行はますます酷くなって行きました。

女楽の女性の中には、子供がいる人もいました。が、女楽に必要なのは本人だけで、子供は必要ないと、殺す事を命令したのです。

で、モリがその任に当たったのですが・・・。あれは、殺したと見せかけて、本当は助けてるようですね。

そこまで非人間的じゃないのですよ、モリは。

 

牢が壊され、罪人が逃走したとの連絡が入りました。

ギルドンですね。

覚醒したからね

燕山君は、自らの手で逃走した罪人を捕まえると意気込んで山に向かったのですが。途中で供のジャウォンや兵たちがいなくなり、一人取り残されてしまうんです。

目の前にギルドンが現れました。

身体を痛めつけられ、立つ事も出来ない筈のギルドンが、ぴんぴんした姿で自分を見降ろしているじゃありませんか。

そして、燕山君向って、大きな岩を投げつけようとしたんです。

思わず悲鳴を挙げて座り込んでも仕方がありません。ま、ギルドンは投げませんでしたが。

「また会おう。」

そう言って、ギルドンはどこかに去って行きました。

 

ギルドンの前に、巫女が現れました。アモゲに神木を与えた人物です。

ギルドンが、問いました。自分はどう死ねばよいのですか?・・・と。

大木の根元を訪れよ・・・と巫女。

ギルドンが仲間たちと行くと、そこには洞窟のような広い場所があって、巫女と共に‘力士’の現れるのを待っている民がいました。

私の民も連れて来てよいですか?・・・とギルドンが聞くと、巫女は頷きました。

ギルドンたちは、それぞれに困っている民を連れて来て、匿ったのです。

 

燕山君は、あんな怪我をしていたのに、あっという間に回復した事を考えると、やはりギルドンは怪力童子なのでは?・・・と考え始めていました。

少々びくついています。

それを見たノクスは、燕山君の手を取って落ち着かせるように言いました。

いくらそうだったとしても、王様には多数の兵がいます・・・と。太刀打ちなどできましょうや・・・と。

その言葉で落ち着いた燕山君ではありますが、ギルドンをそのままにしておく気などありません。

ギルヒョンを呼び、内々にギルドンを捕まえるよう命じたのです。

逃げた等と言う事が公になったら、また民はギルドンを怪力童子だともてはやすに違いないからね。

ギルヒョンは浮かんでくる笑みを必死に堪えていました。

そして、ギルドンは死んだとお触れを出す事を提案。これ以上ギルドン達の事が噂されないようにする・・・と言いました。

燕山君はその案に乗りました。

 

貼り紙を読んだチュンウォン君やパク氏は、泣かんほどに喜びました。

上を敬わない者は、やっといなくなったとね。

でも、ガリョンはこれでも希望は失われたと、大きなショックを受けたのです。一縷の望みも断たれたと思いました。

 

燕山君は重臣たちもお互いに監視させ、少しでも上に逆らったり批判したりするようなことがあったら、密告するよう命じました。

その所為で、重臣たちはお互いに非難しあうばかりで、会議の場はぎすぎすした緊張感だけが漂っていることに。

些細なことでも密告されてしまい、民だけじゃなく両班でもすぐに処罰されてしまいました。

国中が喜びを忘れたような状況になって行きました。

 

ソン・ドファンなんぞは大喜びで、これで上の者を軽んじる事は無くなったと、燕山君をほめちぎりました。

ところが、こうなると、またチュンウォン君は面白くないのです。一緒に頑張ったのに、ソン・ドファンのみが手柄を一人占めしていると。

パク氏にも、愚痴をこぼしました。

このままだと、スハクは一生ソン・ドファンに仕えて終わるかもしれませんよ・・・なんてね。パク氏、ちょっと焦ったかしら?

 

ギルドンはガリョンを迎えに行きました。

でも、既に家はもぬけの殻。荷物を持って出て行ったと近所の人が言いました。

モリだ・・・とギルドンは思いました。

でもね、モリも行き先を知らなかったのです。

やっと会えると思っていたのに・・・。ギルドンは途方にくれました。

 

その頃、ガリョンは、禁標にいました。

そこは、燕山君が狩りをする場で、誰であっても入ったら処罰されることになっていました。

でも、ガリョンは王に会うためには、そこしか無いと覚悟しました。

そして、喪服を着て、禁標に入り込み、歌を歌いながら近づいたのです。

夫の恨みを晴らして死にたい・・・と跪くガリョンを見て、燕山君は心を動かされました。

本来ならば、殺されても仕方が無い状況だったのですが、命を助けられたのです。

 

ノクスは驚きました。

勿論、ガリョンも、ノクスに会うとは思ってもみませんでした。でも、チャンスでした。

ギルドンと結婚したとは言わず、夫が獣に殺されてしまった・・・と言いました。

ノクスはガリョンの命乞いをしようと思ったのですが、それは必要ありませんでした。燕山君がガリョンに心を動かされたと知ったからです。

ノクスは、それを知った時、今後自分以外の女性に燕山君の気持ちが移ることも充分考えられることに改めて気付きました。そうなった時、新しい女性が自分の味方だったら、今後も自分の権力は維持できる・・・と考えました。

こういうところが、ノクスの凄いところでしょうか。嫉妬せずに、次の手を冷静に考えられるところです。

 

ところで、スハクは、ギルヒョンの事を怪しみ始めています。

ギルドンを取り逃がした時から、引っかかっていたようですが。今回、ギルドンが死んだとお触れが出たけど、その遺体を吊るして見せしめにしない理由は何なのか?・・・と思ったのです。

ギルドンほどの罪を犯してない人でも、さらし首なんぞになってるわけですから。

だから、本当は生きているんじゃないかと思ったんです。勿論、ギルヒョンは上手くかわしましたけどね。

だけど、スハクは、ギルヒョンの素性を洗ってみようと考え、部下を本当のパク・ハソンの実家に向かわせましたよ。

あいやぁ~っギルヒョンの正体がばれるのも時間の問題かも。

 

ギルヒョンとギルドンが再会しました。

これ以降、二人は密かに連絡を取り合う事になりました。

ギルドンは、オリニを見た・・・とギルヒョンに言いました。女楽の中にいた・・・と。

で、ギルヒョンはオリニに会いに行ったのですが、呼びかけても全く反応がありません。兄を忘れてしまっているのです。

だからと言って、すぐにオリニを連れ出すことは危険です。

ギルドンは、行録の‘車人’という欄にオリニの名があると教えました。

ギルヒョンは、すぐにソン・ドファンの元に行きました。盗賊を捕まえた功を行録に記入し、守貴単の一員になったので、車人を使う事ができるか?・・・と問いました。

でも、まだ無理みたいですね。

 

ガリョンはノクスの命で女楽の一員となりました。オンナンやオリニと同じ‘運平’という下の地位ですが。

その中から選ばれた者が、興清となり、王の傍に近づくことも可能になるのです。

ガリョンは、オンナンやオリニに様々な習慣を教わり、燕山君の様子を遠くから見るうちに、王というのが、如何に横暴な存在であるかを知りました。

立派な人物だったら、ギルドンが死んだ理由にも納得できるかもしれません。でも、あんな人間によって無残に殺されたかと思うと、ガリョンは余計に悔しく思うでしょうね。

 

民の中でも、ギルドンたちの意志を継ごうとする者たちが現れました。

そして、燕山君の治世に対する不平不満を書き連ねた貼り紙をするようになったのです。

でもね、すぐに捕まって、酷い拷問を受ける羽目に。

 

ギルドンたちは動きだそうとしています。

密かに民を助けるのではなく、正々堂々と王と対峙することで、民にも悪政に立ち向かう勇気を持ってもらおうと考えたようです。

「王から民を盗むのです。」

仲間を前に、ギルドンはそう宣言しました。

 

力士とはただの怪力を持つ者と言う意味では無い。王への逆心を持つ者のことだ・・・と巫女は言いました。

だから、王が恐れるのだ・・・と。

 

やっと、ギルドンが表舞台に出てくるのね。

ガリョンとの再会はいつになるのかしら。

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『逆賊 民の英雄ホン・ギルドン』22話まで

2018-05-22 11:52:21 | 韓国ドラマのエトセトラ
逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン- DVD-SET2
クリエーター情報なし
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レビュー一覧は、こちらから。

 

オリニは、兄ギルドンと別れた時のことを、殆ど覚えていません。恐怖のあまり、記憶を失ってしまったのでしょうね。

でも、磔にされたギルドンを見た時、ほんの少し、おぼろげな記憶が甦りました。

喉が渇いたまま死ぬのは可哀相だから・・・と思ったのです。ギルドンが水を欲しがったので、汲みに行った時、何者かに捕まったのでね。

最後の記憶がそれだったのでしょう。

 

廃妃ユン氏の書簡の話を聞いた燕山君は、もう怒りを抑えることはできませんでした。

ソン・ドファンの言うように、母を宮廷から出したのは先王成宗だけど、それを誰も止めなかったばかりか、追放した事実を隠すために結局は死に追いやったのだ・・・と思いました。

この時から、燕山君の残虐さに加速度がつきました。

 

母を死に追いやった者は、官職を剥奪しただけじゃ無く、流刑、あるいは死罪となりました。

既に死んでいる者は、墓を暴かれてまで首をはねられました。

讒言した成宗の側室は、彼女たちの息子によって殴り殺されました。勿論、燕山君が命じたのです。

地獄です。

 

また一方で、民を虐げる事も厭いませんでした。

村を潰して狩り場を作るために、住人を暴力で追い出したりしました。

モリは、内需司のとなり、そう言う仕事を任されました。

 

