今日、ケアマネさんと一緒に、かかりつけの病院に相談に行きました。
もち、私じゃなく、義父母について。特に、義母について。
先日のショートステイの時、事業所さんの担当の方から電話がありました。
義母が荒れて、手がつけられない・・・と。
「自傷行為をするんです。」
一瞬
「え」
と、言葉に詰まりました。
「自分の頭を壁にゴンゴンぶつけたり、叩いたり、挙句の果てに椅子の背もたれにぶつけたりするんです。」
「あ~・・・」
”自傷行為”と言うので、何かもっとひどい事を想像しちゃって言葉に詰まったんですが、実は、そんな行為は全く珍しくないんですよ。田舎の家に居た時だってやってたし、こちらに来ても、勿論時々やってます。
最初見た時は、そりゃぁ焦りました。
でも、今は、傍観する事にしてます。義母の場合、止めようとすると、もっとエキサイトするし、聞く耳を持たないんだから、言うこちらが精神的に参ってしまいます。
どーせ、死ぬほど殴りつけるなんてしないし、血が出た事も無いし、勿論、痣とかを作った事も無い。痛いのは痛いんでしょうが、自分で手加減してるのは見え見え。
そう割り切る事にしたんです。
冷たいと思うかもしれませんが、義母の場合は、鬱もあるけど、その根底には我儘があるから。鬱の症状・・・って言うより、子供がやりたくない事を我儘言ってやらずに済ませようとしてる、あの言動にしか見えません。
人の言う事が聞こえているのに、目も耳も本当にふさいで、拒絶するんですから。
そんな我儘には、付き合わない事にしました。無視です。
そのショートの時は、止めようと近づいた義父に殴りかかり、義父は唇を切り、流血事態になったとか。
「専門医の診察を受けることをお勧めします。」
…と言う事なのです。
ヘルパーさんは、本当はこう言いたかったんでしょうね。
「こんな事が続くと、他の方の事を考えても、お世話が出来かねます。」
それだけは勘弁
で、そこんところを充分把握してくれているケアマネさんが、主治医の先生に一緒に相談に行ってくれると仰ってくれまして。
私一人では、上手く話せるか不安だったんです。有難かったです。
私や主人には遠慮して話してなかったと言うデイサービスでの義父母の様子もじっくりと聞きまして。考えていたよりずっと症状が酷く家以外でも出てる事がわかりました。
かない長い時間をかけて、あれこれ先生と話し、ケアマネさんが質問し、結局、市内にある専門医に紹介状を書いてくださる事になりました。
先生も、
「ウチに来た時から、この二人を奥さん一人で看てるのか・・・って看護婦たちも気の毒がってたんですよ。これから先、施設ってことも視野に入れておかなくてはいけないと思います。」
と、心強い事を仰ってくれました。
実際、施設って事に関しては、アルフィー&義姉たちと、私とは正反対の考え。
介護するところを変えても、その中に施設って言葉は入ってないんです。
区切りをつける意味が違うんです。私は勿論、施設に入れる…って事。
アルフィーは、田舎の義姉達の手を借りるって事。
これはもう、平行線。
「私が倒れた時が区切りをつける時と考えているのか」
そう言い放った時もあります。
親を捨てることだと考えているんです。
どーしてそういう考えになるのか、私には理解不能です。
私たち夫婦がばらばらになっても、そして、子供たちを含むこの最小単位の家族が壊れても、それでも親の介護をしなきゃいけないのか。
どうして、楽な介護を選んじゃいけないのか。
苦労する事が介護だと、それはしょうが無いことだと、どーして思うんでしょう。
苦労の度合いで、親への愛情の深さを測ってる、そんな気がします。
何も分からなくなってる、一瞬一瞬意見が違う、親の意思に100%従うなんて、それは変だと思わないのか。
これから先、本当に不透明です。
私は、自分の考えを変えるつもりはないし、それは、我儘じゃないと思っています。
今のケアマネさんと接して、それを感じるようになりました。
被介護者の健康を考えなきゃいけないのは勿論ですが、それにとらわれ過ぎて、介護者の事がおざなりになってる場合がありました。
主介護者である私の事、主人を含めた家族の事も考えてくれて、事業所さんに対処してくださっているのが、今回、本当によくわかりました。
涙が出るくらい、有難かったです。
今回がチャンスという気持ちがあるんですがご主人がケアマネさんと病院の先生とのお話を一緒に聞かれ、現在もたれてる施設と介護に対する先入観を取り払うことができれば。
ご主人の親思いの優しさはよくわかるけれども・・・