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なぜ、気が変わったの?と、ヨンソが聞きました。
「本当は、ずっとしたかった。」
と、ダン。
君しかいない。天使の時も、今も君しかいない。君のため生きたいし、死ぬほど人間になりたいのも、君のためだ・・・と。
バカみたいに迷ってしまうし、君を泣かせるような僕でいいなら、結婚してほしい・・・。
あれ?ダンはヨンソに本当の人間になれていないことを打ち明けたっけ?
ダンは、報告書の用紙を祭壇に投げ捨てました。
「運命だと思いました。」
と、ダンが言いました。
「ヨンソに再会させて思い出させて愛させたことを。全て神の意志だと。僕が消えてなくなることが怖くありません。僕が一番恐れているのは僕のせいでヨンソが苦しむ事です。それなのに、間違ってます。ヨンソが死ぬ運命?とんでもない。僕は受け入れられません。実現する予言だとしても、変えてみせます。僕の意のままに。」
言い忘れた事がある・・・とダンがヨンソに言いました。
「人間になれなかった。無理みたい。」
ここで打ち明けたのか~っ
君と幸せになるのを、許してくれない・・・と。
「だから、何?」
と、ヨンソ。
あなたが何であろうと私は平気・・・とヨンソ。
「君の前で消えてしまうかもしれない。怖くない?」
と、ダンが聞きました。
「その時、私があなたの隣にいられないようで不安なの。あなたがまた一人で寂しく最期を迎えるようで。」
ヨンソは、それだけを恐れていました。ソンウのように一人で逝かせるなどと言う事をさせたくないのです。
「絶対に一人にはさせない。だから、一緒にいようr。」
泣くのは今日まで。明日からは1日が永遠に続くかのように笑顔で過ごそう・・・そう、ヨンソは思いました。
ヨンソとダンはチョン執事に結婚の意思を伝えました。
勿論、チョン執事に異論はありません。
1週間後、家の庭で式を挙げることになりました。
結婚を阻止しようとしてるのは、フです。ダンを救いたいのです。
あれこれ邪魔しようとしますが、ま、笑えるのでスルーします。
でもね、フがヨンソの方を説得するのが早いと言いだした時、ダンは激怒しました。
掴みかかろうとしたのですが、フが指を鳴らすと、ダンの身体は突き飛ばされてしまって、太刀打ち出来ません。
だけど、フの優しいところは、ずっと指を鳴らし続けないところです。
フに馬乗りになったダン。
ヨンソはもうじき死ぬのに、何故諦めないと、フ。
「終わりがあるから毎日が輝いて見える。だから永遠を誓いたくなる。」
フも泣いていました。
その現場を見つけたヨンソ。
ここからが、ヨンソの人を人とも思わない・・・いえ、天使を天使とも思わない所業の連続でして
ダンを殴ったらただじゃおかないわよ・・・とすごんだかと思えば。
司会者はどう?と結婚式の手伝いを頼む始末。
「正直言って気にくわない。神は私たちに何をしてくれた?でも、あなたはダンにとって唯一の家族よ。お願いします。」
ヨンソ、流石です。
ビビらせておいて、最後は泣かせるんですもん。
でもね、フは済まなそうに言いました。
「結婚式は挙げられない。誰にも祝ってもらえない。私はもう手を引く。分からずやのこいつをよろしく頼む。」
フにはこれが精一杯だったと思います。家族としてダンを頼んだのですから。
ルナの前にダンが現れました。
「もうやめろ。最後の警告だ。」
ダンが冷たく言いました。
私が何かした?・・・とルナは相変わらず罪の意識等まったくありません。
「根性が腐ってるな。どんな計画でも失敗する。交通事故でも突き落されても僕が助け出す。だから、この辺で止めておけ。」
「善と悪とはきっちり分けられてないけど、勝ち負けはあるわ。あなたが負ける理由が分かる?私なら、この場ですぐに殺してた。善人はとろいのよ。だから負けるの。」
と、ルナは一切改めません。
「あなたも人間だ。自分の過ちを後悔して許しを請うから分かると思ってた。ここで手を引かず又何かしたら、その時は僕があなたを殺すかもしれない。」
ダンが言いました。
ファンタジアの公演のキャンセルが続発しました。
ヨンソを記者会見を開き、方針を述べました。
事件が解決したら取材に応じる。キャンセルが続いたら、特別に招待するバレエを見たことが無い人に美しい踊りを見せます・・・と。
ヨンソはガンウに結婚式の招待状を差し出しました。
「あなたは正気じゃない。キム・ダンは消滅するんですよ?あなたを守りたくて傷つくのを承知で話した。ロミオとジュリエットみたいだ。でも、たった5日間の恋だ。一瞬の出来事に多くを懸けないでください。」
5日間か・・・とヨンソ。