書簡を燃やしたのがギルドンの父アモゲだと聞いた燕山君は、磔にされているギルドンのところに行き、ただちに自分の手で斬り捨てようとしました。

が、慌てて駆け付けたギルヒョンに、

「盗賊の血でお手を汚してはいけません。」

と言われ、思い留まりました。ギルヒョン、必死の阻止です。

 

それを、ガリョンが目撃しました。

噂を聞いて駆け付けると、ギルドンは虫の息で磔になっています。

燕山君が宮殿に戻った後、ガリョンはよろよろとギルドンに近づきました。

他にも二人の女性が水を持って近づきました。

泣きながらギルドンに縋りつき、縄を解こうとしました。でもね、役人にそのまま引っ立てられ、3人とも牢に入れられてしまったのです。

ま、翌日には釈放されましたけどね。

役人も、ギルドンに同情してる者はたくさんいるようです。

 

ギルヒョンは、あの手この手でギルドンを救おうとしました。

このまま磔にしておいて、万が一生き伸びたら、また民は怪力童子だともてはやします。いっそ、牢に入れ、別の使い道を考えては?・・・と。

ギルヒョンは、王様はギルドンの使い道を考えているから、何としても生かしておけ・・・と牢番に命令しました。

これで生き延びられそうです。

ただ、世間はギルドンがとうとう死んだと思いました。

ガリョンも、それを聞き絶望的になりました。

 

牢で意識の朦朧としているギルドン。燕山君は、そんなギルドンに本音を吐露しました。

「私は人間を信じない。」

・・・と。

人間は骨の髄まで邪悪だと信じている。だから、人を治める術は暴力だけだと信じている。世間は、私が幼い頃に母親を失った所為でこうなったと思っている。確かに母上は可哀相だ。しかし、私は昔から人を統治できるのは暴力だけだと知っていた。それゆえ、孔子や孟子の言葉で国を治めようとする輩をいつも鼻で笑っていた。見ておれ。私がどう国を治めるのかを。

 

ギルドンの意識が戻りました。

知らせは牢番を通じてソプリたちにも伝わりました。皆が喜びました。

意識が戻ったら、ギルドンは必ず復活すると信じていましたからね。これでトンネルの出口が見えて来た思いだったでしょう。

 

知らせを聞いた燕山君は、今度はギルドンを獲物として狩りを楽しむようになりました。

なんて酷い

仕留めるのではなく、ぎりぎり当たらないところを狙って矢を放ち、ギルドンが逃げ回るのを楽しんだのです。

ノクスは、それを見て泣きました。

密かに、ギルドンに会いに行きました。

それで、ギルドンはコンファが今をときめく燕山君の側室ノクスだと知ったのです。

ノクスは、この時が最後だとギルドンに言いました。今後は一切関わり無い人として振る舞う・・・と。

 

意識が戻ったギルドンは、すぐに労役につかされました。

それは、ギルドンの仲間にその惨めな姿を見せつけてやろうという燕山君の企みでした。

ソプリたちは、立ち上がる事の出来ないギルドンを見て、驚きました。駆け寄ろうとすると、役人がよってたかって彼らを打ちのめしました。

その様子を見て、従来のギルドンなら、必ず彼らを助けてくれていたのに、立ち上がることすらできず、泣き叫ぶだけだなんて・・・。

ソプリたちは泣きました。

どれほど酷い目に遭わされたを思って泣きました。意識が戻ったからといって、これから先の補償はないと知ったのです。

 

燕山君は、今度は妓女たちを集め始めました。

女楽の人数が足りないと言うのです。

才色兼備の女性を集めて朝鮮の音を作る・・・と言いました。その者たちは“興清”と呼ばれました。

それを聞いたガリョンは、自分もそれに応募しようと決心しました。

王に会うなんてことは、簡単じゃありません。興清となって、王に会い、ギルドンを本当にそんな残虐な方法で殺したのか確かめようと思ったのです。

そして、それが本当ならば、自分が敵を討つ・・・と。

 

まだ人数が足りない・・・と言う燕山君。

ノクスは、民だけじゃなく、両班の娘も集めてはどうかと進言しました。

燕山君はすっかりその気です。

ジャウォンは、流石に不安でした。このところの燕山君の言動は、常軌を逸しています。

ノクスに、なぜ焚きつけるような事を言うのかと抗議しました。

でも、ノクスは言いました。どんな忠臣であっても、一夜にして罪人になる今の世です。何としても生き伸びるためには、燕山君の真意を汲み取り行動しないと・・・と。

彼女は生き残る事だけを考えていました。そうしないとギルドンを救う事は出来ないからです。

 

ある日、燕山君の衣が血まみれにされて釣り下げられると言う事件が発生。

すぐさま、内官を投獄しました。

輿に乗ろうとした時、踏み台が壊れる事件も発生。転びそうになりました。

燕山君は、このところ自分がたくさんの臣下を罰したり殺したりした所為だろうか・・・と怖じ気づきました。

でも、ノクスは、天の子である王は、何も恐れることはないと背中を撫でたのです。

 

ギルヒョンは、燕山君の所業をつぶさに目で見、感じて、理想とはかけ離れて行くことを実感していました。

失望感はますます強くなっていました。

それより、怒りの方が強くなってるのは事実でした。昔、父やギルドン、仲間たちと戦っていた時の、権力者への反発心が甦ってきたようです。

 

燕山君は、次に、ギルドンを山に放ち、本格的な人狩りをしようと考えました。

ノクスやオリニたち女楽の者も引き連れての狩りです。獲物はギルドン。

いつものように、矢で脅し、逃げるギルドンを追いました。

 

ギルドンは必死に逃げました。

その時、女楽の女性たちが、ひそひそと話すのを耳にして立ち止まりました。

彼女たちは燕山君が怖いと言っていたのです。

その一人の少女に目が留まりました。

オリニ・・・。

生きていた、オリニが生きていた・・・とギルドンは近づきました。

血みどろのギルドンが近づいて来たので、女性たちは皆驚き立ちすくみました。

その時、兵が網を投げました。

 

網に捕われたギルドンを、燕山君はあざ笑いました。

オリニを思って泣くギルドンを、笑いました。

そして、ギルドンに世の中を見せてやると言って、街中に連れて行かせました。

そこで、ギルドンは権力にひれ伏すしかない民の姿を見ました。

どっちを向いても涙ばかりの世の中です。

 

ギルドンは泣けました。

それまで、自分は世の理不尽さに怒り、悪人を罰してきたつもりでした。

でも今は、民の嘆きを目にし、それがガリョンやオリニ、そしてソプリたち仲間の涙と同じだと感じました。

怒りより泣けて来たのです。

燕山君が暴力で世を治めている・・・と感じました。

 

将軍となって王様から褒美の剣を貰うんだ・・・とアモゲはギルドンに言っていました。

でも、ギルドンは思いました。

王様の剣を貰う将軍ではなく、剣を授ける人間になろう・・・と。

ギルドン、覚醒です。

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『逆賊 民の英雄ホン・ギルドン』21話まで

2018-05-22 09:26:08 | 韓国ドラマのエトセトラ
逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン- DVD-SET1
クリエーター情報なし
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燕山君は不思議でした。

民は、何故いる筈の無い‘怪力童子’の話をしたり、待ちわびるようになったのか・・・。挙句の果てに、たかが盗賊を‘怪力童子’ともてはやすようになっているわけで・・・。

だからこそ、捕えられたギルドンに会ってみたくなったのかもしれません。

 

燕山君は、ギルドンの顔を覚えていました。

チュンウォン君の件で証言した幇間だ・・・と。

ギルドンは、正々堂々と名乗りました。

そして、“行録”を献上しました。

 

“行録”とは、ソン・ドファンを中心とする守貴単たちがこれまで行って来た事を、書き記した物です。彼らにとっては正しい事でも、国の綱紀を正すという口実が会ったとしても、その残虐なやり方は重臣たちに眉をひそめさせるに充分でした。

ギルドンたちに対する評価も別れました。

盗賊は悪事だけど、その残虐な行為を行った者を咎め、女真族を追い払ったことは称えるべきだと。

 

ギルドンが行録を燕山君に差し出したのは、それに載っている者たちを、燕山君がどう扱うかと言う事を知りたかったからでした。

その者たちを罰してくれるならば、自分は死んでもかまわない・・・とギルヒョンに言いました。

そして、その者たちを見逃し、自分だけを罰するのなら、もう王とは思わない・・・と。

ギルドンは、燕山君を信じたいと思っていました。ギルヒョンを取りたててくれる人物なんだから、いっそう信じる気持ちが強くなったのは確かでした。

でもね、事はそう簡単には終わりませんでした。

 

ギルヒョンはできる限りのサポートをしました。

燕山君に、これまでのギルドン達の働きを報告しました。女真族を追い払った事は勿論、銀山を献上しただけでなく、内需司の倉も満たして来た・・・と。重臣たちもこれを評価している・・・とね。

愚かな真似はしたが、燕山君に忠誠を誓ってきたのは確かだと。

「辺境の地に送り、女真族と戦わせてはいかがでしょうか。」

と、ギルヒョンは言いました。討ち死にさせるべきだと。

逃げることも可能ですわな、外に出たら。

 

燕山君は、直接ギルドンと話をしてみました。

罰せられると分かっていて、何故自ら名乗り出た?・・・と燕山君はギルドンに問いました。

命を賭けて燕山君に聞きたい事があるからだ・・・とギルドン。

ギルドンは、守貴単の残虐な行いや、役人、両班たちの民への仕打ちを知っているのか・・・と聞きました。王と言う、あまりにも高い地位にいるから、見えていないだけなのでは?・・・と。

この言葉で、燕山君は初めて行録に目を通しました。

流石に眉をひそめました。

それを知ったギルヒョンは、すぐにギルドンに知らせました。二人は、これで燕山君が真実を知って、奴らに何らかの裁きをすると期待しました。

 

