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しばらく辛い展開になりそうです。じんわり泣けて来ます。
ドンジュとノクドゥ、どちらも苦しんでいる理由を話しませんでした。
何かあったのか?とノクドゥに聞かれたドンジュは、ただ疲れただけだと言いました。
ノクドゥは、俺も同じだ・・・と仕事のせいにしました。
ノクドゥが仇の息子だと聞いても、ドンジュは想いをすぐに捨てることは出来ませんでした。
海に行くのは次にしよう・・・と優しくノクドゥの頭を抱き寄せました。
ユルムは功臣録を盗んだのはノクドゥだと確信していました。おそらくムウォル団が手を貸したんだろうと。
ノクドゥが地下牢に行って、光海君に何も話さず出て来たと言う事も知っていました。
ユルムは自分と手を組めとノクドゥに言いました。
そうすれば、ユルムは企てが露見しないで済むし、ノクドゥは身近な者を守ることができるし父親に復讐できる・・・と。
でも、この時点では、まだそんな気にはなれないノクドゥでした。
ノクドゥは光海君に呼ばれ、矢場に行きました。
人払いをした光海君がノクドゥに話があったのかと問いました。地下牢に来たと家臣から報告を受けていたのです。
ノクドゥは、チョン・ユンジョについての報告があったと誤魔化しました。
そして、話を聞いたのかと問われ、認めました。淡々と・・・。
聞き流しました・・・とノクドゥ。
「私の心に残ったのは、王様の秘め事ではなく、王様の寂しさです。」
険しい顔になったいた光海君、その言葉を聞いてほっとし、嬉しそうな表情になりました。ノクドゥを信頼できると改めて感じたようです。
昔、チョン・ユンジョもそうだった・・・と。偽善だったが・・・と言いました。
射てみるかと弓を渡されたノクドゥ、思わず矢を光海君の背に向けました。
「そなたを兼司僕に任ずる。」
と、光海君が言いました。兼司僕とは、王の傍近くに仕え、警護する役目だそうです。
一番信頼している者だと言えましょうね。
変わらぬ忠誠心で余を守り続けられるか?と光海君。
ノクドゥは矢を的に放ち、矢は的の中心に命中しました。
「有難きお言葉です。謹んで承ります。」
涙をこぼしながら、それを見られないよう、深く頭を下げました。
光海君は満足そうでした。
辛いよね・・・ノクドゥ。
後日、ドンジュはノクドゥが王近くに仕える兼司僕になったと知り、運命の皮肉を感じたでしょうね。
長い間、復讐だけを考えて生きて来たドンジュ。
ノクドゥへの想いを貫きたいという気持ちが強いのでしょうが、生きる目的としてきた復讐をここで止めて良いのか、それでは死んだ者たちに申し訳ないと思う気持ちもあって・・・。
悩んでいます。
ノクドゥは町に貼り紙をして、20年前の一件を世に知らしめました。
王は我が子を殺そうとしたという内容です。しかし、その子は生きていると。
そうやって光海君を地下牢に近づけなくさせ、その間にチョン・ユンジョを救い出そうと考えたのです。
噂はあっという間に世間に広まりました。
取り締まれと光海君が激怒するのを、ノクドゥは押さえました。
噂などすぐ消えるから、静観しておくべきだと。地下牢にも近づかない様にした方が良いと。自分が見張るからと。
ノクドゥはチョン・ユンジョに会いに行きました。
何故俺を生かした?とノクドゥは聞きました。
そのせいで、こんな苦労をしているのに・・・と。
「人として当然のことをしたまでだ。再びあの時に戻っても、お前を助ける。」
ノクドゥは、必ず助けるからと、頭を下げました。
鬱々とするノクドゥは、ドンジュの顔を見に行きました。
気分を察したドンジュは、出かけようと誘いました。海は遠すぎるから、川に。
少しだけ悩みを忘れることが出来ました。
寡婦村に女装してきたノクドゥをからかったドンジュ。
自分が何者か知りたかったから、行った・・・とノクドゥ。
そして、今は全てわかったと。
「だから、全てを正す。父さんを守りたいから。」
ドンジュはこの“父さん”と言うのを、光海君の事だと思ったようです。つないでいた手をそっと離しましたから。
おそらく、それはチョン・ユンジョと光海君、2人を指しているんじゃないかと、あたしゃ思いましたけどね。
当時、朝鮮は日本の朝鮮出兵を終えた直後で、その戦争において明の援軍を求めていたことで明との関係はややこしくなっていたようです。
明が後金との戦に援軍を要請してきたのです。
大臣たちは、先の恩があるから、援軍を送るべきだと主張。
でも、光海君はまだ疲弊している民を他国の戦いに送るのは無理だと言いました。
主張は対立しました。
一人の大臣が、光海君を激しく非難。噂を口走ったもんだから、光海君は一気に感情的になり、控えていたノクドゥの剣を抜き、その大臣をその場で斬ってしまったのです。
ノクドゥはそれを全て目撃。
失望する気持ちは増す一方でした。
一方、尚宮の使いに出ていたドンジュは、あの使用人夫婦に出会いました。
夫婦は王がまだあの一件について自分たちを取り調べたことで、不安に感じていました。
ドンジュが王宮で働いているのを知って、それはいっそう募りました。
だから、誰も知らない遠くに逃げろと、忠告したのです。
先日は、覚えていないと言っていたけど、本当はドンジュの両親のお墓を、ちゃんと覚えていました。人目につかない場所に葬っていたのです。
両親の墓を目の前にしたドンジュは、やはり復讐を止めるわけにはいかないと感じたようです。
王宮に戻ったドンジュが見たのは、光海君が斬り殺した大臣の遺体に縋る息子の姿。
抗議する息子を、光海君から遠ざけ、光海君を支えていたのは、ノクドゥでした。
愕然としました。
ノクドゥとは生きる道が違うと感じたかもしれません。
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