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チョ・テソプが、キム・ゴニョン会長に会いに来ました。
ストレスを掛ける事が命に関わると言われているキム会長。
ヨンジュンが会長の座を狙って会いに来たとチョ・テソプに聞かされ、ショックを受けはしましたが、気丈な態度を示しました。
会社の将来は、自分が決めると。
チョ・テソプは、弱っているキム会長に引退を勧めました。
挙げ句、秘密にしていたキム会長の入院をマスコミにばらしましたよ。既に危篤だと大げさに。
そのせいで、チョンハグループの株価は下落。
キム会長を退けるためには、どんな手も使うと示したのです。
しかし、キム会長も言いました。自分も同じようにナイフを持っていると。
キム・ギュリたちが追っていたガンジン父の不正事件の証人になる筈だったチョ・ユナが自殺体で発見されました。
用無しと判断され、あっけなく始末されてしまったのです。
手を下したのは、前世でヒウを殺したあの謎の男でした。
キム検事長がガンジンやヒウたち部下全員を集めました。
キム・ゴニョン会長危篤のニュースを受け、チョンハグループの後継者問題で混乱すると察し、検察が巻き込まれる事の無いようにと関係を断てと命じました。
「君たちは罪だけを見るんだ。」
正義を貫く検事となれと言う、なんともご立派な訓示をしましたよ。
そして、特別捜査チームを立ち上げ、ガンジンをトップに据えたのです。
これも、チョ・テソプの指示だと、キム・ゴニョン会長は思い、ヒアに何らかの指示を出しました。
そんな時、ガンジンがまずしたのは、ソンジュンを横領の疑いで連行することでした。
キム・ゴニョン会長が動きました。
チョ・テソプに会いに行きました。
キム・ゴニョン会長が言う“ナイフ”とは、録音データでした。
昔、まだチョ・テソプが検事だった時、チョンハグループの不正をネタに、キム・ゴニョン会長を脅した事がありました。その時の会話が録音されているテープです。
チョ・テソプは政界に打って出ようとしていて、不正を見逃す代わりにその協力を求めたのです。
その時は、まだキム・ゴニョン会長の方が格段に権力は大きかった頃でした。
「ソンジュンを返してください。子供たちへの連絡も遠慮してください。」
キム・ゴニョン会長の最後の要求であり脅迫でした。
チョ・テソプは、少しだけ迷いました。
そして、キム・ゴニョン会長の排除を命じたのです。
補佐官のキム・ジヌと共に出て行ったのは、前世でヒウを殺したあの男でした。
もしかしたら、その謎の男、ハン・ジヒョンの兄
兄妹でチョ・テソプに仕えているの
ソンジュンが釈放されました。
キム・ゴニョン会長は、秘書に自分の持ち株を全てヒアに譲渡するよう命じました。
そして、翌日、ヨンジュンとソンジュンに話をすると言いました。
ところが、その夜、キム・ゴニョン会長は死にました。正確に言うと、殺されたのです。
主治医まで巻き込んでの事です。
病死と処理されてしまいました。
お葬式に行ったヒウは、ヒアに言いました、済まない・・・と。
何故?とヒア。
前世では、もう少し後で亡くなったのです、キム・ゴニョン会長は。
自分が二度目の人生で前世とは違う行動をしているがため、少しずつ出来事が変わっていました。
謝ったのはその意味だと思いますが、ヒアには謝られる理由が分かりませんでした。
ヒウは説明はせず、協力するとだけ言いました。チョンハグループの今後をヒア一人で背負うのは大変だから・・・と。
ヒアは流石です。
こんな時でも、ヒウの言葉に疑念を抱きました。ボディガードのジンヒョクにヒウについて詳細に調べるよう指示を出しました。
ヒウは、前世よりかなり早くキム・ゴニョン会長が亡くなったことにも、チョ・テソプが関わっているように思えました。
だとしたら、これを機にキム検事長を失脚させる計画を一気に進めようと決心しました。
キム・ゴニョン会長の死で特別捜査チームは解散となりました。
勿論それもチョ・テソプの指示です。
しかし、そのせいで、士気が高まっていた検事たちはキム検事長に対して不満を抱きました。
キム検事長にも部下たちの不満の声は十分届くはずです。焦りが出るのは容易に想像ができました。
攻めるネタは、キム検事長の家族にありました。妻が代表、息子が常務を務めている建設会社で疑わしい事実が見つかっていました。
ヒウの予想通りの展開になりました。
部下たちの不満の声に焦りを感じたキム検事長は、ガンジンとヒウを呼びました。
ガンジンにも、せっかく上に立ったのに・・・と言う不満があります。
ヒウが言いました。視線を逸らせてみては?と。
そして、ある銀行の横領と不正融資に関する事件があると言いました。
しかし、銀行名を聞いた途端、キム検事長は捜査の中止を命じました。
実は、ヒウ、中止を命じられるのを承知で提案したのです。
ヒウについての調査資料を見て、ヒアは驚きました。
莫大な資産を有していたからです。それを管理しているのが、サンマンと言うこれまた普通の人間ということも驚きでした。
キム・ゴニョン会長の死後、サンマンを通じて資産を現金化している事も謎でした。
直接ヒウに謎をぶつけました。
調べて分かった?僕は信用できそうか?と、ヒウ。
「分からない。友達なのか、敵なのか。」
と、ヒア。
チョ・テソプを倒すためにコツコツ貯めたお金だとヒウは説明しました。
ヒアは呆れました。
いくら多額でも、チョンハグループにとってははした金だし、チョ・テソプにとってヒウは単なる一介の検事でしか無いと言いました。
「それでも協力させてくれ。」
と、ヒウは言いました。
チョ・テソプはあらゆる手を使ってチョンハグループを攻撃してくるに違いないとヒウは言いました。
結局、全て奪われると。
ヒウは対抗策の一つをヒアに告げました。
チョ・テソプの資金管理役である銀行の頭取パク代表を倒して、パク代表が持つチョンハの株を手に入れると。
そして条件を一つ挙げました。
「君が代表になったら、政界とは手を切れ。じゃないと、僕が君を捕まえる。」
キム検事長も、ただ黙って部下たちの不満を聞いているわけではありませんでした。
彼自身、元々は検察としての高いプライドを持っている人物ですから、この機に財閥の不正を摘発したいと思っているのです。
チョ・テソプに、再度チョンハグループの捜査再開を要望してみました。
しかし、チョ・テソプは時機を待てと言うだけ。
それだけじゃなく、キム検事長が検事総長を狙う上でのライバル東部地検のユン検事長と自分を天秤にかけているように見えました。
苛立ったキム検事長は、ヒウに先日中止を命じた銀行の捜査開始を命じました。
チョ・テソプに繋がる銀行の捜査です。裏切りと見られても仕方がない事です。
極秘捜査だと言いました。
検事総長の席と引き換えにこの切り札を使おうと言う魂胆が見えます。
ヒウは、この件を利用して、チョ・テソプとキム検事長の仲を裂こうと考えました。
だから、チョ・テソプにキム検事長の行動をチクりに行きました。
「キム検事長を失脚させます。」
いきなりやってきてそう言うヒウを、流石のチョ・テソプも驚きの目で見つめました。