確かに、燕山君はソン・ドファンを呼び、注意しました。

こんなものに書き残すな、やっている事は憂さ晴らしではないか・・・とね。

でも、それだけでした。今回はギルドン達を捕まえる事が出来た功績を認め、何のお咎めも無しとしたのです。

ひれ伏していたソン・ドファンは、ほっとしました。

これはギルヒョンの口添えがあったからだと思ったソン・ドファンは、ギルヒョンに礼を言いました。そして、ギルヒョンも、行いを記せと行録を渡したのです。

言われたギルヒョンは、愕然としました。何も変わらなかったからです。ということは、ギルドンの命が危ないってことです。

 

ノクスは、ギルドンの命を案じていました。

なんとしても助けたいと思いました。で、燕山君に、それとなく、助言したのです。

一気に殺してしまうより、力を失くさせた方が哀れだ・・・とね。一見すると、より残虐な処罰です。でも、力を失くしても、命さえあれば・・・とノクスは考えたのでしょう。どんな姿でも、生きていてほしいと。

 

燕山君は、内官のジャウォンに命令しました。

ギルドン一味と内通していないという証拠を見せろ・・・と。内需司の倉をギルドンたちのお陰で満たす事が出来たと聞いたからですね。

ジャウォンは、命令に従うしか命を守る方法はありませんでした。

ギルドンの食事に毒を盛ったのです。

すぐに効き目が現れる毒ではなく、動いたり体に傷がついたりしたら、一気に症状が現れると言う毒だそうです。

ジャウォンは、彼なりにギルドンに憧れていました。ギルドンのように自由に生きたいと思って来ました。だから、殺したくはないのですが、仕方がありません。

 

ギルドンは、毒を盛られた状態で、“人狩り”の場に出されてしまいました。

勝てばギルドンは生きられるが、捕まっているオム・ジャチやソプリたちは殺され、負ければ、彼らは生きられるという酷い条件です。

そして、ギルドンの前に立ちはだかったのは、モリ。

ギルドンと同じような怪力を持っていることを、チュンウォン君から聞いた燕山君が対戦させたのです。

 

燕山君は、ソプリたちがギルドンに負けてくれと望むと思っていました。

仲間だと信じてきた者に死んでくれと言われる惨めさをギルドンに味わわせようと考えたのでしょう。でもね、ソプリたちは違いました。

口々に、ギルドンに勝てと叫んだのです。

あてが外れた・・・と燕山君は思いましたが、ギルドンが勝つとは思えませんから、鼻で笑いました。

ギルヒョンは絶望的な気持ちでその様子を見ていました。

どんな結果になろうと、ギルドンか仲間のどちらかを失うのですから・・・。燕山君のやり方に怒りを感じても不思議はないです。

 

モリとギルドンは互角に戦いました。

でも、モリの刀がギルドンの身体を傷つけた時、形勢が一気にモリに傾きました。毒が効いて来たのです。

とうとう、モリがギルドンを押さえこみ、刀を振り上げました。

だけど、そこで動きが止まりました。以前、ギルドンが自分の命を救ってくれたことを思い出したのです。

 

ギルドンを殺さず、モリは燕山君の前に跪きました。

殺せ・・・と叫びそうになった燕山君を、ノクスが抑えました。民が見ています・・・と。

そして、ギルヒョンも口添えしました。敢えて殺さずに笑い者にするのです・・・と。

二人とも、お互いの素性を知りません。ただ、ギルドンを生かしたいと、それだけを願っているのです。

 

これで怪力童子の噂も消えるだろうと、燕山君は思いました。

ギルドンの身体を砕き、門の前に磔にして、さらしものにしたのです。

モリは、王命に背いた罰として、獄につながれることになりました。

 

この一件は、これで終わったかと思われました。

が、重臣たちは人狩りなどという残虐な事を行った燕山君に、いっそう反発するようになったのです。

これまで、燕山君が嫌うからと、諫言をする役も有名無実化してしまっていました。

でも、もうこのまま見過ごしてはならないという意見が重臣から挙がって来たのです。

 

贅沢によって国庫は空になり、宮廷は乱れている。何の資格もない内官や女官、官職も無いよそ者から知恵を得るのはおやめください。

我々を頼ってください・・・と重臣たちは、燕山君に対して意見しました。

これは重臣たちの総意でした。

ギルヒョンは、彼らから諫言してもらうことで、ギルドンを救う策が見つかるかもしれないと期待しました。

 

‘よそ者’と言われたソン・ドファンは怒りました。

で、とうとう、奥の手を出してきたのです。

チョ参奉の妻パク氏とスハクを伴って燕山君に会いに行きました。

燕山君の亡き母廃妃ユン氏を信奉していたチョ参奉。信奉者は、廃妃ユン氏の書簡を持っていました。今は既に焼き捨てられて手元には残っていないのですが、内容を覚えているとパク氏は言いました。

成宗の妃で、子までもうけたのに、それを妬む者によって陥れられた、その恨みを絶対に忘れてはいないということ。そして、宮廷に残して来た子が心配で仕方がない、何としても巻き返し、宮廷に戻るということが、書かれていたとパク氏は言いました。

ただでさえ、母親が廃妃として宮殿をだされたことで引け目を感じてきた燕山君です。

母が如何に惨めな境遇で死んで行ったか、そしてそうなるよう仕組んだ者がいたことが分かり、怒りで涙がこぼれ落ちました。

口では、自分を欺こうとする嘘だと言ってはいましたが。

でも、パク氏の言葉で、一気に信じるに至ったのです。

「書簡の最後には、こう書かれていました。『ぺクトルの母ユン氏』・・・と。」

ぺクトルというのは、燕山君の胎名だったのです。それを知る者は、少なかったのでしょう。少なくとも、パク氏は知る筈がありません。

燕山君の表情に怒りが満ちて来ました。

 

一方、宮門の前に磔にされたギルドンを、世話になった者たちは辛そうに見ていました。

助けたら、自分も罰せられるので、迂闊に手を出せません。

年老いた両班が、水を飲ませようとしました。娘が殺された一件でギルドンに恨みを晴らしてもらった人物です。

だけど、あっという間に引っ立てられて行きましたよ。

 

ノクスも、ギルドンが気になって心配で仕方がありませんでした。

で、下働きの娘に様子を見に行かせたのです。オリニとオンランです。

ガリョンも噂を聞き、慌てて身支度しています。何としてもギルドンを連れ戻すために。

 

オリニは、見張りがいない時を狙って、ギルドンに水を飲ませました。

理由は分からないけど、何か気になる存在のようです。

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「婿殿オ・ジャクドゥ(原題)」衛星劇場さんで日本初放送

2018-05-22 07:27:54 | 番組放送予定、DVD等発売レンタル予定

キム・ガンウssi、ユイさん共演の「婿殿オ・ジャクドゥ(原題)」が、衛星劇場さんに登場決定

 

全24話で、7月からの放送開始です。

 

キム・ガンウssiも、ユイさんも、私はお久しぶり。

そう言えば、「グッバイミスターブラック」を寝かせたままだ・・・と、思い出しました。

今回は、随分違った役柄のようですね。

 

詳細はこちらから。

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『秘密の森』完観

2018-05-21 12:50:09 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

イ首席秘書官は、義父イ・ユンボムに言いました。

ヨン検事は、あなたですね?・・・と。

そして、パク・ムソンとキム・ガヨンはじぶんがやった・・・と言ったのです。逮捕されているユン課長は、単なる武器であって、それをふるったのは自分だと。

ヨン検事は、イ・ユンボムがウ室長に命じて殺したと知っているとね。

流石に一瞬怯んだイ・ユンボムですが、やはり罪を認めることはありませんでした。

その時、シモクからの電話が入ったので、イ首席秘書官はあっさりと会話を止めました。

「私も正直に話したのですから、お義父さんも、正直に話してください。さようなら。」

と言って。

この会話は、ちゃんと録音していましたよ。

 

イ・ユンボムはただちにイ首席秘書官の資産を凍結して動かせないように手配。

その上で、直接会おうとしたのですが、既にイ首席秘書官によって青瓦台への出入りは禁止されていました。

 

シモクはイ首席秘書官に会いに行きました。

ちゃんと、ハン刑事には事情を説明しておきました。

イ首席秘書官の動きに異変を感じたソ検事も、後を追っていました。

 

「思ったより早かったな。まだ道のりは長いのに。」

と、シモクに言うイ首席秘書官。

まだ計画は終わりじゃないのに・・・という意味でしょうか。

そして、パク・ムソンとキム・ガヨンに対する罪を問われると、頷きました。ヨン検事は違う・・・と。

「何のためですか?」

と、シモク。

イ首席秘書官は、始まりは、ちょっとした事からだった・・・と話しました。多分、彼にとっては、心配りだったのかもしれません。

でも、それが切っ掛けとなって、パク・ムソンにつけ入る隙を与えてしまい、ずるずると今に至ってしまった・・・。後悔していると。

シモクなら、こうはならなかっただろう・・・と言いました。

先輩・・・とシモクが呼びかけると、

「先輩。いい響きだな。」

と、泣き笑いのような表情で、後ずさりしました。

敗残兵となるより、現場で消えることを、イ首席秘書官は望んだのです。

その場で、シモクの目の前で、飛び降りてしまいました。シモクが引き留めようと駆けよりましたが、間に合いませんでした。

 

その時、丁度、現場にハン刑事とソ検事が到着したところでした。

二人の目の先に、イ首席秘書官は、落ちて来たのです。

ハン刑事は、上にだれかいると見て、急ぎました。

ソ検事は、おそるおそるイ首席秘書官に近づいて行きました。

「お前にはまだチャンスがある。ドンジェ・・・。お前はこちら側に来るな。」

それが、最期の言葉でした。

 

