まったり まぎぃ

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『秘密の森』14話まで

2018-05-18 10:32:48 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

泣いたーっこの作品で、初めて泣いたーっ

 

もしかしたら、ガヨン?・・・と私は思いましたよ。

でも、血に染まって倒れていたのは、ヨン検事。

傍にいたハン刑事たちも、皆、言葉が出ず、立ち尽くして鑑識作業を見つめているだけでした。

 

ユン課長がぽつぽつと話し始めました。

彼は、ガヨンの行方を追って、部屋まで来たのですが、誰も呼び掛けに応じないので、帰ろうとした時、その部屋の新しい住人の女性が帰ってきたのです。

そして、部屋に入った途端、叫び声を挙げたので、ユン課長が駆け付けてみると、この惨状だったわけです。

 

一瞬呆然としたシモクですが、すぐにいつものように平然と捜査の指示を出しました。

チャン刑事はその冷静さが信じられませんでした。

同僚だろ?心が痛まないのか?・・・とね。

ハン刑事は、その冷静さが却って不安に感じられたようです。心配そうにシモクの姿を見つめていました。

 

流石のシモクも、本当は混乱し動揺していたのでしょうね。

ヨン検事の遺体が移送されるのについて行く時、ぼんやりと心ここにあらずと言った状態で、運転も危なそうでした。

ほんの少しですが、涙も・・・。

その無表情さが、余計に悲しかったです。怒りや悲しみや無念。そう言った感情が、初めてシモクの中に強く芽生えたように見えました。

解剖にも立ち会いました。

医師は、同僚だったのに、大丈夫ですかと問いかけましたが、シモクは無表情でした。

でもね、直後に強烈な頭痛が彼を襲い、意識を失って倒れてしまったのです。

 

行方を探していたハン刑事が駆け付けると、ベッドの上でシモクはこんこんと眠り続けていました。

こんな姿は見たくない・・・ハン刑事は思いました。

そして、医者から、シモクの病の説明を受けたのです。無表情だった理由が分かりました。

 

ユン課長は、辞職願を置いて姿を消しました。

ショックが大きい様子は見てとれていましたが・・・。

 

意識が戻ったシモクは、ふらふらとしながらも病院を抜け出し、家に戻りました。

そこで、見ました。ヨン検事に貸したセーターを・・・。

ヨン検事の思い出が一気に甦って来ました。

シモクの感情に豊かさが加わったのは、ハン刑事だけじゃなく、ヨン検事の存在も理由の一つだったのかもしれません。

恋愛感情と言うのではなく、頑張っている後輩検事として。

もしかしたら、ほんの少し、愛情も含まれていたのかもしれません。

このシーン、泣けました。

セーターを持って立ち尽くす後ろ姿だけで、悲しみが伝わってくるようでした。

 

葬儀が行われました。

呆然自失のイルジェと妻。

カン検事長をはじめとした検察の面々、そして警察。たくさんの参列者が訪れました。

マスコミも注目していました。なにせ、検事が被害者なんですから。

 

そこに、シモクがノーネクタイで、乱れた髪で現れました。

イルジェが掴みかかり叫びました。

「守ってくれと言っただろ

 

イ首席秘書官がソ検事と共にやって来ました。

その姿を見て、イルジェは、今度はイ首席秘書官に向かって掴みかかろうとしました。

「お前が何故来た出て行けお前がウンスを殺した

 

「何故黙っていたのですか

シモクの声が響きました。

何故闘わないのですか何故長い間隠れていたのですか家族の為ですか怖かっただけでは

「止めて

イルジェ妻の叫び声で、皆、静まりました。

もう、何を言っても、ヨン検事は帰って来ないのです。

 

調べで、ヨン検事は、普段、家と検察を往復するだけの生活をしていた事が分かりました。

違ったのは、先日ハン刑事の家の飲み会に誘われた時だけ。

そして、殺された時は、一旦自宅に戻ったところを何者かに拉致されたと推察できました。

 

関係者から話を聞き、シモクは、ヨン検事が自分とハン刑事が父イルジェとイ・ユンボムとの事を話していたのを聞いた可能性があると分かりました。

父が何かを隠していたのを見た事もあったので、あれだと思ったのでしょうね。

で、家に取りに戻ったところを襲われたのでしょう。

 

それは、イルジェからの連絡で確信になりました。

イルジェが隠し持っていたメモリが無くなっていたからです。

中に入っているのは、イ・ユンボムの脱税の記録でした。子供に違法な株の譲渡をしたようです。2000億Wにも上る巨額な脱税です。

同じころ、イ首席秘書官が妻の資産をチェックしていたのも、その証拠を得るためじゃない?ヨンジェは離婚するためだと誤解してますが。

 

ヨン検事の自宅の部屋をチェックしたシモクは、そこで破り取られたノートの切れ端を発見。

破られたページの次のページに、うっすらと何かの痕が残っていました。

確かめてみると、それは、“O、T”の文字。0と7にも見えます。

それを描いたのは、ハン刑事の家から帰った直後だと推察できました。拉致される時には、そんな時間はありませんでしたから。

 

シモクは、この短時間にヨン検事が経験したことを思い起こしてみました。

で、分かったのです。

ユン課長につながる・・・と。

 

警察を総動員して、ユン課長の行方を追いました。

そして、とうとう、空港で取り押さえることに成功したのです。

 

逃走するユン課長を、最後はハン刑事が捕まえ、格闘になりました。

でもね、ユン課長、ハン刑事は殴れなかったのです。仲間でしたから。信頼して仕事をしてきた仲間でしたから。

この瞬間も、泣けましたよ。

 

シモクが、シャツの背中を広げると、そこには“O、T”の入れ墨がありました。

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