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ソンギョルの言葉を何度も思い出していたオソル。その意味をどう考えれば良いのかと。
一方、オソル父もソンギョルの言葉を思い出していました。
掃除をする仕事を、決して引け目に考えるのではなく、人生に小さな希望を与えるものだという言葉が心に響いていました。
でも、娘には世間の女性と同じように、手を汚さない仕事に就いてほしいと思うのも親とすると当たり前です。
オソルも、最初は単なる腰掛程度の仕事だと思っていました。いつまでも続ける仕事じゃないと。父から反対されるのも分かっていましたから。
でも、今、その仕事が楽しいのです。
確かに大変な仕事です。楽じゃありません。陸上を辞めた後、自分の居場所が無いと感じていたオソルですが、今はここが居場所だと思えると父に言いました。
「だけど、父さんが辞めろと言うなら、辞める。今まで私を尊重してくれた。だから言うとおりにする。」
オソルはそう父に言いました。
翌朝、オソルは父に起こされました。遅刻するぞと。
父は仕事を続けることを許してくれたのです。
不安が消えたわけじゃありません。でも、オソルの気持ちを知り、ソンギョルの真面目さ、責任感の強さを知り、やれるところまでやらせてあげようと思ったのです。
オソルは父が許してくれたと、ハインに報告しました。
そして、ハインに自分の気持ちを正直に告げました。
好きな人がいると。それはソンギョルだと。
「何故この仕事を続けたいのか、考えてみたら、どうもそれは社長が好きだからだと気付いた。好きな人の傍にいたくて。」
ハイン・・・あっさりと気持ちを整理しようとしました。
今日からは、友達だ・・・と言いました。
オソルの復帰を、仲間は大喜びで迎えてくれました。
勿論、ソンギョルも歓迎です。でも、必死に笑顔を押さえていました。
こうなると、一気に想いがあふれ出てくる感じ。
歓迎会を開いてるオソルたちの様子を密かに覗いて、ジェミンがオソルにべたべたとするのを見ると、猛然と嫉妬心が沸き起こり、不自然なくらいに割って入りましたよ。
やっぱり変人だとジェミンとヨンシクは思ったようですが、ドンヒョンはソンギョルの想いをお見通しです。
オソルはソンギョルに手作りのチョコレートを渡しました。
今回の復帰に、尽力してくれたことへのお礼です。
実は、ソンギョルはチョコレートが大の苦手。
でも、一番好きなものがチョコレートだ・・・なんて嘘をついて、受け取りました。
実際、口に入れるのに、かなりの勇気を必要としました。
形の不格好なチョコレートを見て、思わず吹き出してしまいました。
一粒そっと口に入れたソンギョル。
「おいしい。」
小さく呟きました。なんだか、泣き出すんじゃないかと思える表情でした。
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