イ・ユンボムは、知らせを聞き、流石に衝撃を受けました。

でも、すぐに保身に走りました。

イ首席秘書官は、検事時代から多くの不正を働き、それを隠すために検察内に手下を置いた。その手下を利用し、パク・ムソンを殺し、結局、良心が咎めたため、自殺した・・・と公式発表したのです。

 

しかし、イ首席秘書官は、たくさんの犯罪の証拠を残していました。

シモクに託したのは、彼なら必ず有効に使ってくれると信じていたからでしょう。

流石に、検察内部でも大きな動揺が起りました。

でも、カン検事長と共に、他の検事の協力も得て、ハンジョグループ等の不正を明らかにするために動き出したのです。

それには、財閥だけじゃなく、政界や財界、法曹界にも及ぶ大々的な犯罪の莫大な量の証拠でした。

流石、元腕利きの検事だっただけあります。

 

ユン課長は、面会に来たハン刑事から、イ首席秘書官の自殺を知らされました。

でも、特に驚いた様子はありません。おそらく、彼の覚悟に気づいていたのでしょう。

ハン刑事は、特任で一緒に働いていた時、騙されていた自分たちを見て、情けなかったでしょ?・・・と聞きました。

「2年ぶりに初めて息をしてるようでした。」

と言うユン課長の言葉を聞いても、ハン刑事は、納得したわけでも同情したわけでもありませんでした。無償に悔しかったんじゃないかと思います。

「あなたのように、子供を失くした親はこの国にほかにもたくさんいる。その全員が人を殺す?あなたはその人たちも刺したの。どうにかして克服しようと頑張ってる人を刺したも同然よ!」

ユン課長は、うなだれました。

 

検察の捜査は、一切の手加減無しで、ハンジョグループにも向いました。

召喚されたイ・ユンボムは、集まったマスコミに、自分が如何に韓国経済において成果をあげて国の発展に寄与して来たか・・・と述べ、一切悪びれた様子は見せませんでした。

イルジェは、人を殺したのに、それでもわからないのか・・・と詰め寄りました。

でも、イ・ユンボムは、ヨン検事のことも自分じゃないと言いかけました。

そしたら、その言葉をイルジェが遮りました。

「お前の婿イ・チャンジュン彼は、お前が殺した。」

流石に、それ以上言葉が出なくなったイ・ユンボムでした。

 

尋問においても、全ての罪を死んだイ首席秘書官になすりつけ、一切をスルーするつもりのようです。

自分はこの国において無くてはならない存在なのだという間違った自負を持っているのですが、今回ばかりは検察も怯む事はありませんでした。

拘束令状を執行し、そう易々と解放するつもりは無さそうです。

 

イ・ユンボムの秘書ウ室長は、台湾に逃亡していましたが、現地警察によって捕まり、韓国に移送されました。

でも、ヨン検事の事件に関して、一切イ・ユンボムとの関係は供述していないようです。

 

シモクにヨンジェが会いに来ました。

「あなたが勝ったと思ってる?私の持つ全てを駆使してあなたを潰すわ。一生後悔するわよ。私たちに手を出したこと。」

“私たち”とは誰ですか?・・・とシモクは問いました。

ヨンジェと父ユンボムなのか、はたまた、ヨンジェとイ首席秘書官なのか・・・と。

ヨンジェは手を握り締め、その問いには答えませんでした。

「あなたが殺した。」

と、ひと言。

シモクは、イユ席秘書官がシモクに宛てて書いた遺書とも言うべき手紙をヨンジェに差し出しました。

そこには、イ首席秘書官が見て来た世の中の乱れ、正義が失われつつある世界に心ならずも染まってしまった後悔がつづられていました。

そして、何としてもその悪い流れを止めなくてはいけないと。自分にできる事を探して、覆さなくてはならないと書いてありました。

ヨンジェは、夫が何に悩んで来たかを初めて知ったのです。

そこから、自分をできる限り遠ざけようとしてくれた愛情も分かったでしょう。

手紙を置いて、何も言わずに出て行きました。

 

元署長は、弁護士もつけず、一切の反論もせず、全てを認めると言い、言い渡された判決を粛々として受け入れました。

謝罪したいからだと、理由を聞いた裁判長に言いました。

「私たちは正義の名の元、真実を追求し、どんな不義とも妥協しない義を重んじる警察です。警察の倫理憲章を胸に抱き、今この瞬間も頑張っている警察の皆さんに謝罪したいです。申し訳ありませんでした。」

3年6カ月の実刑を言い渡され、刑に服しました。

 

キム・ガヨンはすっかり体調も回復し、ハン刑事の取り調べを受けていました。

でも、反省の色は全く見えません。

あなたは被害者ではなく、売春容疑のかかった被疑者なの・・・とハン刑事。

呆れた表情のハン刑事が、母親に対しても暴言を吐きまくるガヨンに手を挙げたんですよ。そしたら、すぐにガヨンは母親に縋りつきましたし、母親は娘を抱きかかえて頭を庇おうとしました。

勿論、殴るつもりじゃなかったのです。

まだ自分のしでかしたことを反省していないガヨンに、それでも愛してくれている母親の存在のありがたさを分からせようとしたのです。

「お母さんの手がどこにあるか、見なさい!」

 

シモクが2度目のTV出演をしました。

そーでしたね、あの時、キャスターに約束したんでした、事件を2カ月で解決すると

話したい事があって、出演を決めたとシモクは言いました。

「亡きイ・チャンジュンssiは、共に不正腐敗をして来た人々の裏切りに備え、脅迫用に録音ファイルを準備したのではありません。彼の遺言です。“最後まで金持ちに忠実な手下でいさせろ。そうすればより大きな力を得られる”と。」

つまり、イ首席秘書官は、自分が見聞きした不正腐敗を証明するために自ら汚名を着たということです。

これだけだと、犠牲になってでも不正を暴こうとしたと称賛されます。

でも、シモクはイ首席秘書官の事を怪物だと言いました。

「彼は人を殺しました。犠牲が必要だと思ったのでしょうが、この世に大きい命、小さい命なんてありません。断罪する権利が自分にあると錯覚した時代が生んだ怪物です。」

そして、言葉を続けました。

「ある刑事が僕に言いました。目をつぶって沈黙するから不正を働くのだと。誰か一人でも立ち向かえば変えられると。」

検察こそが立ち向かう機関ではあるけど、自分たちは失敗した・・・と言いました。

「検察は誤ったことを正す機関として失敗しました。僕たちは推定無罪の原則を富と権力に合わせて適用しました。市民では無く犯罪者を庇いました。検察の本質的な業務に失敗したのです。その失敗の累積物がイ首席秘書官であり、全ての検察官が共犯者です。僕が全員を代表することはできませんが、この場を借りて謝罪しなければと思いました。」

検察が国民の皆さんを失望させました・・・。

「ですが、まだチャンスはあります。法執行官にとって一番強力な武器は憲法だとおっしゃった方がいます。憲法がある限り闘うことができます。」

シモクの罪を認め、謝罪する真摯な態度と決意は聞いた皆を感動させました。

 

イ・ユンボムは本当に体調が悪くなったように見えました。

彼の後継者の地位には、ヨンジェが就いています。

 

シモクのアメリカ研修は無くなり、地方に転勤となりました。

イ首席秘書官が、シモクをに後を任せたいと、願っていたことは確かでした。シモクなら揺らぐ事無く検事としての責務を全うできると確信していたのでしょう。

遺言の様なその言葉を、シモクも心に刻んでいました。

 

最後のシモクとハン刑事の屋台での会話が、またまた面白くてね。

その時、ハン刑事は貰ったばかりの赤い口紅を塗って来てたんです。それを見てシモクが言うのが、

「口はどうしたんですか?」

なんて台詞。

「綺麗ですか?」

と、ハン刑事が聞いたら、変です・・・と即答

「そうなんだ・・・。」

と、すぐに答えるハン刑事も面白くて、噴き出してしまいましたよ。

 

特任のメンバーそれぞれに、昇進したり、就職が決まったり。

ソ検事は、シモク担当の事務官二人を引き継ぎ、検事として復帰しました。

すっかり心を入れ替えたのかと思ったのですが、やっぱり人の性格って、そうそう簡単に治るわけじゃありませんね。

のど元過ぎれば熱さを忘れてますよ。ま、いーけどね。お調子者のソ検事の姿に戻ってます。その中に、あくどさが見えないのが、成長の証でしょうか。

 

そして、シモクが10カ月ぶりに戻って来そうです。カン検事長が呼びもどそうとしてます。

これですね、シーズン2を期待してしまう終わり方は、

 

いや~っ、面白かったです

あまりにもたくさんの登場人物名があって、最初は関係の把握が困難でしたが、見て行くうちに、それがとてもうまく組み立てられている事に気づきましたよ。

見応えのある作品です。

シーズン2と言わず、シーズン3も4も・・・と続けてほしいですね。

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初夏のドライブ

2018-05-21 09:37:42 | ご近所探訪

ランチチケットでお腹いっぱい食べた後、ちょっとだけ時間に余裕があったので、さらっとドライブしました

トップの写真は、山の上から見た瀬戸内海。

雲の影が水面に写ってるようで、幻想的な色になっていたので、ぱしゃっ

 