「その思い出だけで一生暮らせる。あなたも良く分かるでしょ?」
と、言いました。そして、最後にもう一度だけ聞きます・・・と、続けました。
「ダンが人間に成れる方法は、本当に無いんですか?私の命とかえられるなら・・・。」
その時、ガンウが言葉を遮りました。
「ダメだそれでソルヒが死んだんです。何も懸けず、何であろうと捨てないで。あなたがいない世界で人間になるのは、キム・ダンにとって罰でしかない。」
この瞬間、ヨンソには分かりました。ガンウのこれまでの生き方の理由、意味が。
「ソルヒさんでしたよね。あの世で悲しんでいると思います。命がけで助けた人が罰だと思って生きているんですもの。」
私たちは違う、必ず幸せになります・・・とヨンソ。
ヨンソにはダンの言動の意味が分かりました。
人間になる方法は無いと言ったダン。ジゼルが死んで恋人を助けるなんて、間違ってると言った理由。
ヨンソは、フを訪ねました。
「私が命でも差し出せばダンは助かる?もしそうなら、神に感謝するわ。」
フは首を振りました。
「人間は簡単に命を懸けない。」
何故私の事が分かるの・・・と、ヨンソ。
「あの日も生きたいと言ってた。」
フのその言葉に、ヨンソは愕然としました。事故の時を思い出しました。
「助けを求める人間を救うのは罪だ。罪を犯した天使が消滅するのは当然のことだ。」
自分を救ったから、ダンは消滅する・・・とヨンソはショックでした。
「いいえ。私がダンを助けてみせる見てて。」
ヨンソがきっぱりと言いました。涙をためて。
ヨンジャと夫は一旦釈放されました。
家に戻った両親を前に、ニナは家には戻らないと言いました。
止めるルナにも、決別の意思を伝えました。
ルナ、ニナに見捨てられたようで、もう歯止めがかからなくなってしまいそうです。
ルナはまたもヨンソを殺そうと企んでいます。
でも、ダンとガンウが実行役に手を打ちました。
ただ、ガンウは不安でした。ダンがルナを殺してしまいそうで。
ヨンソはニナに復帰を頼みました。
自分に万一の事が起ったとしても、公演を無事成功に導いてもらうためには、ニナの存在が不可欠でしたから。
自分の命を懸けようと思っていました。
結婚式が開かれました。
チョン執事は一生懸命に準備しました。
フも、ああは言ったものの、お祝いのケーキを届けに来ました。
祝福の祈りは出来ないが・・・と言い、行けるところまで行ってみろと言ってくれました。
チョン執事と愛犬クルムに見守られて、二人は式を挙げました。
“結婚誓約書”をお互いに読み上げました。
「1日が永遠のように2人が1つに成り幸せに愛します。」
と、ダン。
「お互い始まりであり最後でしょう。」
と、ヨンソ。
でもね、その誓約書が神によって燃やされてしまったのを、2人は知りませんでした。
ダンが黒いスーツを着て出かけました。初めてのスタイルです。真っ黒づくめなんて。
ヨンソの頬を撫で、ヨンソもダンの頬を撫で、言いました。
「行ってらっしゃい。」
「うん。行って来る。」
ダンの手が離れた時、ヨンソの指がもう一度ダンの手に触れたいと言う感じで動きました。
ヨンソは、ダンが家を出て行く姿を部屋の窓から見ました。
「ばいばい、ダン。」
く~っ泣けてしょうがない
ヨンソは教会に行きました。
「こんにちは、イ・ヨンソです。知ってるでしょ?私にした事を思えば知っておかなくちゃ。バレリーナの目と両親、アジョッシを奪ったわ。残った親戚には命を狙われてたぐらいよ。酷いでしょ。でも、恨んでると言いに来たわけじゃないわ。ダンを送ってくれたから。私は平気よ。でも、ダンはだめ。ソンウの死も許せない。彼が何をした?私に愛を見つける任務は成功したわ。大層な愛を望んでるの?私は、キム・ダンを愛してる。それなのに、消滅するなんて。良心があるなら、こんなことはできない。あってはならないでしょ。」
天使のハンカチを差し出したヨンソ。
「公平なのが好きなのよね?1つを奪って1つを与える。」
「持って行って。何であれ。喜んで捧げるわ。」
ヨンソが言いました。あの人を助けられるなら・・・と。
その頃、ダンはルナの所に行っていました。
ルナは別の人を待ってたようです。
「言ったよな。今度バカな真似をしたら僕が止めてやると。」
ダンはルナに真っ直ぐに近づいて行きました。
“もう気になりません。あなたの摂理も計画も。助けたい人のために誰かを殺さなければいけないとしたら喜んで罪を犯します”
と、ダンは神に告げていたのです。
“あの人を助けられるなら・・・”
と。
も~っねぇ、目が泣いて痛い~っ
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