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ジホの最初の妻ジウンは、全てがジホのせいだと言って家を出て行きました。
ジホもそうだと思ったようです。自分の責任だと。
ジホ・・・なんと、裁判官でした。
毎日のように離婚で揉めて法廷まで持ち込むケースを見て来ました。
誰もが相手の責任だと主張し、自分の過ちを認める人でさえ、相手を責めたてました。
そんな修羅場を見るたびに、ジホは元妻ジウンのことを心の中で消しました。
ある日、ジホは同じような離婚調停でサンウンに会いました。
サンウンは、自分が悪いと、自分に責任があると言い、相手の事は一切責めませんでした。
初めてでした、そう言う人は。
そして、その残像が残るうちに、また、サンウンが法廷に現れたのです。
同じでした。
全ての責任は自分にあると殊勝に言い、相手を責める事は全くありません。
結局、2年間に6回も離婚をしたのです、ジホの前で。
今回の自分との離婚は、サンウンにとって初めて非の無い離婚になるだろうと、ジホは思いました。
その時、部屋の外で物音が聞こえたのです。
サンウンとへジンが何やら揉めているように見え、咄嗟に口を突いて出たのが、
「サンウン。腹が減った。」
と言ういかにも夫婦と言うセリフだったのです。
へジンは、単刀直入に聞きました。
職業は何だ?先日、死んだ女と刃物を持ってるのを見た・・・と。
「連続殺人鬼なんだろ?」
ムッとしたジホが説明しようとしたのですが、何せ遠まわりな説明だったので、サンウンとへジンはすぐには分かりません。
仕方なく、ジホは言いました。
「ソウル家庭裁判所、単独部裁判官です。」
へジンが見た写真等は、裁判でジホが疑問に感じた点を明らかにしようとした行動だったってわけです。
ぐうの音が出なくなったヘジンは、次にサンウンの行動の説明も求めました。
要するに、夜遅く姿を消し、2日後に現れると言う生活スタイルについてです。
でも、ジホは、自分たちの事をへジンに説明する理由は無いと突っぱねました。
サンウン、肩を抱かれて部屋に入る時、なんだかうっとりした表情に見えました。
ほっとしたと言うか、嬉しそうというか・・・。
最後の食事ですね・・・とサンウンが言いました。
そして、“サンウン、腹が減った・・・”と言った理由を聞きました。
思わずむせ込んだジホ。
へジンに付きまとわれていると思ったとか、あれこれ理由を並べ立てました。サンウンは嬉しそうでした。
海外に行ったら、何をする予定かとジホが聞きました。
「恋愛です。結婚は何度もしましたが、恋愛は未経験なんです。」
と、サンウン。あなたは?と、聞き返しました。
恋愛とは無縁なので・・・とジホ。
2人は初めていろんな話をしました。普通の友人のように。
ジホの表情がとても柔らかく、笑顔も見せました。サンウンもいつもより自然に笑いました。
「努力はしているのですが、誰かと親しくなるのが苦手なんです。必要無いと思ってたので。ですが、良いことですね。人を笑顔にするのは。」
初めての打ち解けた会話に、契約の時間の過ぎるのが、いつも以上に早く感じる2人でした。
「これまで、ありがとうございました。」
と言って、サンウンはジホの家を後にしました。
裁判所は、ジホの社会性に問題があると感じているようです。
部下たちに対する態度も常に冷たく、そっけなく、人間性を感じさせない取っつきにくさを醸し出しているからでしょうね。
ジホがスピーチ教室に通っているのも、上司の紹介によるものみたいですね。
あまり効果が出て無さそうなので、上司は、ジホにクラシックコンサートのVIPチケットを渡しました。新しく配属された部下との親交を深めるのに使えと言う指示です。
サンウンがグァンナムとショッピング中に、以前の顧客の男性とバッタリ会いました。
サンウンは、グァンナムを恋人だと紹介。
男性に未練を一切持たせないようなキッパリとした拒絶を示したのです。
そうすることが、相手にも自分にも最善だと考えたのです。
でも、何だか、男性の視線が怖いわ・・・。
最近、サンウンはストーカーされてる感じですしね。
へジンはカンジングループの息子です。世間には隠していますが。
カンジングループの狭い檻の中から逃れるため、芸能人になり、一人暮らしをしているのです。