次に行ったのは、芍薬が見ごろだと聞いていた園。

毎年、なかなか満開の時期に行く事ができずにいましたが、今年は間に合いました。

もみじの若葉の色も濃くなって来て、木陰を作ってくれていました。そこだけは涼しかったです。

お茶席も設けられていて、たくさんの人が来ていました。

たくさんのマイナスイオンを吸収できた気がします。

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ランチチケット♪

2018-05-21 09:26:36 | 食べ物関連

またまた、地域のフリーペーパーの企画に当選しましたっ

ランチチケットです

以前、一度行ったことがあるお店だったので、応募していたのですが、すっかり忘れてました。

やっぱり、当選のコツは“無欲”

上の写真が、当選した“日替わりうどん定食”。煮込みハンバーグか、イカの天ぷらのどちらかをチョイスできたので、私はイカの天ぷら

で、同行したアルフィーは、釜玉うどん。これにおでんをつけていました。

どちらも、砥部焼の器にたっぷりと入ってきまして、お腹いっぱいになりましたよ。

イカの天ぷらは、アルフィーにもお裾分けしました。

 

麺は、少々柔らかめ。

でも、弾力がある麺でした。

出汁は、ちょっと醤油味が勝ってる感じ。

定食も多く、お腹のすき具合で組み合わせが選べるので、常にお客さんの車がたくさん停まっているのを目にします。

が、私たちの好みとはちょっと違う感じ。

だけど、充分美味しゅうございました。

 

ランチチケット、やっぱり嬉しいですね

御用達ではない店に行けるのも、楽しいです。

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「TSUTAYAアジアMAGAZINE 2018 6月号」

2018-05-19 16:40:38 | 番組放送予定、DVD等発売レンタル予定

数日前から、「TSUTAYAアジアMAGAZINE 2018 6月号」という単語での検索で、たくさんの方が訪問してくださっています。

案外、認知度があるんだなぁ・・・と思った次第です。済みません、TSUTAYAさんっ

で、慌てていただきに行って来ました

 

今月のイチオシ!

俳優“今コレ”!パク・ソジュン特集  「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」・・・6/2レンタル開始

サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~ DVD SET2(お試しBlu-ray付き)
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

 

「耳打ち~愛の言葉~」・・・6/2レンタル開始

耳打ち~愛の言葉~ DVD-BOX1
クリエーター情報なし
TCエンタテインメント

 

「マン・ツー・マン~君だけのボディガード~」・・・6/2レンタル開始

マン・ツー・マン ~君だけのボディーガード~DVD-BOX1
クリエーター情報なし
TCエンタテインメント

イベントレポート

・KCON 2018 JAPAN

・カイ(EXO)主演<アンダンテ~恋する速度~>ドラマイベント~My Spring~

その他レンタル情報

「オー・マイ・ゴッド~私が突然ご令嬢!?~」・・・6/2レンタル開始

「番人!~もう一度、キミを守る~」・・・6/6レンタル開始 ブログでの記事は、こちらから。

「最後から二番目の恋~beautiful days<テレビ放送版>」・・・6/6レンタル開始

『三つ色のファンタジー』「宇宙と星の恋」・・・6/6レンタル開始  ブログでの記事は、こちらから。

『三つ色のファンタジー』「恋する指輪」・・・6/6レンタル開始  ブログでの記事は、こちらから。

『三つ色のファンタジー』「君の恋愛実験」・・・6/6レンタル開始  ブログでの記事は、こちらから。

「監獄の首領」・・・6/6レンタル開始

「消された女」・・・6/6レンタル開始

「パパとムスメの7日間」・・・6/2レンタル開始

「真夏の思い出~一度きりのサマーラブ~」・・・6/1レンタル開始

「七日の王妃」・・・7/3レンタル開始  ブログでの記事は、こちらから。

「操作~隠された真実」・・・7/3レンタル開始

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「大君-愛を描く(原題)」衛星劇場さんで日本初放送決定!

2018-05-19 16:02:00 | 番組放送予定、DVD等発売レンタル予定

ユン・シユンssi、チン・セヨンさん、チュ・サンウクssi出演の時代劇「大君ー愛を描く(原題)」が、衛星劇場さんで日本初放送が決定しました

 

7月に先行放送後、8月から本放送開始です

 

詳細は、こちらから。

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『秘密の森』15話まで

2018-05-18 14:39:45 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

まさか・・・という空気が捜査陣を支配していました。

検察側の人間、それも、特任チームのメンバーでしたからね。犯人が捜査に加わっていたのですから・・・。

 

シモクも信じられない思いだったでしょう。信じたくないと言った方が正解かもしれません。

これまで、ユン課長は仕事のできる仲間としてチーム員全員の信頼を得て来ました。その人が殺人犯と言うのですから、ハン刑事であっても、呆然としてしまいました。

でも、ユン課長の部屋からは、殺人の証拠物件が次々と発見されたのです。動かしようの無い事実がそこにありました。

 

取調室で、ユン課長の前に座ったシモクは、しばらく言葉が出ませんでした。

何故殺したのですか・・・とまず、聞きました。

「殺すべき奴だからです。」

ユン課長は、動機を話しました。

彼の息子は、人災とも言える交通事故で亡くなっていました。まだ6歳でした。

整備不良等でパス会社や運転士の責任が問われるべきなのに、結果は、軽微な刑で処理されました。

その裏では、バス会社と安全性を無視した部品会社とをつなげるブローカーとしてパク・ムソンの存在がありました。公務員に賄賂を送り、事件を縮小させてもいました。

パク・ムソンの殺害には、濡れ衣を着せられる役のカン・ジンソプも、シモクも計画に含まれていたとユン課長は言いました。

ただ、カン・ジンソプの死は想定外だった・・・と。

キム・ガヨンはやはり見せしめで、殺すつもりは無かったようです。

目覚めた時、ガヨンの口から、接待を受けた人物の名前とかが明らかになる筈だからと。

全て一人で計画したのですか?・・・とシモクは問いました。

あまりにも綿密に計画、準備された犯行ですからね。

 

長い間、ずっと頭の中で考えて来たものだから・・・とユン課長は単独犯を主張しました。

 

パク・ムソンやキム・ガヨンについては、動機は明白でした。

ならば、ヨン検事は?・・・と聞くと、ヨン検事は自分の犯行ではないと否認。

その後、ユン課長は黙秘をし始めたのです。

 

殺してすっきりしましたか?・・・と最後にシモクが聞きました。

「心が空っぽでした、息子が死んでから。でも、恐怖が満たしてくれました。」

死んでいく者が自分を見る目、姿、血が・・・と。

だから、ヨン検事の両親には、娘の遺体を見せない方が良いと言ったのですね。忘れられなくなるから・・・。

 

ユン課長の供述から、事故当時の元検事長ぺ・サンウクに捜査が入る事になりました。

 

イ首席秘書官は、妻のヨンジェを娘の留学先に行かせる手配をしていました。

すぐに公職者の資産が公開されるので、しばらく韓国を離れた方が良いと言いました。

突然の話に、ヨンジェはすぐには納得しませんでしたが、夫の真剣な態度は自分を心から想ってくれていると信じられたので、受け入れました。

 

ヨンジェを空港で見送った後、イ首席秘書官は行動を開始しました。

ヨンジェに、財産の一部を財団に移す書類にサインさせ、処理しました。その他にもいろいろ動いています。全てイ・ユンボムには内緒で。

でもね、関係者は、皆、イ・ユンボムの方を重要視しているので、動きはすぐに報告されてしまうんです。

イ・ユンボムは、婿が何を考えているのか、分からなくなっていました。

ただ、愉快な話ではないと言う事だけは分かりました。

 

ソ検事は、ヨン検事が死んでから、至極真っ当な考え方に戻ったようです。

ちょこちょこ動いて秘密を探りだそうというのは変わりありませんが、検事としての正義を改めて意識するようになったようです。

表情から‘悪’の雰囲気が消えたように思います。

だからか、シモクもヨン検事が持って出たであろうイ・ユンボムの脱税データの話をしました。

そんな時、イルジェがやって来ました。ユン課長に会わせてほしいと言って。

でも、ユン課長は面会を拒否していました。

 

シモクは、データの内容を聞きました。

イルジェも、こうなった今、ようやく詳細を語ったのです。

イ・ユンボムが法律を悪用して、財産を子供たち名義に書き換える方法で脱税を繰り返してきたようです。

そのまま捜査が進めば、イ・ユンボムも娘のヨンジェも脱税の罪で拘束されるのは免れない状況でした。

そんな時、イ首席秘書官が、イルジェを訪ねて来て、何も言わずにただただ跪いて泣いたんだそうです。彼にとっては、イルジェを裏切るか妻を拘束するかの辛いニ者選択を迫られる事になったからです。

だから、イルジェはユン課長の後ろにイ・ユンボムがいるのではないかと思って、聞きたかったのです。

 

「ファン・シモクは韓国一信じられる検事です。任せましょう。」

ソ検事が、イルジェの手を取って言いました。

ソ検事から、こんな言葉が出るとはね。改心したものだわ

 

シモクは、空港でのユン課長の行動を監視カメラの映像で確認しました。

そして確信したのです。

ユン課長は、高跳びするために空港に行ったのではなく、誰かを探すために行ったのだ・・・と。

ヨン検事を殺し、ユン課長の仕業に見せかけ、高跳びしようとしている人物を捕まえに・・・。

 

でも、ユン課長は、それを認めません。

単独犯だと主張するばかりです。

 

シモクは、例の傘の男だと察しました。

そして、それは、イ・ユンボムの秘書ウ室長だと。

顔は、ソ検事が確認しました。

でもね、既に出国した後なんです。

 

シモクは、これまでわかった様々な事実を考え合わせ、ユン課長の後ろに居る人物を特定しました。

イ首席秘書官だ・・・と。

 

いよいよ最終話です。

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ユン・シユン来日ファンミ招待!

