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大妃は祈祷師を呼んでソヨンに害を及ぼそうと祈祷してもらっていました。
で、祈祷師が言うんです。王妃の中には魔物がいると。
それを追い出さないと・・・ってね。
祈祷に熱が入ったところで、ソヨンが倒れてしまったわけです。
その効果が表れたのかと思ったけど、どうも違うみたい。
現代では、ボンファンは意識不明になっていましてね。植物状態に近い状態でした。
青瓦台のハン秘書室長は、邪魔なボンファンに生きていてもらっては困るわけです。
で、人工呼吸器を外しちゃった。
ソヨンが倒れたのは、それが原因だったようですね。元の体が瀕死状態になってしまったため、魂も抜けてしまったってわけでしょうか。
ソヨンの体から離れた魂は、本来の体ボンファンの所に戻りました。
意識はあるのですが、体は一切動かず、それを周囲の人に知らせる術もありません。
哲宗はファジンの元に行こうとしていたのに、ソヨンが倒れたと聞いて、駆け出しました。
毒ではないかと、チェ尚宮が口走ったことから、大騒動となりました。
ソヨンを診た医師は、脈はあるけど、植物状態で死んだも同然だと言いました。
哲宗はショックを受けました。
で、何としてもソヨンを助けるよう命じたのです。
医師の必死の治療で、何とか峠は越しましたが、まだ安心はできない状況でした。
ファジンは哲宗がソヨンのところに行ったと聞き、ショックを受けました。
倒れたのも自分と哲宗の邪魔をするためだと思えました。
こうなったら、大妃に協力しソヨンを王妃の座から引きずりおろそうと思いました。
哲宗は意識の無いソヨンを見つめながら、これまでの事を思い起こしていました。
ソヨンの言う通り、入宮して以来、ソヨンの身には苦難が続いています。夫である自分に愛されないばかりか、殺されかけたし・・・。何度も自殺を試みたし・・・。
哲宗はソヨンを理解したいと思っています。それが手遅れにならなければよいが・・・と思いました。
「私とノータッチする約束を守ってください。そなたのおかしな口調や態度も許しますから。目を覚ましてください。」
心からそう思いました。
ビョンインは、哲宗が落としていった覆面の布の出所を掴もうとしています。
ト内官は、その布が以前永平君が燃やそうとしていた布に似ていると言いました。
永平君となると、哲宗に繋がる・・・とビョンインは思いました。
大王大妃は、大妃とファジンが何やら祈祷をしていると聞き、それを勢力をそぐためのネタとして使えないかと考えました。
その時、ソヨンの事が伝えられたのです。
キム・ジャグンはこれをチャンスと捉えました。
ビョンインに、義禁府の兵を率いて、直ちに大妃の祈祷所に向かえと指示しました。
ソヨンが倒れたと聞かされたビョンインは頭に血が上ったようです。
ソヨンを害する者は、たとえ相手が大妃であっても、許せないと思ったでしょう。
ビョンインたち義禁府の兵を従えて大王大妃が乗り込んで来ました。
大妃は凍り付きました。
自分は朝廷の和平を祈っていただけだと必死に訴えました。
呪いの祈祷に使った品々が証拠として挙がっていましたが、自分は知らないと祈祷師一人に罪をなすりつけようとしました。
最初は、無実を訴え、大王大妃に口答えしていましたが、本当に自分の命に危機が迫ると、もうねぇ、プライドも何もありません。プライドを捨てて大王大妃の足に縋りつき、許しを乞うたのです。
そして、哲宗は見た目通りの人間ではないと言いました。それは、ファジンから聞き出したことです。
ファジン・・・言っちゃったの嫉妬に目がくらんで、哲宗の計画の一端を明かしちゃった
しかし、大王大妃はその言葉をさほど重要視しませんでした。
ただ、ビョンインはスルーすることは出来ませんでした。永平君の布の一件もありますしね。
自分が調べると大王大妃に言い、すぐさまソヨンの元に向かいました。
仮にも王がいる部屋に兵を連れて乗り込んだのです。
何事だと哲宗が聞きました。
「王妃様をお連れします。」
ビョンインが言いました。
有無を言わさないビョンインの態度に流石に哲宗も穏やかではいられません。
哲宗とビョンインは面と向かって立ちました。
ビョンインは、大妃とファジンがソヨンを呪う祈祷をしたこと、ソヨンがいた調理場からヒ素が見つかったことを告げました。そして捜査に当たって、まず哲宗に質問したいと言いました。
「婚礼の翌日、王様と永平君はどこで何をしていましたか?」
本当の姿をさらけ出せ・・・とビョンインは思っていました。
哲宗が答えないのを見ると、永平君に正式な取り調べをすると言い、ソヨンの方に向かったビョンイン。
止めろと、哲宗が声を荒げました。
すると、その瞬間、兵が哲宗に刀を向けたのです。本来ならば、ありえない行動です。
その時、哲宗が一人の兵から剣を奪い、ビョンインの首筋に。
「止めろ。王命だ。私の女人だ。王妃に指一本でも触れたら、その首をはねる。」
そして、兵たちを見回しました。
流石に王に見られて、兵たちは萎縮しました。
「私が見えるか?私はこの国の王であるお前たちは誰の軍だ私の軍である。皆、直ちに下がれ。」
そこに、永平君が兵と共に現れました。
睨み合いとなりました。
捜査を命じてはいないと、哲宗が言いました。自分がまず捜査する・・・と。また罪なき者が罰せられぬように・・・と。
「王妃様こそ罪なきお方です。王妃様の不幸は王様にも連鎖すると申しましたが、脅しではないと言ったことを撤回します。」
と、ビョンインが言うと、哲宗は静かに言いました。
「この女人はそなたの従妹ではない。その安危は勿論幸不幸の責を負うのは、義禁府判書のそなたではなく私なのだ。」
ビョンインは悔しさで泣きそうな表情です。必死さが伝わって来ます。自分の方がずっとずっと深く長くソヨンを想って来たのに・・・ですよね。
結局、ソヨンは実家に戻されました。それが安全だと哲宗は考えたのでしょう。
哲宗の隠して来た姿が明らかになってしまいました。
すぐに永平君とホン別監は哲宗と相談しました。
ソヨンがビョンインに話したのでは?とホン別監。
しかし、哲宗がソヨンを殺そうとしたことは知らない様子でしたから、ソヨンが打ち明けたとは哲宗には思えません。
元々、仕官初日から哲宗に対して攻撃的だったことは間違いありません。何かを知っているに違いないと思えました。
ソヨンの意識が戻りました。ボンファンの魂が戻って来たのです。
ソヨンは実家で気儘にのびのびと過ごしました。宮中ではいろんな決まりや縛りがありますからね。
ソヨンの苦労を案じて、ソヨン父は出来得る限りの事をさせてあげようとしています。力のない父親を持ったせいで、娘が苦労していると思えましたからね。
ソヨンは実家に戻ると、ソヨン本人の記憶が少しずつ戻り始めました。
幼い頃、父を喜ばせるために勉強に励んだ事。自分を生んだがために死んだ母のことを思うと、誕生日は嬉しくなかった事・・・等々。
自分の知らない記憶がどんどん頭に浮かんでくるのです。
哲宗は、キム氏一族の権力をかさに着て行って来た悪事の数々を調べ上げていました。
それを思うと、鍛錬にも力が入りました。
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