たまに兄のソンジンに会うくらいです。
でも、へジン母は、息子に家に戻ってほしいと熱望しています。
へジンのためと言うより、自分とへジンがカンジングループの傘の下で安泰に暮らしていくためでしょうね。
サンウンは、海外に行く準備を本格的に始めました。
“仕事”で使った“結婚指輪”は、ジホとのモノだけを残して処分しました。
何故か、ジホとの指輪は捨てられません。
その時思いだしました。ジホとの離婚届けを出していなかったことを。
慣れた手つきで、サンウンは“協議離婚意思確認書”に記入しました。
それを持ってジホのマンションに向かうと。
突然サンウンの目の前にフルフェイスのヘルメット姿の人物が立ちはだかりました。
手には刃物らしきものを持っています。
そして、サンウンを人けのないところまで歩かせ、襲い掛かって来たのです。
必死に抵抗するサンウン。
危機一髪というところで、へジンが暴漢に飛び掛かりました。
少々の怪我を負ったものの、サンウン、助かりました。
へジンの言葉に甘えて、サンウンは、へジンの部屋に行きました。
そして、服を借り、傷の手当をしました。
サンウンは、ジホの家政婦だと言いました。
へジンは納得したようには見えません。
結局、サンウンは、へジンの言う“ジェイミー”だと認めました。
帰宅したジホは、マンションの警備員から、サンウンがびしょ濡れで怪我をした状態でヘジンと一緒に部屋に向かったと聞かされました。
ジホは気になって仕方がありません。
“協議離婚意思確認書”を書くことで、気もちを落ち着かせようとしました。
そして、それをサンウンに渡すために、へジンの部屋に行こうとしたのですが、これはやり過ぎだと思い、断念。
部屋に戻ろうとしたとき、へジンのところから出て来たサンウンとバッタリ会ったのです。
部屋に入ったら、情が残るからと、サンウンはジホと外に出ました。
そして一緒に食事をとることにしました。
ジホの料理は辛さを控えめに・・・と注文するサンウン。
そして、運ばれて来た料理を見て、同じ物を胡椒抜きでと言い、運ばれたモノは自分が・・・と言うジホ。
5年間の習慣は、2人の間にしっかりと根付いていました。
ジホも、サンウンも、心が温かくなったようです。
サンウンは、ジホに、ヘルメットの人物に襲われた話をしました。事件の専門家としての意見を聞きたかったのです。
サンウン自身、最近見られてる感じがしていましたし。
あなたは標的になりやすいとジホは言いました。
「男性の自己嫌悪があってこそ、あなたの事業は成立します。凶悪犯罪の引き金になりやすく、劣等感が強い人は、やられて当たり前と主張します。でも、海外に行くのなら、そう心配しなくても・・・。」
サンウンは、気分を害しました。
自分は、そう言う風に仕事を考えたことが無かったからです。でも、ジホの言う事、当たってると私は思いますけどね。
食事の途中で、サンウンは席を立って出て行きました。
ジホは、サンウンの怒りの理由が分かりません。
サンウンは、店の外で、ジホから書類を受け取り、自分の封筒を渡しました。
そして、自分が提出しておくと言いました。
ところが、ジホから受け取った封筒の中に入っていたのは、クラシックコンサートのチケット。
慌てて、ジホに連絡すると、ジホは職場だから、サンウンの書類は自分が処理すると言いました。ちょっと拗ねてる感じに聞こえましたけどね。
でもね、ジホは職場にいたのではなかったのです。
サンウンが襲われたと言う一件を調べていたのです。そして、ヘルメット姿の怪しい人物の姿を監視カメラの映像で発見していました。
へジンは、サンウンの事を調べさせました。
そして、契約結婚の事を知ったのです。
サンウンにその事実を突きつけると、サンウンはあっさり認めました。
そんな時、へジンの家に突然ジホがやって来ました。
調査した結果、サンウンを襲ったのはへジンに関係している人物だと断定したようです。
「カン・へジンさんは、誰だか知っているのでは?」
ユ・ミホはカンジングループ代表ソンジンの提案を飲み、海外の企業人と会いました。
不動産に関する大きな事業を計画しているようですね、カンジングループは。
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