2018-05-18 13:31:44 | イベント、プレゼント関連

衛星劇場さんからの、新しいプレゼント企画です

来月、ユン・シユンssiが、東京と大阪の2カ所でファンミーティングを開催します。

そのファンミに、各会場1組2名の方を招待してくださいます

 

<東京会場>  日時:6月1日(金) 17:00開場  18:00開演

             場所:日本教育会館一ツ橋ホール

<大阪会場>  日時:6月3日(日) 15:00開場  16:00開演

             場所:大阪市中央公会堂 大集会室

招待数:各会場1組2名

申し込み締め切り:5月24日(木)正午

 

詳細、申し込みは、こちらから。

 

ユン・シユンssiと言えば、最近ドラマが好評の内に終了したばかりですよね。

すぐに、相手役のチン・セヨンさんとの熱愛が報じられましたが、それは誤報だと、双方から正式に否定されたようです。

それだけドラマの中での二人の演技がリアルだったってことでしょうかね。

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『秘密の森』14話まで

2018-05-18 10:32:48 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

泣いたーっこの作品で、初めて泣いたーっ

 

もしかしたら、ガヨン?・・・と私は思いましたよ。

でも、血に染まって倒れていたのは、ヨン検事。

傍にいたハン刑事たちも、皆、言葉が出ず、立ち尽くして鑑識作業を見つめているだけでした。

 

ユン課長がぽつぽつと話し始めました。

彼は、ガヨンの行方を追って、部屋まで来たのですが、誰も呼び掛けに応じないので、帰ろうとした時、その部屋の新しい住人の女性が帰ってきたのです。

そして、部屋に入った途端、叫び声を挙げたので、ユン課長が駆け付けてみると、この惨状だったわけです。

 

一瞬呆然としたシモクですが、すぐにいつものように平然と捜査の指示を出しました。

チャン刑事はその冷静さが信じられませんでした。

同僚だろ?心が痛まないのか?・・・とね。

ハン刑事は、その冷静さが却って不安に感じられたようです。心配そうにシモクの姿を見つめていました。

 

流石のシモクも、本当は混乱し動揺していたのでしょうね。

ヨン検事の遺体が移送されるのについて行く時、ぼんやりと心ここにあらずと言った状態で、運転も危なそうでした。

ほんの少しですが、涙も・・・。

その無表情さが、余計に悲しかったです。怒りや悲しみや無念。そう言った感情が、初めてシモクの中に強く芽生えたように見えました。

解剖にも立ち会いました。

医師は、同僚だったのに、大丈夫ですかと問いかけましたが、シモクは無表情でした。

でもね、直後に強烈な頭痛が彼を襲い、意識を失って倒れてしまったのです。

 

行方を探していたハン刑事が駆け付けると、ベッドの上でシモクはこんこんと眠り続けていました。

こんな姿は見たくない・・・ハン刑事は思いました。

そして、医者から、シモクの病の説明を受けたのです。無表情だった理由が分かりました。

 

ユン課長は、辞職願を置いて姿を消しました。

ショックが大きい様子は見てとれていましたが・・・。

 

意識が戻ったシモクは、ふらふらとしながらも病院を抜け出し、家に戻りました。

そこで、見ました。ヨン検事に貸したセーターを・・・。

ヨン検事の思い出が一気に甦って来ました。

シモクの感情に豊かさが加わったのは、ハン刑事だけじゃなく、ヨン検事の存在も理由の一つだったのかもしれません。

恋愛感情と言うのではなく、頑張っている後輩検事として。

もしかしたら、ほんの少し、愛情も含まれていたのかもしれません。

このシーン、泣けました。

セーターを持って立ち尽くす後ろ姿だけで、悲しみが伝わってくるようでした。

 

葬儀が行われました。

呆然自失のイルジェと妻。

カン検事長をはじめとした検察の面々、そして警察。たくさんの参列者が訪れました。

マスコミも注目していました。なにせ、検事が被害者なんですから。

 

そこに、シモクがノーネクタイで、乱れた髪で現れました。

イルジェが掴みかかり叫びました。

「守ってくれと言っただろ

 

イ首席秘書官がソ検事と共にやって来ました。

その姿を見て、イルジェは、今度はイ首席秘書官に向かって掴みかかろうとしました。

「お前が何故来た出て行けお前がウンスを殺した

 

「何故黙っていたのですか

シモクの声が響きました。

何故闘わないのですか何故長い間隠れていたのですか家族の為ですか怖かっただけでは

「止めて

イルジェ妻の叫び声で、皆、静まりました。

もう、何を言っても、ヨン検事は帰って来ないのです。

 

調べで、ヨン検事は、普段、家と検察を往復するだけの生活をしていた事が分かりました。

違ったのは、先日ハン刑事の家の飲み会に誘われた時だけ。

そして、殺された時は、一旦自宅に戻ったところを何者かに拉致されたと推察できました。

 

関係者から話を聞き、シモクは、ヨン検事が自分とハン刑事が父イルジェとイ・ユンボムとの事を話していたのを聞いた可能性があると分かりました。

父が何かを隠していたのを見た事もあったので、あれだと思ったのでしょうね。

で、家に取りに戻ったところを襲われたのでしょう。

 

それは、イルジェからの連絡で確信になりました。

イルジェが隠し持っていたメモリが無くなっていたからです。

中に入っているのは、イ・ユンボムの脱税の記録でした。子供に違法な株の譲渡をしたようです。2000億Wにも上る巨額な脱税です。

同じころ、イ首席秘書官が妻の資産をチェックしていたのも、その証拠を得るためじゃない?ヨンジェは離婚するためだと誤解してますが。

 

ヨン検事の自宅の部屋をチェックしたシモクは、そこで破り取られたノートの切れ端を発見。

破られたページの次のページに、うっすらと何かの痕が残っていました。

確かめてみると、それは、“O、T”の文字。0と7にも見えます。

それを描いたのは、ハン刑事の家から帰った直後だと推察できました。拉致される時には、そんな時間はありませんでしたから。

 

シモクは、この短時間にヨン検事が経験したことを思い起こしてみました。

で、分かったのです。

ユン課長につながる・・・と。

 

警察を総動員して、ユン課長の行方を追いました。

そして、とうとう、空港で取り押さえることに成功したのです。

 

逃走するユン課長を、最後はハン刑事が捕まえ、格闘になりました。

でもね、ユン課長、ハン刑事は殴れなかったのです。仲間でしたから。信頼して仕事をしてきた仲間でしたから。

この瞬間も、泣けましたよ。

 

シモクが、シャツの背中を広げると、そこには“O、T”の入れ墨がありました。

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『秘密の森』13話まで

2018-05-18 09:31:10 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

飲み会で、チャン刑事は、隠して来た秘密を打ち明けました。

ハン刑事のPCから、病院の防犯カメラの映像をコピーし、署長に送ったことです。

信じ切っていたチャン刑事にそんな事をされたと知ったハン刑事は、怒りました。

女性問題で、あそこまでしなくても・・・とチャン刑事が口走ったので、ハン刑事の怒りはもっと大きくなりました。

でも、本当は、チャン刑事の優しさ・・・心の弱さの所為だと、ジョンボンは取りなし、何とかその場は収まりました。

この件は、しばらくハン刑事の胸にくすぶっていて、チャン刑事は、ご機嫌とりに四苦八苦することになりました。

 

会話の中で、“0、7”の事が話題となった時、ヨン検事は、ふと気になる事がありました。

それは数字?・・・と聞きました。

このハン検事の言葉が、後になって重要な意味を持つ事が分かるのですが・・・。

ハン検事は、ユン課長の濡れたワイシャツの下に、それと読めるような図柄があったのを見てたんですね。

 

お開きになって、ハン検事をシモクが送ることになりました。

その時、シモクの家に届けモノをしたが、誰かが家から出て来た気がする・・・とハン検事が話しました。

直後、雨も降って無いのに、傘を差した男も見た・・・と。

その理由は、シモクが部屋に入ると分かりました。

部屋には、ずたずたに切り裂かれたシモクのスーツが、ぶら下げてあったのです。警告だとすぐに分かります。

 

すぐにハン刑事とチャン刑事を呼びました。

盗聴器のチェックと、現場検証をしてもらいました。他には何も異常はありませんでした。

傘を差した男は、マンションの監視カメラでチェックしても、ずっと傘で顔を隠したまま歩き、どこかに消えて行きました。

 

そういう部屋にいることを、普通は嫌がるものでしょうが、シモクはそう言う感情は持ちません。

だけど、ハン刑事は、一旦別れた後、眠れるように・・・と飲み物を持って訪ねました。

シモクは、通報者の条件として、3つを挙げました。

イ首席秘書官とパク・ムソンの関係を知っている事、ソンムンとハンジョの間に縁談があったこと、そしてソンムン日報のキム社長がいまだにわだかまりを持っている事・・・。

「この3つの条件を満たすのは、今、3人。イ・ユンボム、イ首席秘書官、イ・ヨンジェ。」

でも、この3人は通報したら自分の首を絞めることになります。

え?まさか、イ首席秘書官

うわ言で、ヨンジェに謝っていましたからねぇ。あれって、表とは違う裏の本音があって、イ・ユンボムに対して何か裏切ろうとしているのでは・・・深読みし過ぎかしら。

 

政府は、今回の武器輸入の件を撤回すると発表しました。

イ・ユンボムはとにかく、収拾しなくては・・・と、謝罪会見を開きました。勿論、裏の事情を知らずに提携しようとしたと潔白を主張し、マスコミの前で頭を下げたのです。

悔しくても、今はそれが最良の方法でした。

 

その一方で、イ首席秘書官は、庁長に強い圧力をかけ、特任チームの解散を一気に推し進めさせたのです。

シモクたちには、何の連絡もありませんでした。

シモクたちは、TVのニュースで、解散を知ることになったのです。もう、覆すことはできませんでした。

 

メンバーは黙って部屋を片付けるしかありませんでした。

その時、シモクがホワイドボードを裏返しました。

そこには、この一連の事件の詳細な関係図が示されていました。誰もその存在を知らなかったようです。

それを見たら、シモクがいかにこの事件に真剣に向き合っていたかが分かりました。表情には出さないけど、どれほど悔しいかも分かりました。

所属は別れますが、絆はいっそう強くなったようです。

 

ハン刑事は、傘の男の動きを周辺の監視カメラを総動員して追いました。

で、ようやく、タクシーに乗り込む姿を捕える事ができたのです。

乗る瞬間、傘をたたみますからね。でも、遠目でしたので、はっきりとした顔は見えませんでした。

ただ、誰も知らない人物だと言う事だけがわかったのです。

 

シモクは、ヨン・イルジェを訪ねました。

イルジェが隠している事を聞きたかったのです。

イ・ユンボムがイルジェを狙ったのは、何かを恐れているからだ・・・とシモクは言いました。それは何なのですか?・・・と。

でも、イルジェは話しませんでした。

イルジェが昔、講義で言っていた“法官にとって正義とは永遠なる片思いだ。究極のイデアだ”と言う教えを、全うさせてほしい・・・とシモクは言いましたが・・・。

イルジェにとっての正義は、自身と家族の安全だと言いました。この歳になると、それ以上の正義はない・・・と。

つまり、秘密を話したら、その正義は実現できなくなるということですね。

 

イ・ユンボムは、シモクがイルジェを訪ねたことも、すぐに報告を受けていました。

秘書のシモクへの警告も効果が無かったと思いました。

急がなくては・・・と、イルジェが持っている秘密のモノを、何としても手に入れてくるよう秘書に命じたのです。

 

ハン刑事は、通報して来た女子高生に会い、モンタージュを作りました。

それと、傘の男の写真を持ってシモクに確認に来ました。

シモクも、全く知らない人物でした。

シモクは、イルジェも、例の通報者の条件に合うと言いました。でも、殺人者としての資質は無い・・・と。

イ・ユンボムを脅かす事ができる何かを握っているのに、3年もの間、何もしなかったわけだし・・・とね。

その時、ヨン検事が来ました。シモクが呼んだのです。

傘の男を確認してもらうためでした。

 

ヨン検事は、確かにこの男だった・・・と証言しました。

そして、シモクの家で何かあったのかと聞きました。こうやって調べると言う事は、何かあったとしか思えません。

でも、シモクは、一切、話しませんでした。

ヨン検事は、不満そうでした。

何度聞いても、シモクは顔色一つ変えずに、何も無いと言います。

ヨン検事は、仕方なく、部屋を出て行きました。

ハン刑事は、ヨン検事の気持ちが推察できました。シモクを慕っていることも薄々感づいていました。だから、言ったのです。

「ヨン検事に優しくしてあげて。」

そしたら、意外そうな表情でシモクが言いました。

「してますよ。」

あれで・・・という、ハン刑事の心の声が聞こえそうでした。

 

カン部長検事が検事長に昇進しました。

庁長から、首を言い渡されるのではないかと思っていた時の昇進話でした。断る理由はありませんわな。

そして、シモクは先輩を飛び越えて部長に任命されました。

誰もが驚く人事でした。

 

記者がガヨンの病室に侵入したとの知らせが入りました。

シモクもハン刑事も手が離せない状況にあったので、ユン課長が向いました。

 

カン新検事長は、シモクを海外に派遣する決定を伝えました。

シモクはそれを受け入れるつもりはありませんでした。

でも、逆らえば、切られてしまいます。

時間をください、10日間・・・とシモクは言いました。それが過ぎたら、海外に行きます・・・と。

真犯人を捕まえると約束した日は、あと10日間残っていると言いました。

え~とぉ・・・。誰と約束したんでしたっけ?忘れてしまいましたよ。

「10日後に出国します。」

と、シモク。カン検事長は、それを許しました。

 

自室に戻ったシモクに、ユン課長から連絡が入りました。

ガヨンが母親と共に、病院から姿を消したと言うのです。

家に行きましょうか?・・・と言うユン課長に、とりあえず病院に・・・と指示を出したシモク。

で、ガヨンの資料をチェックしていると、ヨン検事から、話があるという電話が入ったのです。

急いでいるので、かけ直すと一旦切りました。

 

ガヨンの行方は分かりません。

自宅に行って見ても、留守。ユン課長からは、病院周辺に姿は無いと言う連絡。

その時、ハン刑事から連絡が入りました。

若い女性の変死体が発見されたと言うのです。ガヨンが借りていた部屋で。

 

ヨン検事だったーっ

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『秘密の森』12話まで

2018-05-17 19:48:33 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

シモクとハン刑事は、パク・ムソンの家の地下室を調べました。

鑑識が調べた筈なのですが、見落としもあったようです。

そこに、突然、チーム長が来ました。実は、チーム長は一人でギョンワンに謝罪に来たのです。

自白を強要し、暴行したことを・・・。

チーム長は暴行に加わってはいなかったようですが、傍観者も罪は同じだと考えたのです。

膝をついて謝りましたが、まだギョンワンは許す気にはならなかったようです。

 

地下室を調べた結果、シモクたちは、ここにガヨンが一日監禁されていたと推測しました。

拉致してすぐに殺さなかったのは、死なせるつもりはなかったからじゃ?・・・と考えました。

未成年が出入りしている場所に、わざわざ被害者を置くなんてことは、見つかるのを承知の上としか思えません。地下室で殺して置き去りにする事だってできたのに・・・。

シモクは、ギョンワンに、大音量で音楽を賭けてみてくれと頼みました。かすかに音が聞こえます。

一日、ここに監禁されていたのなら、この場所に関する何かを覚えている可能性は高いです。あの‘0と7’という単語の意味も分かるかもしれません。

 

ソ検事は、忍ばせた携帯にイ首席秘書官とイ・ユンボムの会話を録音することに成功しました。

ただ、盗聴を警戒して、音楽を流していたので、切れ切れにしか聞き取れない状況ではありましたが。

 

シモクは、ヨンジェに会いに行きました。

病院のガヨンの元に行った事を確認しようとしたのです。

でも、相変わらず知らぬ存ぜぬで、認めません。なので、シモクは容疑者として召喚するしかないと立ち上がり、帰ろうとしました。

その時、ヨンジェは苛立って言ったのです。

「どういう子か見に行っただけよ。その何が悪いの?あの人の所為で、私がこんな目に。」

そして、署長が何かで顔を抑えつけていたのを見た・・・と言いました。

 

ソ検事が、盗聴した内容をシモクに知らせて来ました。

ただ、きちんと聞き取れて無くて、内容は要領を得ない感じでした。

でも、シモクは気付いたのです。

丁度その時、国防部が何かの武器を輸入する決定をしたというニュースを聞いたばかりでした。それに関与しているのは、イ・ユンボムのハンジョグループとトバングルーープ、国防部、そして松山と言う日本人。

せんだって、この4人とイ首席秘書官が宴席をもうけていたと言う情報を、ソ検事から受けていたので、その会合の意味がこれだったと。

この取引には裏があって、関係者には莫大な利益が入ることになっていたのです。

 

ヨン検事は、まだ諦めていませんでした。

ガヨンに会って、イ首席秘書官との関係の有無を聞こうとしました。

ところが、丁度病院でソ検事と一緒になってしまったのです。ま、一人で躊躇していたところでしたので、都合が良かったかもしれません。

ヨン検事は、イ首席秘書官の写真をガヨンに見せ、知っているかと問いました。

つい先日シモクも聞いたのですが、ガヨンの反応は全くありませんでした。この時も、そうかと思ったのですが・・・。

突然ガヨンが発作を起こしてしまい、その場は大混乱に。

ガヨン母は、シモクと同じ写真だったのに、何故今日はこんな事に?・・・と不思議でした。

 

実は、ガヨンは、写真越しにソ検事の顔を見たのです。

自分が拉致された日、追いかけて来た男だと、思い出しました。で、パニックになってしまったと言うわけです。

 

シモクは、検事の収賄疑惑を最初に報道したソンムン日報を訪ねていました。

通報者が誰なのか、聞きに来たのです。

応対したキム社長は、シモクの訪問に興味が湧いたようです。

で、分かったのは、女子高生だということ。知らない男から10万wで頼まれたということでした。

そして、通報内容は、さほど重要なモノでは無かったのに、報道したのは、ハンジョグループに対する個人的な恨みがあったからでした。

ハンジョの婿になりそびれたとキム社長は言いました。

それがどれほど大きな損失だったか・・・とね。

通報者は、キム社長の恨みを利用した・・・とシモクは考えました。だからこそ、大手ではなく、ソンムン日報を選んだんだと。

女子高生の身元を・・・と言うと、キム社長も、見返りを求めました。

シモクは、例の武器輸入の件をばらしましたよ。

 

通報者は3つの事実を知っている・・・とシモクは考えました。

一つ目は、イ首席秘書官とパク・ムソンの関係。二つ目は、ソンムンとハンジョの間で流れた縁談。そして3つ目は、キム社長の怒り。

これを全て知っている者が、通報者だ・・・と。

 

ソンムン日報は、すぐに武器輸入の疑惑をトップ記事として報道しました。

 

ハンジョとトバングループに対する風当たりは強くなり、イ・ユンボムは対応に苦慮しました。

情報の出所を掴むのは簡単でした。

ソンムン日報のキム社長の弱みを掴み、イ首席秘書官がそれをちらつかせたら、すぐにキム社長は、シモクの名刺を差し出したのです。

 

イ首席秘書官は、ソ検事からシモクに情報が流れたと察していました。

何か、ソ検事を罠にかけようとしているのかな?

そして、とうとう特任を解散させるよう、庁長に圧力をかけてきました。

庁長から連絡が入りました。特任は解散、資料はすべて中央捜査部に移送しろと言う命令が下ったのです。

 

シモクは、メンバーを部屋に留め、誰も入れないよう言い置いて、庁長のところに走りました。

「方向を提示してくれる人、基準になってくれる人、本来の姿を国民に見せてくれと言った方と同一人物ですか?」

シモクの言葉に、庁長は怒りました。

誰の命令なのかとシモクが聞いても、自分の考えで自分の決定だと言って譲りません。

そこに、カン部長検事たち6人の検事が乗り込んで来ました。

彼らは、特任の継続を要求しました。

「韓国の検察は庁長のものではありません。ましてや、個人のものになってはいけません。」

 

庁長も板挟みになって苦悩していたのです。

カン部長検事たちの気持ちは充分分かっていました。

結局、解散は取り消されました。

 

シモクは、イ首席秘書官を呼び出しました。法廷です。

昔、シモクが、検事としてどういう道を歩むべきか、この場所でイ・チャンジュン検事を見て目標を決めたのです。

3年前、父親のように慕っていたヨン・イルジェをはめ、今回は特任を何故恐れるのか・・・と問いました。

「お前を特任に送ったのも、今回も、邪魔だったからだ。」

イ首席秘書官は言いました。

 

邪魔だと言う事は僕の進む道が合っているということですね?・・・とシモク。

俺は、生きている限り被告としてここに立つことは無い・・・とイ首席秘書官。

「もっと努力します。」

シモクは姿勢を正してそう言いました。

 

ヨン検事は、シモクに渡す物があって、自宅を訪ねたのですが、留守と見て、ドアの前に資料を置いて行こうとしました。

エレベーターが閉まる寸前、シモクの部屋のドアが開いた音を聞き、確かめようとしたのですが、そのままエレベーターのドアが閉まっちゃって。

でもね、その時、シモクは留守だったのです。誰?あれは。

 

特任チームのメンバーは、解散しないと聞いて大喜び。さっそくお祝いをしようと、ハン刑事の屋根部屋に集まりました。

そこに、ヨン検事も。チャン刑事も集まり、賑やかな食事会となりました。

ヨン検事がシモクに連絡して来たのを、ハン刑事が受け、誘ったのです。

 

この時、驚く事が。

ユン課長の背中に、刺青が

その模様が、O.T・・・。飾り文字で描かれていたので、見ようによっちゃ、“0.7”に見える・・・

ヨン検事が、誤って水をかけちゃって、シャツが濡れて、透けて見えたんです。

ユン課長・・・。何者

 

ところで、イ・ユンボムもシモクたちを狙っているようで、怖いわ。あの秘書の目が怖い。

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『秘密の森』11話まで

2018-05-17 16:17:00 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

イ首席秘書官は、地検の面々と一人一人握手し、祝意を受けました。

そして、勤務中だから・・・と、ワインを一人が代表して飲んでほしいと、グラスを差し出したのは、シモク。

今、一番苦労している人間だから・・・と言いながら。

「君には聖域というのは無いようだな。皆も気をつけるように。いつ標的にされるかわからないぞ。」

勿論、冗談です。カン部長検事たちも、苦笑しましたが、シモクは笑いませんでした。で、言ったのです。

「罪を犯した人は気をつけないと。」

 

シモクは、飲むのかと思いきや、グラスを棚に置きました。車で来たので・・・と言って。

なかなか大胆な怖いもの知らずの行動です。

 

ハン刑事は、ヨンジェと相対していました。

病院の看護師が姿を見たと証言した・・・とハン刑事。

呼吸器に触りましたね?枕で何を?

ヨンジェの返事を待たずに、次々と質問しました。

ガヨンの写真を見せましたが、ヨンジェは動じません。

防犯カメラを見てないの?・・・とヨンジェが問いました。

見ました・・・とハン刑事が答えると、見てないわね・・・とヨンジェが言いました。

「ま、そのままの筈ないわね。素人じゃあるまいし。」

その言葉で、防犯カメラに何か写っているとハン刑事は確信しました。だから、原本をキム刑事が持ち去ったのだと。

ヨンジェの姿だけじゃないと思ったでしょうね。

ヨンジェに対して出国禁止令を出します・・・とハン刑事。

ヨンジェはヒステリックに笑いました。

彼女、精神的に不安定なようですね。相当な種類の薬を常用しています。

 

防犯カメラに写っていたのは、署長でした。

ガヨンの呼吸器を外したのも、枕で顔を押さえて殺そうとしたのも、署長なんです。

ヨンジェはそれを目撃したわけです。まぁ、手慣れてる感じでしたもんね。

 

地検の面々が帰った時、署長からイ首席秘書官に電話が入りました。

焦っています。今すぐ駐車場まで来いと言いました。

もち、助けてくれというものです。

渋い顔のイ首席秘書官ですが、仕方がありません。辞表を出して待ってろ・・・と言いました。落ち着いたら連絡すると。

署長は、これで助かったと思いました。詳細を知らなくても、何とかしてくれるって信じてるのね。権力って怖いわ

この二人の様子を、まだ駐車場でいたシモクが目撃しましたよ。グッドタイミングです

そのまま、署長を尾行し始めました。

一方で、ハン刑事に連絡し、ある計画を開始したのです。

 

病院を変えて匿っているガヨンを、又別の病院に移送すると見せかけました。

で、後をつけて来たキム刑事が署長に連絡するように、わざと見逃したのです。口を封じろとイ首席秘書官に言われていましたからね。絶対に会おうとするとシモクは踏んだのです。

車いすに乗ったガヨンを、署長が無理やり奪い、どこかに連れて行くように仕組んだのです。

まんまと引っ掛かりました。

ハン刑事は、協力したキム刑事を手錠でベッドにつないだ後、署長を追いました。

その様子は、防犯カメラの映像でシモクがチェックし続けていました。で、屋上に行ったのを確認し、シモクもハン刑事も向ったのです。

 

屋上で、署長はガヨンに懇願しました。

お金も全部あげるから、知らないと言ってくれ。ミナや・・・二人の仲じゃないか・・・と。

そこに、シモクとハン刑事、そして龍山署の面々が現れました。

ハン刑事が同僚たちを呼んでいたのです。

直前に、ハン刑事とチャン刑事はチーム長から散々に叱責されていました。仮にも自分たちのトップである署長を取り調べるなんて・・・と。

仲間を売る様な事が、良くできるな・・・とね。

だからこそ、現実を見せて、真実が何なのかを分からせたかったのです。

署長がガヨンだと思っていたのは、特任チームのチェ・ヨン事務官でした。

本物のガヨンは、直後に母親とユン課長に伴われて現れました。

そして、シモクとハン刑事の問いかけに、指差しました、署長を。

毎週月曜日に会っていた人物は?・・・という問いの答えです。

 

「青少年保護育成条例違反、拉致容疑で逮捕します。」

チーム長が言いました。

龍山署の面々は、皆、何とも言えない表情をしていました。失望、怒り、情けなさ・・・ですかね。

 

ヨンジェの出国禁止令が出ました。

イ・ユンボムは、それが殺人事件の関係者と言う理由だと知り、シモクに対していっそう警戒感を持つとともに、怒りも込み上げてきたようです。

イ首席秘書官は、この事を告げられると、動揺しました。

まさかとは思ったでしょうが、狙われたのがガヨンだということは、予想できたのかもしれません。

で、ソ検事にイ・ユンボムの元を離れて、自分の下につけと言いましたよ。

どーいうつもり

 

ヨン検事は、イルジェの再審請求をしました。

絶対に無罪になると確信してのことでした。

でも、イルジェ本人は、期待していません。9割方、棄却されるモノだと知っているからです。

それより、娘が傷つくことが心配でした。

そして、それはイルジェの予想通りになりました。棄却されたのです。

ヨン検事は、それがイ首席秘書官の仕業だと思いました。で、秘書官室に乗り込んで怒りをぶつけたのですが、相手が悪かった。

まだまだ彼女は世間知らずの若造なのです。イ首席秘書官の相手じゃありませんでした。

そんな小さな事まで自分は預かり知らない・・・という態度を取られてしまったのです。

 

署長の尋問は、カン部長検事が担当しました。

やはり、気が重いものでしょう。

でも、シモクの活躍には内心驚いているようで、嬉しそうでもあります。

カン部長検事が取調室に入って来た時、署長は電話を貸してほしいと頼みました。

かけた相手は、イ首席秘書官。

でもね、用件を話す前に、きっぱりと言われてしまいました。

「どこにいるか知っている。よく聞け。お前はもう終わりだ。秘密は守り通せ。さもなければ、お前の家族が傷つく。」

愕然とした署長。がっくりと肩を落とし、絶望的な表情になりました。

 

ガヨンに、シモクは、イ首席秘書官の写真を見せました。知っていますか?・・・と。

でも、無反応です。

帰ろうとした時、ガヨンが小さな声で呟きました。

「0、7・・・。」

それだけです。

まだ意味は分かりません。

 

ガヨンは、“寒い、湿っぽい”という言葉も呟いていました。

それが、何を意味するのかと考えた結果、シモクは、監禁場所だったのでは?・・・と思いました。

あれは、パク・ムソンの家の地下室かしら?

 

それにしても、ソ検事は、いったいどういう考えで動いているのでしょうか。

イ・ユンボムについたと見せかけて、実はイ首席秘書官の秘書的な地位についてるし・・・。

かと思うと、二人の会話をひそかに録音しようとしてますし。

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